MORTAL モータル

9.4/10
合計695件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   104分
言語   まだ情報はありません
劇場で   11月27日 2020
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MORTAL モータル プロット

「ジェーン・ドウの解剖」のアンドレ・ウーブレダル監督が、「きっと、星のせいじゃない。」のナット・ウルフを主演に迎え、恐ろしい力を手にした男の運命を描いたノルウェー産SFスリラー。ノルウェー西部の荒野。エリックは不可解な事故で少年を殺してしまい、逮捕される。真相を調査する心理学者クリスティーンはエリックに同情し、彼が悪人でないと信じる。アメリカ大使館はエリックの引き渡しを要求するが、エリックはクリスティーンとともに逃亡。ノルウェーとアメリカの両国から追われる身となったエリックは、やがて自分がノルウェー神話の「トール」の力を持っていることに気づく。「のむコレ2020」(20年10月9日~/東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)上映作品。

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MORTAL モータルコメント(1)

jnrusx
jnrusx
ネタバレ! クリックして本文を読む
Don't touch me!
If you touch me, you will burn.
映画「トロール・ハンター」では、北欧の人ならだれでも知っている伝説の妖精であり、時折、怪物にも変身したり、たたえられたりもするトロールを題材にモキュメンタリー風に描き、映画「ジェーン・ドウの解剖」ではほとんどの人が敬遠する様なモルグという死体安置所をテーマに細部に渡って徹底したフィールド・ワークで再現し、グロス・アウト・ホラー映画のジャンルに一石を投じて話題を呼んだアンドレ・ウーブレダル監督。 今回は、マーベル・コミックスでも登用されている北欧神の中の北欧神、トール:英語読み "ソー" に焦点を当てた映画を製作している。

Are they calling me Thor?
古いところでは、映画「The Medusa Touch(邦題:恐怖の魔力/メドゥーサ・タッチ)」や最近で言えば、「Chronicle(邦題:クロニクル)」であったり、つい最近公開されたばかりの「Brightburn(邦題:ブライトバーン 恐怖の拡散者)」 であったりと、その要素をクロスしながら、この作品に触れることを許される。

You know we'll never understand what happened in there?
Maybe we're not meant to understand everything. I'm thinking
"God has a plan with Eric".
映画「MORTAL・・・」には、心のよりどころのように響くアメリカが生んだ神話学者 "ジョーゼフ・キャンベル" の言葉と存在がある。
"Find a place inside where there’s joy, and the joy will burn out
the pain." 自分の中に喜びの宿る場所を見つけなさい、そうすればその喜びが痛みを焼き尽くしてくれます。
"You are the hero of your own story. All the gods, all the heavens,
all the hells, are within you."  神であれ、天であれ、地獄であれ、それら全てが、あなた自身の物語の中にあり、あなたがヒーローなんです
少し説教臭く・まっこう臭い? だってあなたが 映画「スターウォーズ」 のファンならジョーゼフ・キャンベルの著書「The Hero with a Thousand Faces」に「スターウォーズ」 の製作総指揮者であるジョージ・ルーカスが影響を受け、しかも著書についてキャンベルと話し合うほどの間柄だったという事... その後の映画"マトリックス"や"ロード・オブ・ザ・リング" へと繋がりを見せていく。

I'm not saying he's a bad person. I don't care what he is. We need to
find him quickly and get him under control.
アメリカを代表するイギリスゆかりの北米様式の建物、工業化の急速な変化に伴いアメリカの自然の主要なアイコンが喪失しかねない現実の中、この映画の舞台となっているノルウェーを代表するフィヨルドと淡いダルトーンとも思わせるモノトーンの世界観... ロケ地のオッタ地区の人を寄せ付けない自然が、この映画の根幹をなしているといってもよく、監督は、ノルウェーの西海岸、フィヨルドで3~4週間過ごした後、チェコで撮影をしている。 ただクリスティンとエリックが一緒にいる場面の明るいプロットを除き、"人を寄せ付けない自然" そのものを「キャラクターのために暗い場所で始めることを望んでいた」 と語っていた。しかし、そんな暗い景色の中に、作中、赤いフォルクスワーゲン・ニュービートルのカラフルな紅点が上空からの見下ろす地上絵がもつ美しいけれども寂しいところに華を添えている。それは、白でも黒でも他の色ではあがなえない。

The gas station, the houses and the roads...   everything just
disappears.One minute it's all there... and then the next it's just
all fields. And the sky just becomes a different color. Sometimes
I just get pulled into these.. these visions, and I see things. I can't
really explain it, I just see them...it happened since the farm. I can
walk around, I can touch things... I can feel things, I feel the wind,
the heat. It's freezing, it felt I was freezing. No,they're not place
I've been. Some of these places don't even seem possible... like
they're different worlds. And in the background the sky's filled...
with this enormous shape that looks like a...  I know it sounds
strange, but it looks like a tree. Like this enormous, beautiful tree ...
that fills the entire horizon. このセリフは映画最大の伏線?
この映画「MORTAL」には人知を超えたものが存在する。  幻想的な山々にかかるハルダンゲル橋。歴史的証拠とならないでも血族関係や土着の北欧神話の叙述を示すルーン石碑... etc.  映画の中盤のハルダンゲル橋.. その美しいシーケンスについて "あなたは一般的に、この映画や映画の中で場所の重要性を考えますか?" とのインタビュアーの問いに監督は...
「特にノルウェーの低予算では、マーベル映画に対抗することはできません。観客から『私たちは何が違うのか?』と尋ねられた時『私たちは何を見せることができるのか』と私は意図的に巨大な超高層ビル群の破壊の代わりに豊かな大地を舞台にした非常に深く伝説に関わる孤独な男の人の小さなジャーニーについて製作したかった。」.. と
また別のインタビューでは、「一般的に、実際の場所で撮影すると信憑性が得ると思います。私は、話題にのぼる大きなテーマにもかかわらず、しっかりした映画が好きです。スタジオ撮影とは対照的に、実際の環境で取り組むのも好きです。そして何よりもノルウェーには素晴らしい自然があり、映画のシーケンスの背景としてそれを常に維持できることは、映画が本当に持っている特徴的なティストとスケール感を味わうことができます。」

Life is without meaning.You bring the meaning to it.The meaning of life
is whatever you ascribe it to be. Being alive is the meaning.
anglophone:英語圏の人々では決して分からない、日本では微塵にも分からない北欧の愛される伝説がノルウェー政府からの資金援助を受け、限られた予算の中、エリックを演じたナット・ウルフ以外は、全てノルウェー人のスタッフだけで製作されている映画として、監督の個性と呼べるあまり詳しくは語られない、話の起源や内容に加え、多少、冗長な話しの流れについていけない部分も散見するのは確かな事... そして何よりも、イヤな言い方かもしれないが、尻切れトンボのようなラスト... でも"蓼食う虫も好き好き" の言葉通り、個人としてこれがいい! 自然と映像の一体化のような映画と言えて、映画の全体を占める雰囲気にのめり込んでしまいそうになっている... 少し、過大評価かな?   失礼