ダウン・バイ・ロー プロット

デビュー作以来の常連ジョン・ルーリーに、監督が敬愛するミュージシャンのトム・ウェイツ、“イタリアのウディ・アレン”ロベルト・ベニーニを迎えたジャームッシュ監督の第3作。刑務所で同房になった3人の男が奇妙な友情で結ばれ、やがて脱獄してそれぞれの道を歩み始める(?)までを独特のユーモアで描く。ウェイツが担当した音楽、ロビー・ミューラーのモノクロ撮影も話題になった人気作。

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ダウン・バイ・ローコメント(11)

rzxxiz
rzxxiz
ラスト、互いの上着を交換して別れる二人、トム・ウェイツとジョン・ルーリーの顔合わせが今では奇跡みたいにも思える、ジャームッシュだからこその成せる技。

序盤、二人の生業や捕まる理由を描写し全二作の雰囲気を残したようなセンスある映像から、刑務所の房のみで過ごす三人の様子を良い意味でダラダラと。

逃亡してから一息付ける小屋が、そんな刑務所で過ごした図と変わらないのが可笑しい。

そこから、逃亡シーンが良い意味でダラダラと続く。

肝心なシーンは一切、見せないジャームッシュの演出描写が潔い位に気持ち良く、他の監督だったら御都合主義と文句も吐きそうだが!?

脱獄モノってエンターテーメントに成り得るジャンルを、基本的に何も起こらない物語としてブレない手腕を発揮するジャームッシュらしさが堪らない。
nkpixag
nkpixag
1.画は前作、”ストレンジャー・パラダイス”に続いてモノクロ。

2.登場人物も相変わらず少ない。
・ジャック(ジョン・ルーリー)ポン引きで嵌められて逮捕
・ザック(トム・ウェイツ:オオ!)DJ で嵌められて逮捕

二人は同じ牢に入れられるが、噛み合わない。険悪な雰囲気。

そこに、陽気なイタリア人ロベルト(ロベルト・ベニーニ)が新たに加わり・・。牢の雰囲気は徐々に変わり、あの3人で歌う”アイ・スクリーム!ユー・スクリーム!ウイオールスクリーム!”の名場面に。

3人が牢を脱獄して、森や沼地を彷徨うシーン。
そして、道沿いに奇跡的にあったカフェで食事をするうちに、ロベルトと女主人ニコレッタは良い仲になるが・・・。
相変わらず、ジャックとザックは合わない・・、と思ったら二股に分かれる道での二人の行動・・。

個人的に、とても好きなのである。このゆるーい世界観が・・。

<前作に引き続き、ジム・ジャームッシュワールドが堪能できる作品。今作では、トム・ウェイツ、ロベルト・ベニーニが新たにメインキャストに加わり、ジム・ジャームッシュワールドの面白さは継続された作品でもある。>
wiyrvyn
wiyrvyn
ロベルトベニーニだったか。ライフイズビューティフルの印象が強いが、ここでも存在感を発揮。唐突に3人が歌い出すシーンがとても印象的。
互いに知らぬ2人が出会い、転がりあって喧嘩をして、微かな成長を経て、そして別々の道を歩む。再び会うことはないだろうが、人生を振り返れば、最も重要な瞬間、名もなき男の人生の刹那を切り取ったカット。だから愛おしく切ない。
美しいモノクロ映像に詩的なストーリーが実によく合う。
qljbew
qljbew
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最初はモノクロームのハードボイルドでありながら、脱力系の台詞のオンパレード。最初からつまらなさ満載だったのだが、ロベルト・ベニーニが加わると、俄然面白くなってくる。

殺人を犯したというイタリア人旅行者のロベルトは英語が得意じゃなく、メモ帳に頼っている。牢獄の中では「アイスクリーム」と大合唱するところが楽しい。

逃亡の末、行きついた先がルイージの店。そこには一人イタリア娘ニコレッタが住んでいて、あっという間にロベルトと恋に落ち、ロベルトはそこに永住することを決意。ジャックとザックは互いに反目しあう仲であるが、なぜか惹かれ会うところがある。ラストの岐路。二人が別々の道を選択するという人生の投影が白黒映像にぴたりと当てはまる。

ロベルト・ベニーニとニコレッタ・ブラスキとは夫婦。彼の映画では必ず出てくるようになった。
eiikma
eiikma
総合45点 ( ストーリー:30点|キャスト:65点|演出:30点|ビジュアル:60点|音楽:60点 )

ジム・ジャームッシュ監督の作品「パーマネントバケーション」「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「コーヒー&シガレット」をこの数か月で立て続けに見てみた。だが彼の特徴として、どの作品も雰囲気重視で物語が薄っぺらで行き当たりばったり。ひたすらありきたりの会話やそこから想像される人間関係だけが描写される。
この作品も同様で、偶然会った登場人物たちが刑務所暮らしや逃亡生活の中、会話をしたりしながら人間関係の描写をすることが中心となっている。一応逃亡劇はあるものの、やはりかなりいい加減。自分は一連のこの薄い物語性にあまり面白みを見出すことが出来なかった。まるでジャームッシュ監督は、しっかりとした物語を使って映画を撮れば微妙な人間関係の描写は出来ないし、その描写こそ映画の核心とでも思っているかのよう。彼の作品はこれらで十分、たぶんもう見ません。