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キックボクサー5 プロット アメリカ 01月01日 1900 劇場で
ダーティハリー5 プロット アメリカ 09月23日 1988 劇場で
ソウ5 プロット アメリカ 11月28日 2008 劇場で
5人のテーブル プロット アメリカ 03月19日 1983 劇場で
第5惑星 プロット アメリカ 05月24日 1986 劇場で
5 FEARS ファイブ・フィアーズ プロット アメリカ 01月24日 2015 劇場で
スローターハウス5コメント(5)
タイトルを日本語に訳すと第5屠殺場
劇中で第二次大戦時にドイツ軍が捕虜収容所が不足してドレスデンの第5屠殺場の倉庫を収容所代わりに使ったことに由来する
元々はカートボネガットというそこそこ有名なSF作家の原作によるので、時制の混乱はSF風味の糖衣を被せてある
第二次大戦中の東京大空襲に匹敵する大空襲を受けたドイツの美しい都市ドレスデンの壊滅に居合わせたアメリカ軍捕虜がその惨状に今でいうところのPTSDによる記憶障害と幻覚により時制の混乱に悩まされる
こう書けば実も蓋もない
人は良い時だけを見つめて生きるべきだというのがテーマだろうか?
それは表面的すぎる
ドレスデン空爆は連合軍が軍民無差別攻撃、大量破壊の実行に麻痺していく始まりであった
その野蛮さを恥じてドレスデン空爆の凄惨な有り様を当時は隠していたのだ
しかし、歯止めは効かなくなり翌月には東京大空襲を行い、ついには広島、長崎まで行き着く
これを主人公を遠い宇宙に連れて行った宇宙人から俯瞰した時、この世界の有り様はどうみえるのか?
宇宙人が結合したのか?としつこく尋ねるように
戦争したのか?と尋ねてくるのだろうか?
時代や時間が飛びまくり、しかも私の苦手なSF系。しかし、難しいのは確かでしたが、割と楽しく見ることができました。監督の手腕か、はたまたセクシーシーンのおかげか(笑)
後からネット解説を読むと、描きたかったのは歴史に埋もれたドレスデン爆撃だった模様。広島を上回る死者がいたかもしれぬという恐ろしさ、初めて知りました。ほんと、映画は勉強にもなりますね。
第二次世界大戦が長く描かれ、ベルギーでドイツ軍に捕まり、捕虜としてドレスデンに送られ、大空襲にあう。
現在では飛行機墜落事故に遭遇する。
よくわからないファンタジー。
カート・ヴォネガット原作だからってことなのかもしれませんけど、『明日に向って撃て!』とか『スティング』とかの軽妙さやシンプルさを期待していた私としては、ちょっと予想と違って肩透かしをくらってしまいましたかね。感覚としては、あまり私が好きではない、テリー・ギリアム監督の作品に似てる気がしましたね。
まぁ、意味が分からなくてもいいんですけど、やっぱり映画を体験したって感覚が少ないのが、私的には乗り切れないところでした、はい。
しかしながら興業的には大コケしたという。まあむりもない…。
自分の意思とは関係なしに過去や未来へジャンプしてしまう主人公。映画的にはうってつけともいえるその展開。ほとんど説明を廃し、ジャンプショットバリバリに行ったり来たり。小説を読んでいる人にはよくやってくれた!というスピーディーさだが、未読の人には何だ?何だ?何だ?の連続に違いない。
スター俳優も出ておらず山場らしいシーンもないのでヒットする要因はなかったね…。もう少しケレン味出してもよかったんじゃないかな…。しかし原作を愛している人にはたまらない映画でもあるのだった。
(余談だが、デルトロ監督でリメイクの噂あるのでそちらにも期待が高まる)