DUNE デューン 砂の惑星
プロット
アメリカ
10月15日 2021 劇場で
デューン 砂の惑星 PART2
プロット
アメリカ
03月15日 劇場で
猿の惑星
プロット
アメリカ
04月20日 1968 劇場で
スティールパンの惑星
プロット
トリニダード・トバゴ
09月23日 2017 劇場で
風の惑星 スリップストリーム
プロット
イギリス
03月04日 1989 劇場で
続 猿の惑星
プロット
アメリカ
08月01日 1970 劇場で
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砂の惑星コメント(10)
イスラムやアラブ世界の伝承や神話をモチーフにした一種の貴種流離譚の物語をSFの体裁としたもの
とはいえスパイスはドラッグの暗喩であり、一言で言えば壮大なトリップの物語である
であるからこそ、あの時代のアメリカのヒッピー達に持て囃されたのだ
原作を読めば分かるが、映像にはなるが映画には向かない
小説自体が読破するのが苦行であったのだから、それをどう頑張っても面白く出来よう筈がない
これを面白い映画にするなら原作から徹底的に遠ざかるしかない
それを端から分かった上で本作を観たので、ダメージは少なく済んだ
原作を読んだのは遥かな昔なので忘れ果ててはいるが、ほぼ原作に忠実だろうと思う
あの大河物語を2時間強にまとめ上げたのだからダイジェスト風味になるのも致し方ない
原作に思い入れが無ければ苦行でしかない
観るのは苦痛だろうがそれはそれで原作に忠実ということでデビット・リンチ監督を責めてはならない
むしろ、ビジュアル、衣装、美術には見るべきものが多い
そして全体を貫くトーンはリンチ監督のタッチがしっかりとあり独自の世界を映像で表現出来ている
そこは評価されるべきだろう
これだけの金を使って、こんな気持ちの悪いSFファンタジーはなかなか作れるものではない。
衣装や宇宙船のデザイン、更にはサンドワームの造形など独特の雰囲気がある。
出演者は新鮮で、カイル・マクラクラン、ショーン・ヤング、スティングほか有名スター多数。
たしかツインピークスが流行っていた頃に、友人が茶化しながら話題にしていたが、今ようやくその意味がよく分かった。
設定の理解と、登場人物たちのささやく様なセリフに前半は若干眠気を誘う。
しかし後半のポウルの不思議な攻撃方法、巨大な虫に乗りスパイスをめぐる戦いを繰り広げるクライマックスは、B級ながらも盛り上がる。
ヘンテコな仕上がりで、結構楽しめた。