シェルタリング・スカイ プロット

アカデミー賞9部門に輝いた「ラストエンペラー」のスタッフが再び集結し、サハラ砂漠を舞台に描いたヒューマンドラマ。原作は、アメリカ人作家ポール・ボウルズのベストセラー小説。1947年、ポートとキットは冷えた夫婦関係を見つめ直すため、ニューヨークから北アフリカに降り立つ。しかし、現地についた早々夫は女を買い、妻は同行するジャックとベッドを共にする。壮絶な砂漠の旅を経験するキット役は、「愛と青春の旅立ち」のデブラ・ウィンガー。

シェルタリング・スカイ 俳優

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シェルタリング・スカイコメント(5)

dalfnsw
dalfnsw
公開当時観て、また何十年ぶりかに観賞。古びない美しさに、圧倒された。本物。ベルトルッチ監督の哲学と美学が凝縮されて、また坂本龍一の忘れられない旋律、切ないくらい美しい。砂漠の波紋、そこを行くキャラバン。圧倒的自然美。全ての相乗効果で出来上がった傑作。大人の映画。
夫婦といえども、男女の愛情の真実というものを濃く深く求めていくところが、切なすぎて辛過ぎて、もう一度観るのはきっと耐えられないだろう...

「男女の愛」と夫婦という制度は、本当は全く別物。それを一つにしていこうというのは、人間の理想というか、幻想信仰。でも現実と思いたい気持ちは、西洋文化の方が色濃いのかもしれない。人間の中にある性愛。野性的部分と知性的部分は、現実の世の中にも交錯している、本当は怖い部分。この映画に出てくる砂漠、通りすがりのキャラバンは、心象風景でもある。

有限の、脆い命。共に生き抜いていく連れ合いがいたら、どれだけ心強いことだろう。夫婦とはそうであってくれと思う。しかしその二人が信じ合うことが、いかに難しいか。変わらぬ愛、など本当にあるのか。いや本当の相手は他にいるかも。見つけなくては。と、なんか本物の愛を見つけ「なくてはならない」と無意識の強迫観念が、映画を通して、じわりと覆いかぶさる。

主人公たちは相手の愛を試すかのように、壊してしまいかねないことをして、強度を確かめている。
でもそんなお試しも、疫病というまさに今に通じるような予期せぬ事態に、本当の危機に晒され、うろたえる。

死を前にしてはじめて、人は本当の姿を現す。

でもたとえ、信じ合えるとわかったとしても、守り合えるシェルターの、動かぬ平和の下で、ずっと生きていけるだろうか。どこからともなく生まれる閉塞感。ありがたいシェルターさえ、檻になる。檻の鍵が開いていれば、ふらふらと出ていくだろう。それが、自然なことだから。
一緒にいたいと思える相手と、一緒にいられる時間を大切にする以外に、できることはない。ずっとは続かない。諸行無常。

本当に辛い映画だけれど、今の時代は、このような濃い作品は作られなくなった気がする。これを真正面で受け止めるには、精神力と体力が要る。ますます減っていくだろうか。
今回ギリギリだった...
tgkgdy
tgkgdy
映像が綺麗。

ロケ地に行きたくなる。
あまりにも危険な事ばかり起きる旅。
走馬灯の様。
iiftxbm
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この監督の映画では、階段を降りる者には過酷な運命が待っている。
この自らの仮説を検証。
この作品では、階段ではなかったが、やはり梯子を降りて現地人の集落で女を買ったジョン・マルコヴィッチは酷い目に逢う。悲劇はこの買春の一件に終わらず、砂漠の真っただ中でチフスにより死んでしまう。

はっきりと言及されてはいないが、舞台はモロッコ。彼らが到着して、最後にまた出ていく港はどこであろう。カサブランカかタンジェであろうか。
yqcvotr
yqcvotr
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久しぶりに最高の映画と出会う事ができた。
圧倒的な映像美。
色使い、カメラワーク、アフリカの大地の妖しくリアルな描写、僕はまさにこの映画のような色彩が世の中で一番好きかもしれない。

2012年にマラケシュのリゾートホテルに長期滞在したことがある。
連日気温40度を越える圧倒的な暑さ、時折起こる砂嵐、新日を装いながら中身はモラルも教養も宗教的敬虔さもなくぼんやりとした薄っぺらな愛しかないモロッコ人達、モロッコは腐った救いようのない国だったという記憶が、この映画の描写と共にリアルに蘇るようだった。念のため言うが、もちろん愛に溢れた人間もいて、旅行はとても最高な思い出である。あの退廃的で過酷な環境がアフリカの魅力でもあるのだと思う。

夫婦関係を新鮮なものにするために、環境をガラッと変えることにより、愛が新鮮化することを求めた2人。お互い愛しあいたいという感情を確かに持っていたのだ。
男は直ぐに現地の女を買い、女は周期的にくる生物学的性衝動にマッチするタイミングでモテ男と関係を持ってしまう。腸チフスでの死の直後、ラクダの民の権力者に寝取られ、性の奴隷化されるがその男に刹那的な愛を持つこともできる。
男の愛はフォルダー分け、女の愛は上書き保存。この男女差をリアルに描写したように感じた。

ナチス思想の奇しいイギリス人親子もこの冒険にスパイスを与えてくれる。旅行中ってこういう白人いるいる感が半端ない。

例えば一人暮らしの皆さん、実家の親と話すこと、永遠に続くことができると思うが、人生であと何回あるのだろう、せいぜい100回くらいじゃないか。満月を見るのはせいぜいあと20回くらいじゃないか。日々当たり前にある事象を享受し、感謝し、過去や未来に囚われるばかりでなく、今を大切に生きる。グランドホテルの老人はそんなことを教えてくれる、ベルトリッチの分身であることは明らかである。
sfngygi
sfngygi
ラブシーン??じゃないな、セックスシーンかな。
やたら多いですね。18禁ほどでもないけど。。
音楽と映像が良いんですが、全体に漂う官能的な雰囲気が特徴です。
自分も旅行に行きたくなるけど、言葉が分からない異国の地は時に危険だという事を教えてくれました。
暗い感じの映画ですね。一人でひっそり観たい。