三十九夜

6.8/10
合計13件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   88分
言語   英語
地区   イギリス
劇場で   01月01日 1936
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三十九夜 プロット

1915年に発表されたスパイ小説「39階段」を脚色したロマンチック・スリラー。無実の罪を着せられた男が、逃走の末に真実と人間の隠された本性に気づくという、ヒッチコックお決まりのテーマが初めて用いられた。リチャードは偶然居合わせた事件がもとで、謎の女性を部屋へ泊めることになる。翌朝、何者かに刺殺される彼女。リチャードはダイイングメッセージを残され……。逃亡中に知り合う人々の嘘が、物語に起伏をもたらしている。

三十九夜 俳優

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三十九夜コメント(6)

cioazbe
cioazbe
殺人犯容疑を掛けられたカナダ人が国家機密を死守しようとスコットランドまで危険を冒しながら活躍するスパイアクション映画。特にスコットランドのロケーションの素晴らしさ。ストーリーの流れも澱みなく、ラストの劇場シーンまで緊迫感が持続する見応え充分のサスペンス。この作品でヒッチコック監督の名声が確立されたといわれるのが納得の傑作。
kfnmrx
kfnmrx
言われなければヒッチコック監督作品とはわからないかもしれない。
ユーモアチックなミステリー。
しかし、入り口と出口が同じという構図はお見事!
nuqwci
nuqwci
ヒッチコック英国時代の初期の代表作
ファンならば観ていないわけにはいかない作品
テンポよくお話が進む

ヒッチコックの映画を形づくる要素はほとんど揃っており、かつスタイルとして確立している
物語の発端と鉄道を交えた展開、そこにユーモアと皮肉、微かなエロ、もちろん美女
それらが程好くブレンドされて切れ味良い演出で展開される

逃げ込んだ宿屋の軽妙なやり取りとほのかに漂わせるエロいシーンや、演説会の演者に間違われて適当な口からでまかせのきれいごとで誤魔化して演説をしていると聴衆から熱狂的に拍手喝采を受けてしまう皮肉と風刺のシーンなどは特に素晴らしい

ラストシーンでミスターメモリーを尋問する人物は後ろ姿しか撮されず、エンドマーク直前にに片手だけの手錠にスポットライトを当て、それが誰かと同時にお話が全て解決したと観客に納得させるこの演出は本当に見事

題名の三十九夜とはスパイ組織の名前
The 39 Stepsを単に39階段とかと訳さず
三十九夜とした戦前の日本の宣伝マンのセンスに脱帽
39階段とは捕まれば死刑になるスパイの宿命、13階段の3つ分の悪い奴等くらいのことからつけたものだろう
それを終盤のパラディウム劇場の演目であった狂った月から着想を得てなんとも色気のある題名にしている

現代多用される英語のままの題名の味気なさとは大違いだ
ljhmygw
ljhmygw
ネタバレ! クリックして本文を読む
またもスパイの話だが、今までのヒッチコック作品はちょっと一味違っててサスペンスの要素はそんなに強くはなく、セリフにもユーモアあり面白かった。こんなにバラエティー豊かな作品があるなんてヒッチコック映画にハマり続ける!

この映画ならあんまり深く考えずに観たい。

ふざけているように笑えるところがいっぱいあって、セリフはちゃんと練ってるなあと思っちゃう。特に主人公ハネイの性格は楽天で注意深くてそんなにカッコつけたりはしないけど、それで惹かれる。特に彼のヒゲもその性格を強調するようにアレンジされているかなーw
またスパイではなくただ巻き込まれた普通の人ということで、表情で慌てる様子を上手く演じ切った感じも。

長い逃亡のシーンだけどそのユーモアとエンディングへの好奇心で支えられてリラックスで楽しかった。

中に特にハネイが警察官の窓から飛び出してくるシーンが好き。そのシーンでは教授もまた彼を追って次の展開に相応するため、その追手が着いた時点で窓の外側から彼が窮地から脱出するアクションを撮った。かっこいいし、効果的にも不思議ぐらいに部屋の中から撮るよりいいと考えちゃう。映画全体に観客はずっと彼を見ているが、たまにはこういうように距離を撮ってもうちょっと遠くから、追手の距離からのように彼を見たくなる。

またパメラという美しい女性もよかった。最初はどうしてもハネイを信じない彼女だが、観客にもイライラさせている。なんかムカツク。が、後半で偶然な場合で真相が分かった彼女は、彼に手伝うこともなって気持ちよかった。二人の関係性が手錠で繋がれることで大きく変化していくという点にも、ジェンダー的心理学的にも深いかも。

今までもヒッチコックと違って見るがいのある映画だと思う。
nuqwci
nuqwci
ヒッチコック映画では定番の、巻き込まれ型の逃走劇。無実の男が大きな陰謀に巻き込まれ追跡を受けながらも、なんとかして逃げ抜いて無実を晴らすために奮闘するという、お馴染みのパターンです。
この映画は1人の男が国家機密を背負うという、極めて壮大なスケールで描かれるのに、その展開は綿密かつ丁寧に進んでいきます。例えば、ハネイがスコットランドへ逃げようと汽車に乗ったシーン。ハネイを追う警官たちは汽車に乗り込んだハネイを見つけますが、丁度その瞬間に汽車が発車しだし、追いかけても間に合わず、、、という描写を、走り出す列車の影と警官たちの足元だけを映し出す演出や、物語展開における重要なキーとなりうるあらゆるものを目線にフォーカスして暗示的に明示する演出、人影を背後に写し出すアングルなどなど、もうお見事としか言いようがありません。
このように非常に綿密な演出が織り込まれている一方で、場面の切り替わりにおいては無駄に説明する描写をなくし、観客によるイマジネーションで物語を繋げる手法もまさに映画の教科書。映画史上最高峰の緩急のリズムで構成されたこの映画には思わず舌を巻きます。
ハネイのキャラクターも底知れない魅力があります。突然にして窮地に追いやられた身のはずなのに、なぜか妙に振る舞いが落ち着いているように見えて、嫌な緊張感を感じさせない。なんだかふわっとしているようで、そうでもない。この絶妙なスタンスが観客を引き込み、心を捉えて離さないのです。
そして、冒頭のショーと最後のショーで物語を繋ぎ合わせる構成。完璧です。