トゥモロー・モーニング
プロット
イギリス
12月16日 2022 劇場で
オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー
プロット
イギリス
01月01日 1979 劇場で
ジュラシック・ワールド
プロット
アメリカ
08月05日 2015 劇場で
ニュー・ワールド
プロット
アメリカ
04月22日 2006 劇場で
ウェインズ・ワールド
プロット
アメリカ
11月07日 1992 劇場で
パーフェクト ワールド
プロット
アメリカ
12月11日 1993 劇場で
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トゥモロー・ワールドコメント(20)
子供が産まれなくなって久しい終末の世界。
移民の排除と弾圧、それに反抗するテロ組織とそれらを悪役として利用する政府。
もう、これでもかというくらいのディストピアです。
そんな中、妊娠した黒人女性を国外へ逃がそうとする物語。
まず素晴らしかったのが、命が生まれるという事の尊さと偉大さを荒廃した居住区の中で感動的なまでに描き切ったところだろう。まさかSF作品でこんな感動を味わえるとは思ってもみなかった。
そして、この映画を映画史に名を残す傑作たらしめているであろう「長回し」も素晴らしい。
厳密に言えば「長回しの様に見せた」シーンなのだが、高度なCG技術の多用によりどこが繋ぎ目かなんて全然分かりません。
凄まじい臨場感を演出していた、銃弾が着弾する時の煙やカメラに着いた血糊までCGであり、ビルのシーンも実は1階しかないセットで撮られたものだそうで、、、。
臨場感を演出する為の貪欲なまでの監督の姿勢に頭が下がりますが、今やオスカー請負人とも言われるエマニュエル・ルベツキ撮影監督の功績がここでも大きい様です。
とはいえ、映像だけの映画ではなく登場人物の心理描写や劇中音楽、ストーリーやテーマ性等、様々な観どころがある映画です。名作です。
細かい演出も好きです。脱走するシーンで逃げる前に他の車のキーを抜いておくとか、バッテリーが弱っていて押しがけをしないとダメで、それもなかなかなかからないとか、、、他ではあまり観ない演出で面白かった。「車はマニュアルの方がいざという時助かるな」って事は教訓になった。オートマだったら逃げれてなかったもんね。
テクノロジーと膨大かつ緻密な段取りで近未来の阿鼻叫喚をこれでもかと見せつけられて呆然となること請け合い。随所で繰り広げられる空前絶後の長回し映像に一体どうやって撮影してるの!?と気になる方はメイキングで溜飲を下げましょう。
重ねて炸裂するのが驚異的な”長回し”。実はどこかで切れ目が入っているらしいのだが、要は「長回しかどうか」ではなく、それがどのような効果をもたらすのか、に尽きる。いずれにしてもこの映像がもたらした衝撃性は誰もが認めるところであり、その意味でキュアロンはすべての目論見に勝ったと言えるだろう。
ともあれ、本作に触れると映画の見方が180度変わる。当時のオスカー受賞しなかったのが不思議なくらいだ。
世界は混沌としてて、無秩序状態。
どんな世の中でも子供は天使なんだと、全ての人に祝福されて生まれてくるのだと再確認させてくれる映画でした。