トゥモロー・モーニング
プロット
イギリス
12月16日 2022 劇場で
オリビア・ニュートン・ジョンのトゥモロー
プロット
イギリス
01月01日 1979 劇場で
ジュラシック・ワールド
プロット
アメリカ
08月05日 2015 劇場で
ニュー・ワールド
プロット
アメリカ
04月22日 2006 劇場で
ウェインズ・ワールド
プロット
アメリカ
11月07日 1992 劇場で
パーフェクト ワールド
プロット
アメリカ
12月11日 1993 劇場で
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トゥモロー・ワールドコメント(20)
映画館(日本語字幕)
この映画の製作国は、どのサイトを見てもアメリカ・イギリス映画と書いてあるので、たぶん両国スタッフの共同製作なのだろうが、雰囲気はいかにもイギリス映画。舞台は近未来のロンドンだし。
近未来のロンドンといえばSFでは悲惨な世界と相場は決まっている。この荒廃した雰囲気はアメリカ映画では出せないもので、なぜイギリス映画は出せるかというと、やはり現実にそういう社会を経験しているからだろう。1970年代の沈滞時(英国病と言われていた時代)のイメージが強い影響を与えているのではないか。
アメリカも1930年代に大不況を経験しているが、そのころを覚えている人は少ないだろうし、もともとあの国の人々は良い意味でも悪い意味でも単細胞だから、世界観にコクがない。イギリスは歴史が長い国なので、現れてくるものの深みやコクや味わいが違う。
それにもともとイギリス人というのはディストピア小説が好きみたいですね。現代SFの嚆矢となるH.G.ウェルズの「タイムマシン」がすでにそうだし、ウィンダムの「トリフィド時代」は破滅小説の原型ともいえるものだし、「人類皆殺し」とか、バラードの一連の作品とかーいずれも古すぎるけどー超有名どころではオーウェルの「動物農場」「1984」がある。
映画では「時計仕掛けのオレンジ」とか、最近見たのでは「Vフォー・ヴェンデッタ」もそうだし。
この映画「トゥモロー・ワールド」の特色は、荒廃した世界の描き方がいままでとはひと味違って、イスラム系の移民がいっぱい出てくるところ。ロンドンが中近東の街に見えるほどで、それ以外にも多種多様な難民があふれかえっていて、きっとロンドンの未来はこうなるに違いない。そう思わせるリアリティある混沌とした世界を作り出している。
その世界を、うわ~、とんでもないなあと思いながら眺めていると、話はどんどん進んでいって、そのまま終わってしまうのであるが、この手の映画や小説の見方としては、まあこれでいいんだろうと思いますね。
ストーリーは、その世界を案内するためにくっつけられたようなもの。いってみれば観光案内用に後からマラソンコースをつくって、テレビ中継の際に映るようにしたようなもので、あちこちを案内するのが主だから、それはあってもなくてもあまりかまわない。この映画のストーリーも恐ろしく単純です。
それでもなかなかの秀作。
BGMは凝っていて、なんと「クリムゾン・キングの宮殿」がかかりました。びっくりして最初曲名を思い出せなかった。懐かしい(涙)
ディープ・パープルの「ハッシュ」は気がつきませんでした。
(2度目) 2017年02月11日 (土)
ネットで視聴(英語字幕)
原題:Children of Men
邦題:トゥモロー・ワールド
面白いSF映画を紹介しているサイトを探していて、IndieWireという映画関係者の批評サイトらしきものが発表している「21世紀のSF映画ベスト25」という記事を発見。
そのベスト1に挙げられていたのが本作。
どっかで見たことがある映画だなと思ったら、「トゥモロー・ワールド」でした。
そこまでいうほどの映画かなーと思ってもう一度見てみたら、やっぱり前回と同じ評価。「なかなかの秀作」ではありました。
前回わからなかったDeep Purpleの「Hush」は、5分10秒からのシーンで流れていました。
懐かしい!
結末もすっきりしており、後味が良い
長回しに見える戦闘シーンの迫力はすごい。
その船に乗ったら、何があるんだろう。
島国の日本人には、これの怖さがたぶん半分ぐらいしかわからんやろうなあ。国境が陸続きならすごく怖い。
敵味方関係なく一瞬だけ休戦するシーンは良かった
1番の見せ所やと思う
でもなぁ
最後も希望なのか絶望なのか見た人の想像によって変わるその後
これ系の映画はそこらへんもしっかり描く方がいいと思う
SFなんで仕方ないけど
そこにたどり着くまでもツッコミどころあるし
あのシーンだけで星3かな
人類に子供が生まれなくなった近未来。世界は崩壊し、かろうじて機能している英国が舞台の重苦しいディストピアSF。巻き込まれていく主人公だが、希望を見出してゆく最後の展開がふるえる。
長廻しシーンの凄さは改めて言うまでもない。混乱したその現場に居合わせた如き臨場感。終盤の長廻しは激しさの中で泣けてくるという奇跡的なシーン。
そしてラスト。薄ぼんやりした中でみえてくる灯かりがこの映画のテーマと重なる。
キュアロン作品の中で一番好き。SF映画としても珠玉の1本と言えましょう。