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ヤギと男と男と壁と プロット アメリカ・イギリス合作 08月14日 2010 劇場で
風と樹と空と プロット 日本 07月12日 1964 劇場で
君とひととき プロット アメリカ 01月01日 1900 劇場で
僕と彼女とラリーと プロット 日本 10月01日 2021 劇場で
天と地と プロット 日本 06月23日 1990 劇場で
愛と死と プロット フランス 09月27日 1969 劇場で
ポビーとディンガンコメント(1)
空想上の人物、ポビーとディンガンが突如いなくなってしまったと心配になる妹ケリーアン。存在を信じているわけでもない家族も懸命に捜索するのですが、他人の鉱山を荒らしたとして父親が訴えられる。オパールを盗ったという事実がなければ不法侵入の罪だけのような気もしたのですが、大多数の町の人々は住人となって間もない家族をいじめ抜く。もしかすると、ポビーとディンガンが実在の人物として現れてこれを解決するのでは?と、ありきたりな展開を想像していると、意外な展開を見せてくれて、心が和んでしまいました。
妹を真剣に思い遣る幼い兄ちゃんもいいキャラでしたが、イジメや報復といった問題もさらりと味付けして、空想に浸る9歳の少女に優しく現実へと目を向けさせる方法がもっと良かった。まるでカウンセラーの教則本のような最適の選択でした。裁判が行なわれたのは田舎町の簡易裁判所なのでしょうか、扇風機がカラカラと回り、暑そうな室内で住民たちも熱くなり、窃盗や不法侵入といった争点がいつのまにか「少女ケリーアンがポビーとディンガンの存在を信じているかどうか」という争点に変化していきます。映画史上、最も和む法廷モノ映画と言えるのかもしれません。
それにしても子役が素晴らしかった。スーパーの店長夫妻も良かったし、突然弁護士になったオパール加工のおっさんが素敵でした。