誰も知らない

7.2/10
合計21件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   141分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   是枝裕和
劇場で   08月07日 2004
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誰も知らない プロット

12歳の長男役を演じた柳楽優弥が第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞。父親が異なる4人の兄妹と母の母子家庭。アパートを追い出されないために、父が海外赴任中で母と息子の2人暮らしだと偽って暮らす彼らは、そのため学校にも通ったことがない。だが母親に新たな恋人が出来て、兄妹に20万円を残して失踪、子供たちはなんとか自分たちで暮らしていこうとする。監督は「ワンダフル・ライフ」「ディスタンス」の是枝裕和。

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誰も知らないコメント(20)

dovglf
dovglf
世間的には悲惨な事件として認識された巣鴨の子ども置き去り事件。実際にそれは悲惨なものであるのだが、そのレッテルが覆い隠したものにこそ是枝監督は焦点を当てる。

子どもを置き去りにする母親の無責任さを断罪すべきという声が、欧米の観客からもあったという。子どもの人権を考えれば断罪すべきかもしれないが、監督にとって映画は誰かを裁くためのものではない。ここで描かれるのは、子どもたちの幸せだった時間。人間の生活は新聞記事ほどシンプルに切り取れるものではない。残酷な事件だが、されだけで彼らの人生は残酷なものばかりだったわけでもない。

断罪にこだわれば別の真実を見落とすだろう。努めて観察的な監督の視点は社会を見つめる上で重要だ。怒りも忘れてはならないのだが、多面的な視点はもっと重要だ。それが残酷な現実であればなおさらそうだろう。是枝監督の視線のあり方は本当に誠実で貴重なものだと思う。
oscvkdi
oscvkdi
兄弟がすげーうまいな。きっと撮影の前にものすごく時間かけたんだろうなあ。
djyxnu
djyxnu
劇的なシーンは無くとも、ドキュメンタリーを思わせるような、淡々と進みながらも、恐ろしく、胸が締め付けられるような作品だった。是枝監督の中でも、かなり尖っている作品だと感じる。俳優陣の過度な役作り、台詞などもなく、衣装や映るもの全てがリアリティに溢れ、息づかいや臭いまでもが伝わってくる。周りの社会は彼ら兄弟姉妹のことを誰も知らない、勝手に生きて、死んでいく、無関心。恐ろしくて、これが日本なのかと思うが実話ベース。生んだら生みっぱなしという、母親放棄、責めても仕方ないのかも知れないが、やるせない。この後、どうやって暮らしていくのだろう。遅かれ早かれ、保護されてほしいが、目を瞑ってはいけない日本の現実を見れた。
qlitxp
qlitxp
親と一緒に暮らすこと、友達と遊ぶこと、学校に行くこと、学ぶこと、そんなあたり前のことができない兄弟を描くことによって、そのあたり前のことが当たり前ではなくてとても幸せなことだと気づかせてくれます。
けして楽しい映画ではないけれど、すごくいい映画でした。
子役がみんなすごい上手ですね。
是枝監督のキャスティング力と演出力はさすがです。
smydrr
smydrr
『万引き家族』と同じく社会問題を描いた作品だが、俳優陣の優れた演技と、優れた映像に圧倒されるのは、本作も同様だった。
冒頭から描かれる「日常」のリアリティが素晴らしい。
間違いなく「名作」だと思う。