インファナル・アフェアIII プロット

アンディー・ラウ、トニー・レオン、レオン・ライなど香港の人気スター共演で描く大ヒット犯罪ドラマの完結編。潜入捜査官ヤンの死の10カ月後、警官として暮らす潜入マフィアのラウは、妻マリーとの離婚調停中。そんな彼の前にエリート警察官ヨンが現れるが、ラウはヨンもまた潜入マフィアなのではないかと疑う。第1作撮影中に3部作構想が始動し、監督・脚本・編集・音楽とも同じスタッフで全3作を一挙に製作。

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インファナル・アフェアIIIコメント(15)

ngpsgh
ngpsgh
ネタバレ! クリックして本文を読む
メインのストーリーは面白かったです。ラウとヨンのハイレベルな駆け引きの緊張感とか、裏がありそうなヨンの正体とか、偶然居合わせたヤンとヨンとシェンの数奇な友情とか、見どころは多かった。
だけど、それ以上に、ヤンの思い出ストーリーが長い。マフィア内の過去のストーリーはヨンやシェンとの関係を表す意味で必要だと思うけど、リー先生のヤンとの思い出とか、ヤンとリーとのいちゃいちゃカウンセリングとかはっきり言うといらなかったかなと。しかも、その不要な展開がぼちぼち長いし・・。
どうでもいいんですけど、なんで庶務課ってあんなに広いスペースで一人勤務なの笑?備品もほとんどないし笑
poprya
poprya
ついに完結。
パート3においては、1,2で登場しなかった人物が登場。
しかも、その人物たちはやたらと重要な役柄。
なんだか、2のテーマが「因果律」ならば3は大事な人物を後から繰り出す、何ともあと出しジャンケン的なストーリー展開。
これが、何とも言えずバツが悪い。
1から小出しに伏線を張っておけば納得だが、それが無いから、どうも場当たり的な感じがする。
1撮影中に3部作構想になったと聞いて納得。そりゃ、伏線張れないわね。

良い点は、ラウの狂気。そして時間軸。
錯綜する時間軸。決して解りやすいとはいえないが、確信犯的な錯綜ぶりである。随所に挿入されるヤンとリー先生のエピソードは清涼剤でもある。
そして、日に日に狂気じみていくラウ。
あれ?おかしいぞと思ってからは一気呵成にラストに突っ込む。
「善」と「悪」だけでは語ることの出来ない世界がそこにはあった。
qljbew
qljbew
三部作最終章。
どう落とし前をつけるのか、と胸膨らませつつ鑑賞。そう落としてきたか…。
死ぬも生きるも地獄。呪縛から解き放たれるのはかくも難しいものなのか。

善人ってなんなんだ?
失敗や間違いは一生拭えないものなのか?

本当のことだけで生きること、それができないから少なくない人々が同じ空の下で苦悩しているんだろうなぁ、と思う。
私自身も色々封じ込めているコトあるし。

黒社会に縁のない、凡人にも通じる普遍性を有する三部作でした。
dqcyvlp
dqcyvlp
今日のマッサージの女はサム似!これも因果応報、無間地獄。シリーズ最終章の今作ではラウが中心に描かれてはいるが、実はバカのキョンもサム似のマッサージ嬢に当たってしまうという因果応報が隠されていた!

とうとう終わっちゃいましたか。何となく寂しい気持ちです。ラストの衝撃度は強かったものの、前作、前々作のような感動は生まれせんでした。まさしく香港の『ゴッドファーザー』と喩えられるように、3作目は感情を揺さぶられずに終わってしまったのです。しかし、終極無間(意味はよく知りませんが)のごとく、また1作目を見たくなるという気持ちにさせる不思議な作品でした。

1作目から伏線張りまくり、謎を残しすぎという部分ではある程度納得がいく出来にはなっていましたが、ヨン警視(レオン・ライ)やシェン(チェン・ダオミン)という新たなキャラクターにのめり込めなかったのが原因なのでしょう。それと、ヤン(トニー・レオン)に感情移入しまくった1作目をまだ引きずっていたのだろうと自己分析してみました。

それでも脚本は上手く出来ていると思います。サム、ウォンそしてキョンという脇役でありながら重要な伏線でファン・サービスし、ラウ(アンディ・ラウ)の精神状態がおかしくなる様子とリー医師との関係。時間軸を自在に操り、複雑ではあるがしっかり一本線になるという構成は見事なものでした。小道具のテープ、監視カメラ、目覚まし時計等々もいい味付けになっていたと思います。台詞が重なって幽霊に憑りつかれたような様子も・・・

疑問に思ったのは、灰皿で殴れといったサムの心理と、その後の行動。単に潜入捜査官を炙り出すためではないと思ったのですが・・・私もキョン程度の理解力なのかもしれない・・・
lklcvuw
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これまでは警察、マフィアの入り組んだ人間模様が描かれていたが、今作は時間が前後したり、妄想によって虚実入り交じる展開となっており、なかなか理解しきれない内容だった。

1作目の後付けで2作、そして今作と続いてきたが、2人は対照的だなと思った。ヤンは足を撃ち、ラウは頭を撃ち抜く。
ヤンは自分自身が警察官として、生きたんだなと救いがあった気がした。
一方、どんなに足掻いてもラウはマフィアの人間であることに変わらない、無問道をさ迷う、因果応報、救いの無いラストだなと思った。

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