鈍色ショコラヴィレ ビエンナーレ
プロット
日本
02月16日 劇場で
マッチング
プロット
日本
02月23日 劇場で
K‐9 L.A.大捜査線
プロット
アメリカ
02月23日 劇場で
マリア 怒りの娘
プロット
ニカラグア・メキシコ・オランダ・ドイツ・フランス・ノルウェー・スペイン合作
02月24日 劇場で
コットンテール
プロット
イギリス・日本合作
03月01日 劇場で
ストリートダンサー
プロット
インド
03月01日 劇場で
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フラガールコメント(20)
逆境にめげず踊るダンサーたちに拍手。思い余って泣けるシーンもあるが、やっぱり勇気をもらえる映画だ。観客となって拍手したくなる。
いいシーンがいくつもあるけど、バスの中で「先生」が訛って話すところが気に入った。
あまり期待せずにBS鑑賞した映画ですが、とても楽しめた秀作でした。
私は蒼井優を主演とした青春映画として鑑賞していますが、閉山直前の炭鉱街を舞台にした、人々の葛藤を映した社会派ドラマのようにも感じます。
そして、そんな古い時代に、半裸(?)で踊ることを選択した女性達の覚悟と努力を映したシーン。そこから続く開業日の公演シーンは、カタルシスを感じるに十分なものでした。
私自身がフラダンスに興味を持ち合わせていない・・・と言う根本的な問題もあり、やや評価を下げましたが、映画としての完成度はとても高いと思える作品でした。
このフラガールは印象に残るシーンがたくさんあります。そのどれもがきれいで人の感情が強く表れていて胸を打たれます。
炭鉱の町が新事業として始めようとしたハワイアンセンターを炭鉱で働く人々が受け入れられないのが、よく分かりました。
生きるか死ぬかで働くのが仕事。それを裸のようなかっこで笑いながら踊ることを否定したくなる心情はとても伝わりました。
フラガールたちは親や地元の人に受け入れてもらえませんが、ひとりの困難をみんなで支え合って乗り越えていく姿には感動しました。
特にまどか先生は初めの当初のやる気なさからのギャップがあり過ぎで、生徒を思う気持ちから出た行動は名場面でした。
画面の中に、女優魂が光り輝いています。
しっかし女優って、演技をする人ってすごいなと、とことん思い知らされました。こんな事まで出来てしまうのか。いや、出来る様にどんだけの時間を費やしたんだろう、、、とただただ、人間として尊敬しました。
ストーリー自体は、平凡と言えば平凡ですが、平凡な中に今の時代と結びつくようなシーンや、同じ女性として考えさせられる箇所はいくつもありました。
この時代に生き残るために、家族を守るために、自分が自分らしく生きていく為に、たくさんの女性が立ち上がっのだということ。そして、少しずつ世の中に変化がでました。彼女達の想いが、熱意が、情熱がダンスからメッセージとして届いてきました。
そのくらいエネルギー溢れる映画でした。
福島の人からしたら、これはものすごく自慢できる作品だと思いました。東日本大震災の後、福島のイメージは間違いなく変わってしまったと思いますが、故郷の人間がこんなに強く逞しいということを見るだけで、少しでも強さが湧いてくれば良いなと思いました。
復興にはまだまだ時間もかかります。
国が本気を出して考えない限り、どうにもならない事もありますが、同じ日本の中で起こっている不安や心配なことは、日本中で考えていくべきです。
話はそれましたが、いつかこのフラダンスを生で見てみたいです。そして、一つでも多くの笑顔をこれからもたくさん生み出して欲しいなと思います。
なお、岸部一徳のいわき弁でまくしたてるシーンは、ネイティヴスピーカーである私も分からなかった。勘弁してくんちぇ。地元民そんなにくんちぇくんちぇ言わないけどなー。