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落ちた偶像 プロット イギリス 08月07日 1953 劇場で
恋に落ちたら… プロット アメリカ 05月29日 1993 劇場で
落ちこぼれの天使たち プロット アメリカ 01月01日 1900 劇場で
ステラが恋に落ちて プロット アメリカ 01月01日 1900 劇場で
落葉とくちづけ プロット 日本 03月29日 1969 劇場で
恋に落ちる確率 プロット デンマーク 12月11日 2004 劇場で
半落ちコメント(20)
レンタルDVDで2回目の鑑賞。
原作は未読です。
7年前に亡くなった祖父がアルツハイマー病だったので、当時のことを思い出してしまい、こみ上げて来るものがありました。人が壊れていく様を見せ付けられ、とても苦しい想いをしました。姿形は祖父なのに、まるで別人みたいに変わってしまいました。急激であるが故に、余計悲しかったです。
梶(寺尾聰)や妻の姉(樹木希林)の葛藤と苦悩―。痛いほど理解出来ました。変わりゆく家族を前に、持って行き場の無い苦しみと、何もしてやれないもどかしさを噛み締める日々…。
妻(原田美枝子)を殺害した後の2日間、梶はいったいどこで、何をしていたのか…? 空白の2日間の行動を巡り、刑事、検察官、弁護士、新聞記者の視点を交互に描きながら、慟哭の真実が浮き彫りにされていきました…。
妻が最後に望んでいたものを守るため、一度は捨てようとした命を使うことに決めた梶でしたが…。自分がドナーとなった少年の存在が暴かれ、彼に迷惑が掛かってしまうことを恐れての行動、ということになっていましたが、些か無理矢理感があるようで、納得出来ませんでした。つまり、歌舞伎町でもらったティッシュは、即座に捨てておくべきでした…。
※追記(2020/03/31)
佐々部清監督がお亡くなりになりました。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
被疑者を尋問中に突然他の警官が乱入して争いになったり、
葬儀の場で遺族に不躾な質問攻めをしたり…
話に起伏を持たせるためのこれらの過剰な演出は、
一見ありえそうで、現実では絶対と言っていいレベルで起こらない。
人間ドラマという視点でこの映画を見ると、
リアリティのない大味の演出を多用するものに説得力があるはずもなく。
無駄に警察と検察の対立という大げさな話が盛り込まれているのもそうだし、
単に有名かどうかで選んでいそうなキャスティングもそう。
「大衆にはどうせ映画なんぞわからん。派手にぶちあげればよし」
と言われている気がした。