リトル・ミス・サンシャイン プロット

サンダンス映画祭で絶賛され、第19回東京国際映画祭でも最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、観客賞など最多3部門を受賞したロードムービー。アリゾナからカリフォルニアまでのバス旅行を通じて、崩壊寸前だった家族の再生を描く。監督はこれまでジャネット・ジャクソンやREMなどのPVを手がけ、本作で劇場映画デビューを飾ったジョナサン・デイトンとバレリー・フェリス夫妻。

リトル・ミス・サンシャイン 俳優

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リトル・ミス・サンシャインコメント(20)

gafhgqa
gafhgqa
そうそうたる俳優陣。映画好きなら必ずどこかでお会いしている俳優たちが、家族となってロードムービーを繰り広げる。
最初から癖の強すぎる夫と、破天荒な夫の父親を受け入れ、しかもワケアリの実兄も引き取る太っ腹な妻。
なにか起きないわけがないけれど、ワケアリな人たちが、結構、まっとうだという面白い展開。
誰よりもまっとうなのが、末娘。
そのあたりの描かれ方が、ブレてなくてよいのかも。
わたし的には、嫌味臭い夫に対して、兄のフランクが切り返すとこ、シュールだけど素敵だなって。
本音でぶつかって、うまくいくなら、その家族、大丈夫!(笑)
fsupcyo
fsupcyo
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リトルミスサンシャインというミスコンで優勝を目指すオリーヴは平凡な女の子。
自分は平凡なんだと気づくよりも前の年齢。
本来なら2位だった予選が繰り上げ当選になり、自宅から遠く離れたカリフォルニアまで、家族総出で、車で向かうことになる。

負け犬にならないメソッドで一山当てようとしているパパ、そのパパといつも口論になるママ、パイロットを夢見てニーチェにあてられた口をきかない兄、ヘロインで老人ホームを追い出されたファンキーおじいちゃん、そして恋人にフラれて絶望し自殺未遂したおじさん。
問題だらけの家族で一つの車に乗り込み、遠路はるばる向かうのだが、いろんなトラブルに見舞われてその度に家族は崩壊寸前。
なんとかかんとか問題を解決して前に進んでいく。
特にパパの提唱しているメソッドで、負け犬にならない為に、コンテストに出るなら勝て!負けるなら出る意味ない!というようなシーンがあるが、
実際のコンテストでは娘と他の出場者のレベルが違いすぎて(女優と田舎娘ぐらい違う)、それとなく出場をやめるように進言する。
出場して傷つくことがわかっているから。
でもオリーヴはそれを断り、ステージに出て行く。
バービーちゃんみたいな服を着ていなくても、目鼻立ちがさほど整っていなくても、特技が平々凡々でも、オリーヴは最後までやり遂げるのだ。
そこにはおじいちゃんの、
負け犬っていうのは、怖気づいて挑戦するのをやめることだという言葉がある。
あぁ、おじいちゃんの言葉がここで効いてるんだなあと思って見ていたら、おじいちゃんらしく孫娘に仕込んだダンスが炸裂する。
やっぱりファンキーじじい、一筋縄ではいかないよな、と苦笑い。
何事も挑戦するのは悪いことではない、負け戦でもやることに意味がある。
オリーヴのふっくらした大福みたいなほっぺや、ぽっこり出たおなかはとても愛らしい。
ストーリー的にもっとシリアスかと思っていたので、コメディ要素にハマる人は高評価なんだろうけど、あまり好みではなかったので2.5。
otrdai
otrdai
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ヘロイン中毒の爺ちゃん、仕事がうまくいかない父ちゃん、自殺未遂のおじさんなど、負け犬一家が娘のミスコンに付き合う話。ドタバタコメディで面白かった。
fvboes
fvboes
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率直な感想としてとにかく笑わせてもらうシーンが多く面白かった。これに尽きる。

父親は頑固で精神論が強いくせ者。
長男は口を開くことなく言葉を文字として相手に伝え一切喋る事をしない、いわゆる厨二病を拗らせたようなくせ者。
祖父は女遊びもクスリ遊びも現役で行う遊び人。
叔父は鬱病持ちのゲイ。

母と娘は比較的まともだが、このくせ者がそろう一家が娘のコンテストの為に一緒に会場まで向かうただそれだけだ。

くせ者がそろうとやはり小さな事も無駄に大きな事に繋がりエネルギーを使う。
そんなトラブルを常に笑える描写として描かれている為終始笑って鑑賞ができる。

終盤にはあっさり祖父が死んでしまう。あまりにも呆気なく死んでしまう為笑っていい場面なのか一瞬迷いは生まれたが、祖父の死体を大会まで持っていく描写や、途中で警官に止められ車内をチェックしようとし、死体の存在がバレかけるのだが、生前に買ったポルノ誌と叔父のゲイ雑誌が警察の車内チェックを阻む。祖父の死そして祖父の死体をきちんと笑いに変えてくれるわけだから天晴れだ。

その直後長男が車中で色盲である事が呆気なく発覚し、色盲であるが故にパイロットになる夢を断念せざるを得ない事実を知る。
もちろん長男はパイロットになる為に口を閉ざすことをした訳だし、強い夢だったから発狂する。

ただものの数分で事実を受け止めてあっさり口を閉ざす事をやめる。この辺のストーリー展開の荒々しさは本当に笑わせて貰った。

最後はコンテスト場でも一波乱。祖父から教わったダンスを娘は披露するのだが年齢に相応しくないいやらしいダンスを披露し会場にいる他の客や関係者を不快にさせる。

それでも娘、亡くなった祖父を思い家族は共に踊り最後は要約みんなが同じ笑顔をして話は終わる。

この作品の良い点は変にくさいシーンなどなく、常に笑わせてくれる作品の為とにかく面白く楽しい。
ただ最後の場面のように所々心に優しく響くシーンもあり緩急があって見やすい。

理想の家族ってどういう家庭環境なのか分からないけど、少なくとも誰しもがまずは世間体を気にする事は大切だと考えると思う。
もちろん人様に大きな迷惑をかけてまで得る幸せは理想とは言えないが、例え世間では変わってると見られる個性豊かな者が集まった家庭でも、この作品のように家族みんなが一つに向かってなにかに取り組み、そしてみんなが同じ笑顔を作れる事は理想の家庭の姿の一つであろう。

どんなに世間体がよくてもバラバラであっては序盤のこの一家となんら変わらない事であろう。

バカな事を家族みんなでバカをし、そして最後は一つになり、みんなで笑う。こんな姿を観ていると日本の作品だと野原一家なんかを思い出した。

笑いながら心が温まるとても面白い作品であった。
dkertrz
dkertrz
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ま、チャレンジして負けた人を「負け犬」って言うのもアレだけど。

勝負に挑んで負けた家族達の話は、2006年公開のロードムービーで、800万ドルの予算で撮られたそうで。ラストのホテルを出発する押しがけの場面。VW Transporter タイプ2のリフトゲート・ウィンドウに並んだ顔は、スティーヴ・カレル、トニ・コレット、ポール・ダノ。このスリーショットだけでもゾクゾクする!

小太りと言った方が良いアビゲイル・ブレスリンは、まだ6歳。昨年、監督としてメジャーデビューしたポール・ダノは21歳の初々しさ。仮に今、このメンバーでコメディを撮れるとしたら、贅沢だよねぇw

心地良かった。無言のポール・ダノの演技も、ふっくらしたトニ・コレットの演技も、すごく好き。爺さん振り付けのダンスは、戦地の慰問団のオネエちゃんを彷彿させる気品の高さ。マダム方の顰蹙振りが逆に愉快。「こりゃ止めといた方が良い」と逃げ腰になってた男連中が、空気を読まずに拍手でオリーヴを盛り上げるシーンとか最高。

負けた後が肝心なんだよね。って言う、アンチ・アメリカン・ドリーム物語り。マイクロ・バスの押しがけシーンが楽しそうで良かった!

ちなみに、三か月前からスマホのロック画面を、この映画のポスターにしてた俺。観たかったんですよねぇ。願いが天に通じたか、劇場二回目の鑑賞。

良かった。とっても!