「君の名は。」が歴史的な大ヒットを記録した新海誠監督が、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択しようとする少年少女の姿を描いた長編アニメーション。離島から家出し、東京にやって来た高校生の帆高。生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく手に入れたのは、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事だった。そんな彼の今後を示唆するかのように、連日雨が振り続ける。ある日、帆高は都会の片隅で陽菜という少女に出会う。ある事情から小学生の弟と2人きりで暮らす彼女には、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力があり……。「兄に愛されすぎて困ってます」に出演した醍醐虎汰朗と「地獄少女」「Last Letter」など話題作への出演がひかえる森七菜という新鋭の2人が、帆高と陽菜の声をそれぞれ演じる。そのほかの出演に小栗旬、本田翼、平泉成、梶裕貴、倍賞千恵子ら。「君の名は。」に続いて川村元気が企画・プロデュース、田中将賀がキャラクターデザイン、ロックバンド「RADWIMPS」が音楽を担当。RADWIMPSが手がける主題歌には女性ボーカルとして女優の三浦透子が参加。
天気の子コメント(20)
何をみせたいの、
アニメ界、まんしんしてないか!
コナン、ナウシカが泣いてるよ☔
着眼点がタイムリーだし期待を裏切らない出来栄え。
映画「天気の子」(新海誠監督)から。
映画「君の名は。」と比較しているレビュアーが多いが、
私は、映画「言の葉の庭」と似ているな、と感じた。
こんなフレーズがある。「人の心って不思議だ。
例えば朝、窓の外が晴れているだけで元気になれてしまう。
空が青いだけで生きていてよかったって思えたり
隣にいる誰かをもっと愛おしく思えたりする。
雨ばかりの東京では皆が様々な理由で晴れを求めていた」
「言の葉の庭」では、雨の日にだけ会える設定なので
「夜眠る前、朝目を開く瞬間、気付けば雨を祈ってる」
同じ雨なのに、止んで欲しい、降って欲しい、と思う人がいる。
この対比が絶妙で、雨の描写も似ている、と感じた。
取材で訪ねたお寺の住職さんの一言、
「そもそも、天気とは、天の気分、
人の都合など構わず正常も異常も計れん」
「天気にとっては異常気象なんて知らん」ってことなんだろうな、
それにしても、この一言は、説得力があったな。
いろいろ意見はあるようですが、個人的には『君の名は』と同じくらい楽しめましたし、『ボヘミアンラプソディ』以来、久々に映画館で複数回、鑑賞した作品になりました。若い子の切なく、一途で、淡い恋模様は見ているだけで癒されますし、こちらの情動に訴えかける強さがあります。
設定的に細かい突っ込みどころはあるにせよ、全体として見ればよく作りこまれた展開で、要所要所に緊迫する場面や、ほんわかする場面が織り込まれていて、最後まで飽きることなく楽しめました。
そして、なにより様々な天気の描写が非常にリアルで、この監督はこれ(天気のリアルな描写)を見せるために、この映画を作ったのではないか、と思わせるくらいリアルでした。映画館の大画面で見ると、そのすごさがより鮮明に分かります。
同日に評価4.0の『ストーリーオブマイライフ』も観たのですが、個人的には『天気の子』のほうがストーリーの抑揚が効いてて面白かったです。
そう思うと今のご時世、映画館に行かないこれもありだ。
何回も見られるし。
感想
レビュー が、ここまでかってくらい盛り上がっててそこに付属するコメントは、流して読んでも随分かかる量で
しかもその考察は圧巻。
アニメ界の(言わば別の意味での)闇を見た気がするほどだ。
声優でない俳優の音声には賛否があるが
この場合の小栗旬には才能すら感じた。
声がダメで脱落するアニメの吹き替えは、私の場合わりとあって、花火をどこから見るか的なやつもミライなんちゃらもそれだった。
そう思うと、この映画の声の配役は私にとってはアリだった。
ここのサイトのレビューで「へーーそういった解釈!」って思うのがあったので、今から再視聴。
考えたら 何年も降り続く東京の雨って
いやこれはウンザリするよ。
町中 しっとりして腐って崩れ落ちて来そう。いや 来る。
彼 ほだか君が いた島ってどこなのか。
伊豆諸島のどこかか八丈?
誰か特定してる人っているのかな。
電車乗ってないし船で来てるから、多分そんな感じだと思うが。(検索したらあっという間に判明、伊豆諸島 新島の近くの神津島だそうで)
夜明かししてるマックは新宿で、冗談みたいなちんぴら風の格好した男たちはマジであんな感じで存在してそうな街。
新宿も表通りだけ歩いてるとさほどでもないけど、例えば怪しげなエステを住所頼りに訪ねて行ったりすると、こういうところ来ちゃいけない場所だよなあって空気が漂ってる。
こういう街を 警戒感ナシに若い女の子が歩くのはやっぱりどうしても危険だとどんな鈍感な人間でもオトナならわかる。
このアニメは相当な割合で東京を再現してるけれど
圧倒的に不足してるのは 匂い 。
なので 本当の東京は もっと表の顔がゴージャスで美しげで、闇は底知れぬほど深く 大抵の大人は 生きていくためのギリギリ合法か、もしくは 見逃される非合法による金銭の事しか頭にないやつがいっぱいいる、らしい。
この映画によると うちはもう水の底なんだけれど
レインボーブリッジがあそこまで水没してるって事は、
だいたい何階以上が頭出てるのか?
相当の高さなんだよねえ
目も眩むくらい。
なんて事を思いながら
結末ってここか?
っていうのを三回くらい乗り越えていただき
終わった時の見応え感はあった。
だいたい あとはご自分で想像してくださいっていうのはただ怠けてるようにしか思えないわけで
ここまできっちりやりましょうと思った。
賛否 いっぱい あるようですが、私は楽しみました。
それにしてもファンの皆様 すごい。
ほんとにすごくて素晴らしい。
あっちに出てた彼があれでこっちの彼女はあの子で。
って、よくわかるなあ、って普通にわかるやつ?
まあこの程度の人間にも
(と自虐を入れたくなるほど皆さんの考察が素晴らしい)
楽しめた作品だった。
映画は娯楽。楽しめればOK
ですよね。