許された子どもたち

6.9/10
合計14件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   131分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   内藤瑛亮
劇場で   06月01日 2020
この映画を見たい?
 映画を見たい    しない

50% 欲しいです,合計 112

レビュー  |  共有する 

許された子どもたち プロット

「先生を流産させる会」「ライチ☆光クラブ」の内藤瑛亮監督が、実際に起きた複数の少年事件をモチーフに、構想に8年の歳月をかけて自主制作映画として完成させたドラマ。とある地方都市。不良グループのリーダーである中学1年生の市川絆星は、同級生の倉持樹に対するいじめをエスカレートさせ、ついには彼を殺してしまう。警察に犯行を自供する絆星だったが、息子の無罪を信じる母親・真理の説得により否認に転じる。少年審判は無罪に相当する「不処分」の決定を下し絆星は自由を得るが、世間では激しいバッシングが巻き起こる。そんな中、樹の家族は絆星ら不良グループの罪を問う民事訴訟を起こすことを決意する。

許された子どもたち 俳優

許された子どもたち 写真

許された子どもたち Related

WILLオンラインで映画を見る
WILL
プロット  日本
02月16日 劇場で
きまぐれオンラインで映画を見る
きまぐれ
プロット  日本
03月15日 劇場で
見知らぬ人の痛みオンラインで映画を見る
見知らぬ人の痛み
プロット  日本
04月19日 劇場で
ゴーストバスターズ フローズン・サマーオンラインで映画を見る
ゴーストバスターズ フローズン・サマー
プロット  アメリカ
03月29日 劇場で
神探大戦オンラインで映画を見る
神探大戦
プロット  香港・中国合作
02月23日 劇場で
ラ・カリファオンラインで映画を見る
ラ・カリファ
プロット  イタリア・フランス合作
04月19日 劇場で
SUGA | Agust D TOUR ‘D-DAY’ THE MOVIEオンラインで映画を見る
SUGA | Agust D TOUR ‘D-DAY’ THE MOVIE
プロット  韓国
04月26日 劇場で
舟を編むオンラインで映画を見る
舟を編む
プロット  日本
03月01日 劇場で
METライブビューイング2023-24 ビゼー《カルメン》オンラインで映画を見る
METライブビューイング2023-24 ビゼー《カルメン》
プロット  アメリカ
03月08日 劇場で
夜明けへの道オンラインで映画を見る
夜明けへの道
プロット  ミャンマー
04月27日 劇場で

許された子どもたちコメント(20)

uxkubbz
uxkubbz
最後はハッピーエンドだったし、内容自体は良かったと思う。

人間の行動は遺伝を含めた環境の要素によって決まるものであり、自由意志など存在しない。ゆえに自己責任などというものはない。これは、社会科学・認知科学的にも認められている事実である。上記のことからして、本質的にはそもそも人に”責任”を負わせる・償わせるという概念はそれ自体が成立しない。しかし人間が作ったこの社会を健全に動かしていくにあたって、それでは不都合が生じるために、法律が作られ、それに違反したものには懲罰を与える、罪を償わせるというルールが出来た。それが社会における”責任”というものなのだろう。しかし、現実を見てみるとどうだろう、法律を作る側の人間が不正をしていたり(その程度の人間が法律を作っている)、自分たちに有利になるよう法律を改正したり、権力のある弁護士を雇えば好き勝手に法律の解釈を変えることが出来てしまうというようなことが起きている。上級国民案件などは殆どそういった内容である。そんなものに価値はないと思う。法律なんて単にお上の都合のいい社会を形作るために作られたクソみたいなものでしかないのではないかと思う。そもそもその人間自体には”責任”なんてものは最初からないんだから、法律や責任などというゴミみたいなものに縛られて生きるよりも、自分の生きたいように生きる方が良いのではないか。
最後はそういった呪縛から解き放たれたことが感じられるようなセリフとか演出があって、ハッピーエンドに思えた。
eqnbig
eqnbig
ネタバレ! クリックして本文を読む
主人公が成長して、自分の罪と自分の言葉で向き合えるようになるところまで描いてほしかった。自分の内面を表現する言葉を持たない主人公というのは、中学生という設定上自然ではあるが、それだけで終わっているのは映画表現として逃げではないか。
世間からの迫害にしても、風化してはいるものの完全に記憶や記録から消え去っているわけではないという段階の在り方を描いてほしかった。

また、リアルに描かれているところとそうでもないところが混在していて全体として不統一な印象を受けた。特にリアリティを感じたのが、学校でいじめについてのディスカッションをするシーンで、「みんなが夢に向かって努力していればいじめはなくなる」と発言した生徒がいて周りから笑われるところなどは実際にやらせてみないとなかなか出てこないだろう。逆にリアリティを感じなかったのが桃子に対するいじめで、やってることが古典的すぎないかと思った。
そもそも桃子がいじめられているという設定自体必要があったか疑問に思う。桃子が主人公にとって都合のいいキャラクター過ぎて違和感がある。

正義派ぶって迫害する側の人間をもっとまじめに描いてもよかったのではないかとも思った。転校先で主人公の正体をバラす、妙に芝居がかったことを言うが活舌が悪い男子生徒はコミカルで面白いが、そこをコミカルにしてしまっていいのか。主人公の母を殴ったニコ生主にしてもそうである。また、そのニコ生主がそのあとネットで称賛される流れには違和感を感じた。

緑夢という名前は見た瞬間笑ってしまった。スノーボーダーじゃん。匠音というのもダイアモンド☆ユカイの息子の名前だし、どうかと思う。
lklcvuw
lklcvuw
最初から最後まで、胸が苦しくなる展開。加害者だけではなく、被害者家族への追い打ち。
ただ、グロいシーンはカットしてでも、今の子どもたちに観てもらいたい映画だった。
rwdcrs
rwdcrs
不良グループのリーダー・中学1年生の市川絆星。
同級生をいじめ、ついには殺した。
少年審判の決定は「不処分」だった。

いじめること、殺すことに罪の意識を感じない絆星、そして息子のことを何も知らず、ただただ守ろうとする母親にイラつく。二人とも壊れていた。バッシングの日々を延々と描くが、二人が反省することはなかった。

先日観た『マザー』を思ったが、今作の母親と息子のほうが間違いなく多数派。彼らに対し為す術がない自分に呆然とした。

柳楽優弥の『ディストラクション・ベイビーズ』につながるような絆星を演じた上村侑くん、そしてクソのような母親を演じた黒岩よしさん(元オリンピックの水泳選手だったのですね)が強烈なインパクトだった。
fsupcyo
fsupcyo
仲間内で悪い事ばかりしていた不良グループのリーダー:絆星(キラ)が手作りボーガンで同級生を殺めてしまう。
法的話にもなり不起訴となるが、社会はその事件を放っておく訳が無い。
観客は加害者側を「ざまぁねぇな」とか「少しやられ過ぎて可哀想」と思ってしてしまう展開だ。しかし、描かれた序盤真実が無ければ首謀者以外は真実を知らない人間達のドラマ。

子供の為なら何しても構わない様なモンスターペアレンス的主人公母親(この少しお金持てばBMWを買って乗ってしまう様な中層家庭には笑える)、真実など気にせず自身の役割をこなそうとする容疑者弁護人、境遇から逃げようとしてもネットで名前が晒される加害者主人公、偽情報にてイジメに遭う少女、自分のイジメを棚に上げる子供達等、かなり現代社会的である。
子供も大人も、誰もが同じ境遇になるかも知れないというサインだと思うし、心に受け止めて置きたい。

面白いのだけれども、映画としてはラストが投げっぱなしジャーマン的なのは頂けない。
「そこまでこのテーマでやっておきながら行き着く先はそこ?」的。ちょっと途中までの盛り上がりからは少子抜け。

「(第三者から観て)やってる事おかしいんではないか?」
それを言えなくなってしまった現代社会の罪と罰。

面白かったですよ✨

共有する

関連映画

イサドラの子どもたち オンラインで映画を見る イサドラの子どもたち
プロット  フランス・韓国合作
09月26日 2020 劇場で

“敵”の子どもたち オンラインで映画を見る “敵”の子どもたち
プロット  スウェーデン・デンマーク・カタール合作
09月16日 2023 劇場で

ハローキッズ! がんばれ子どもたち オンラインで映画を見る ハローキッズ! がんばれ子どもたち
プロット  日本
07月12日 1986 劇場で

ポーランドへ行った子どもたち オンラインで映画を見る ポーランドへ行った子どもたち
プロット  韓国
06月18日 2022 劇場で

最悪な子どもたち オンラインで映画を見る 最悪な子どもたち
プロット  フランス
12月09日 2023 劇場で

隠された日記 母たち、娘たち オンラインで映画を見る 隠された日記 母たち、娘たち
プロット  フランス・カナダ合作
10月23日 2010 劇場で

ニューリリース