一月の声に歓びを刻め
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ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇コメント(18)
中学生でオカルトにはまり、高校生でラヴクラフトの洗礼を受け、更にはテーブルトークでSAN(正気度)チェックを繰り返してた身としては、懐かしさも相まって思いの外堪能させて頂きました。
形容し難い何か、が満載のクトゥルフ神話世界をエログロに美しくビジュアル化していたのと、音響・音楽の上手さや敢えて80年代テイストを踏襲している所など、一見チープなんだけれど堪りません。そして、ニコラス・ケイジ…(笑)。もうこれに関しては笑うしかありませんでした。ただでさえクドイのに貴方ときたら、もう…。最高ですよ(爆)。
とまぁ、世間的には難しい一品でしたが、個人的にはお腹いっぱいでした。十分に胸くそ悪かったけどね。
個人的に、困難を打開すべくキレながらやたらめったら行動するおじさんの雄姿が大好物なので、マンディ地獄のロード・ウォリアーのほうが好みでした。
今回のおじさんは、なすすべなしのクトゥルフの掌中だったので、少し物足りなさがありました。
でもきちんと「家父長の柱」たる父親を、氏らしさをにじませつつ、しかし冷徹に演じられていたのがしみじみ素敵でした。
いったい誰がどこまで狂ってるのか、一体何が起きてるのか、風景、人物、音楽、全てが不穏。
理由や理屈なんかで説明できない狂気がココにはある。
それでいて、こんなにストレートに映像化されたラヴクラフト作品があっただろうか。それだけで、もう満点。
最高の「俺が見なけりゃ誰が見る映画」。
なのでオススメはできません。
邪悪な森の中、水文学者のウォード(エリオット・ナイト)はネイサン・ガードナー(ニコラス・ケイジ)の一家が住む土地の水質調査に訪れる。怪しげな雰囲気の中、川のほとりでは長女のラヴィニアが怪しげな宗教儀式を行っていた。「ここは私有地よ。出て行って」などと言いつつも恋心が芽生えたかのよう・・・
しばらくテントを張って様子をうかがうウォード。ある日、ガードナー家の前庭に隕石が飛来し、ピンクとも紫とも思える不気味な色に包まれた。やがて隕石は稲妻を吸収し、次第に石そのものが小さくなって消え去ってしまうが、家族の皆の精神状態がおかしくなっていくのだった。
会話の辻褄が合わない。特にネイサンは会話のキャッチボールがなってない!ニコラス・ケイジだから最初から変人気質っぽく感じたのかもしれないけど、妻テレサが指を2本切り落としてしまったところからは夫婦愛も感じるのです。病院へ急げ!てな具合で。そうして留守番をすることになったラヴィニア、ベニー、ジャックの子どもたちだったが、磁場の異変かブラックホール化したためか、通信機器もままならない。幼いジャックにいたっては井戸の中に「友だちがいる」と言い出す始末。そして、時間の経過さえもおかしくなっていることに気づいたのだ。
カマキリが宇宙人?いや、目撃したのはジャックだけ。やがて飼っていたアルパカ(なぜ飼っていた?)が融合してしまい、テレサとジャックまでもが融合してしまう!もう、気色悪い。すでに一家の住まいだけ世間から隔絶された別空間になってしまい、助けにきた保安官たちも一家から逃れられなくなってしまうのだった・・・
相対性理論とか磁場が狂ったりとか、科学的な説明も一切なく、“色”という宇宙からの侵略者によってガードナー一家と周囲の人だけ巻き込んでしまうSFホラー。不気味な融合映像はある種のカルト・ホラーの傑作に化けるかもしれないインパクトがあるし、水質問題を無視してダムを建設する市長といった社会派要素(?)もある。それにもまして、ニコラス・ケイジの変態ぶりも最高だった。
唯一欠点といえば、アルパカの融合体(他の生物含む)をトラックに積んでたおっさんのシーンが逃げられないはずだし、順序が合わないと言えるかもしれません。もう色んなホラー要素を何でもかんでも詰め込んでやれ~!といった、無茶な展開は結構好きです。