人気アイドルグループ「乃木坂46」の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未が初主演を務めた映画。「乃木坂46」の5thシングル「君の名は希望」のミュージックビデオも手がけた山下敦弘監督が、同ミュージックビデオ内で行われたオーディションで選出した3人を主演に据え、超能力やUFOを真剣に研究する女子高生の青春と、そんな女子高生たちを演じる3人のアイドルが女優として初めて挑んだ映画の現場で苦悩し、成長していく過程を、メイキング風のフェイクドキュメンタリーとして描いた。原作は、大橋裕之の連作短編漫画「シティライツ」。北石器高校の超能力研究部に所属する育子、良子、あずみは、同級生の森が楽々とスプーン曲げをしているところを目撃し、強引に入部させる。森はスプーン曲げだけでなく、人の心が読めるという能力も持っており、実は宇宙人であると告白。それを聞いた3人は、森が故郷の宇宙に帰りたいに違いないと決めつけ、UFOを呼び寄せようと奮闘するが……。
超能力研究部の3人コメント(11)
映画として良かったというよりは、これを映画館で知らずに観たのが良かった。なぜなら僕はエンドロールまでフェイクドキュメンタリーということに気付くことができなかったからです。山下監督とプロデューサーのケンカとか固唾を飲んで見守ってました笑
いったいどんな顔でエンドロールを眺めていたんだろう…多分( ゚Д゚)こんな感じだったと思います。なんかすごい大掛かりなドッキリにかけられたような感じで…笑何が起こってるのかわからなくて、乃木坂ファンでもないのに観終わってすぐパンフレット買ってました笑
むしろフェイクドキュメンタリーと知ってて観るこの映画って面白いのかなと思ってしまうぐらいです笑
「普段プロデューサーや偉い人に操られている人形としてのアイドル」と「全てを自分で考えて指示しなければならない映画監督」の対比だとか、アイドルとは何かとかそんなことを考えながら観てて普通に面白かったです。乃木坂の3人の頑張りも伝わってきたし。僕は橋本奈々未さん推しです。
「全部ホントで、全部ウソ。」ってコピーも秀逸ですよね。というかこの映画の在り方そのものがアイドルという概念そのものを表しているのではないかとすら思ってしまうのです。全てが本物っぽいけど全てが虚像というか。うーん、好きだ。
マネージャーのところ笑った。面白い
話としては山下監督の実験作という感は否めないが自分は十分楽しめた。
生田絵梨花はさすがに子役時代の経験もあり他の2人に比べて上手かったが、秋元真夏、橋本奈々未もよく頑張っていたと思う。
特にすべてが嘘というオチは面白かったし、脇を固める俳優陣がよかった。
出演していた三人はかわいらしく、なかなか他では見せない表情も見せているのでファンはみた方がいいと思う。
ドラマの「超能力研究部の3人」と、それを撮るメイキングパートが入れ替わりに映される構成だが、そちらのメイキングも実はフェイクドキュメンタリー。
そんな構成の中で、演技素人のアイドル3人のフィクションとリアルの狭間で垣間見える本音や成長や表情が素晴らしい。
冒頭では「乃木坂の3人」の彼女たちが、最後には「超能力研究部の3人」にしか見えなくなっているのに感動。
個人的にこういう作品は好きだが、やはりドラマパートの完全版も観てみたいと思った。