ヤング@ハート

7.6/10
合計18件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   108分
言語   英語
地区   イギリス
劇場で   11月08日 2008
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ヤング@ハート プロット

平均年齢80歳のロックンロール・コーラス隊「Young@Heart」の音楽ドキュメンタリー。1982年、アメリカ・マサチューセッツ州の小さな町ノーサンプトンに誕生したコーラス・グルー「Young@Heart」は世界中を飛び回る。そんな彼らが1年に1回のコンサートに向けて、ソニック・ユース、ラモーンズ、ボブ・ディラン、トーキング・ヘッズの曲の練習を重ねていく。

ヤング@ハート 俳優

ヤング@ハート 写真

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ヤング@ハートコメント(10)

Ocugheeatnh
Ocugheeatnh
御歳80歳平均の紳士淑女たちが○○会?おぼしく集まり、
なにを練習するかと思えばハードロック!?というのが笑える。
彼らが歴とした歌い手となる、指揮者ボブ・シルマンが率いる
ヤング@ハートというコーラス隊を追ったドキュメンタリー。
…とはいえ、やはり普通のおじいちゃん&おばあちゃんたちだ。
性格はけっこう、ヘビーである^^;

多分こういう集まりって、日本でもそこかしこでやっていて、
元気な紳士淑女たちがワイワイと発表会などを開催するのを
けっこう間近で見たりしている。。ので、特に驚きはなかった。
ただ、すごいな~!と思うのが指揮者となるボブ、その人だ。
おそらく彼がいなければ、このコーラス隊は機能していない。
彼らにリハーサルを施し、生気を吸い取るほどに喚起させ^^;
おまけに見事なPVまで作って披露してくれている。。
これがビックリするほど面白い。なんなんだ、この逸材は(爆)

ネタとして面白いので、客たちは食いつくだろうと思うけど^^;
それをステージまで持ち込み披露するということの苦労を、
彼と(映らないが)マネージャーや、周りにどれだけの人間が
関わってきたかの存在意識を、かえって深く感じてしまった。。
活きることは素晴らしい。
歳をとって常に前向きな姿勢でいることは本当に素晴らしい。
そしてそれを支える温かな眼差しがあることが何よりなのだ。

彼らが歌い奏でる独自のメロディーは、歌詞を間違おうと(爆)
「オレはオレだ。」とカッコ良くキメてしまう迫力に満ちている。
ロックは魂だ!…みたいなことを言うロッカーがいたけれど、
本当にその通りだと思う。誰が歌っても(経験があればなお)
演歌や浪花節と微妙に通じる「心」があるような気がする。
だから人々は、いつまでもロックを愛してやまないんだと思う。

素晴らしいその「叫び」と共に、人生の悲喜交々が彼らの
傍らを通り過ぎていく日々。魂はいつまでもヤングのままで。。

(懐かしい番組タイトルを思い出してしまった。おー!おー!)
Sxspmkonhig
Sxspmkonhig
とってもエネルギッシュなじーさんばーさん

元気を貰えます。

もちろんお年頃の人達なのでなかには悲しいシーンもありますけど

全体的には楽しい映画です
Nsohmsxigpk
Nsohmsxigpk
命を賭ける・・・最近そんな言葉を頻繁に見受ける。
小さい頃の特撮ヒーローものテレビ番組で、よく聞かされていたフレーズだったことに改めて驚きを覚える。
そうは言っても当時なら、子供らしいロマンティズムだから許される面もあり、幾分かの無茶をしでかしても、親や世間からはさして気にもされなかった。
無邪気さとして見守られていた似非ヒーロー。
本当は泣き虫だったり、あおっぱな垂らしの悪ガキだったりだ。
それが子供の社会。

やがて大人となる。
そこではロマンディズムよりも事実が優先。
結果がすべてらしい・・・全知全能な神様と勘違いした連中が血相変えてそう言っていた。
嫌気がするほど彼らと何度も相見える。
やがて、とある人は、ある時ある瞬間にスウィッチが入り、ある行動に出てしまうのだ。

何かに賭けてみたい!

成長と言うべきか?無謀と言うべきか?
行くべきか?いるべきか?

実は単純なのだ。
日々は恒久的かつ関係なく刻まれ、僕らは平等に歳を重ねなければならない。
それさえ忘れなければ、行き急がずとも自然と答えを見出せるような気がする。

ヤング@ハート:Young@Heartは、米国マサチューセッツ州ノーサンプトンにて82年から発足したコーラス隊だ。
人口3万人に満たないほどの小さな町に住む彼ら。
その構成メンバーのほとんどが年金生活者、平均年齢は80歳だという。
彼らの唄う合唱曲、これが実に興味深く、全米での関心が高いのだ。

ジミ・ヘンドリクス、クラッシュ、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、デヴィッド・ボウイ、レディオヘッド、ソニック・ユース、ポリス、U2、コールドプレイ・・・etc.

ビング・クロスビーやクラシック音楽、あるいは「サウンド・オブ・ミュージック」でのジュリー・アンドリュースを愛聴する世代が、明らかに彼らのシーンよりずっと後の、近年~現在のロックをレパートリーとしているのだ。

まず、この時点で置き換えて欲しい。
日向ぼっこしたり手押し車を持ったアナタの周りにいるお年寄り、彼らがミスチルやビーズの曲を合唱するような感覚だ。
有りえない風景だ・・・でも現実にあるのだ。
実にすがすがしい。
かっこいい。
歳をとることに躊躇している場合じゃないのだ。

アメリカ経済の近況は実に危機的だが、そんな時世などに関係なく、彼らの日常はヤング@ハートの活動で支えられている。
唄うことがすべてとまでは言い難くも、少なくともこう答えている。

生きることが好きになる!

現実的に彼らには死が圧し掛かっている。
本当に日常の出来事として。
高齢であるが故、今日明日にでも仲間うちの誰かが逝ってしまう・・・確かに悲しい。
だが彼等は自然現象として受け入れる。
その姿が実に頼もしく映っていた。

死を乗り越えるというよりも、迫る死と真摯に向き合いながら高貴で誇り高く、ユーモラスに生を全うする。

ステージに上がった彼らのお揃いのシャツは、決して死装束なんかじゃなく、パフォーマーとしてのスタイリッシュさと輝きに溢れている。
それが何よりも印象的に映えていた。

このグループの厳格な指導者であるボブ・シルマンの台詞が、僕の胸を突き刺した。
「仲間の死、こういう時こそ唄うことが大事である、それが、追悼でもあり人の死に敬意を表することになる」

この言葉はこう解釈したつもりだ。
彼は決して無理維持したり強行な手段を取っているわけではなく、自然な人間の寿命に対しての率直な思いを告げたのだと。
残された仲間が、逝ってしまった故人の魂を継続しながら、ヤング@ハートを今日も牽引している。

確かにいつ死ぬかは分からない。
だから何かに賭けたいと駆り立てられる気持ちも分かる。
全うしようと志した者を引きとめる権限は無い。
だからこそ賭ける時と場所は重要なのだと思う。
もしアナタが何かを求めて無謀に賭けたいのなら、ひとまず落ち着いてみてはいかがだろう?

足元に転がっているモノを拾い上げ実感すればいいのだ・・・手に取る感触、聞こえる耳、声、遠くを見据える目と空気の味。

そしてもうひとつ!
「唄にはエネルギーがあって、俺たちにもエネルギーがある」

一つ残さず、無駄にするな!
Aepnerylis
Aepnerylis
生き生きとした人を見るのはとても元気が出る。
ドキュメンタリーとして完成された非常に質の高いエンターテイメントだと思う。
Einlsdepyaw
Einlsdepyaw
ネタバレ! クリックして本文を読む
映画「ヤング@ハート」(スティーヴン・ウォーカー監督)から。
平均年齢は80才のロックンロール・コーラス隊。
彼らのコンサートは「元気がもらえるコンサート」と大人気。
刑務所でのコンサートは、私の胸を熱くさせた。
お世辞にも、上手いとは言えないコーラスであるが、
92歳の女性が「うぁおう〜」・・と叫び、楽しそうである。
彼らの根底にある考え方は、人生、1回限り、楽しまなくちゃ・・。
「これからもメンバーでいたい。
神様からお呼びがかからなかったらね」とさらっと言いのける姿は、
観ている私たちに元気を与えてくれる。
メモした中から選んだフレーズは、
「人間の寿命は、少し伸ばせても大きくは伸ばせない」
いくら健康に注意したって、200歳までは生きられない。
それならば、何歳まで生きる、なんて考えないで、
何かやり遂げようよ・・とメッセージをもらった。
彼らの1人が
「運がひらいたら、もう後ろは振り向かないで」と呟く。
振り返るのは、死ぬ時で充分・・そう言いたげだった。