ミッシング(1982) プロット

73年9月南米チリで起きたクーデターの最中、失踪したアメリカ青年の事件をモデルにした82年度カンヌ映画祭グランプリ受賞作品。製作はエドワード・ルイスとミルドレッド・ルイス、製作総指揮はピーター・グーバーとジョン・ピータース、監督は「Z」のコスタ=ガブラス。トームス・ハウザーの原作に基づき、コスタ=ガブラスとドナルド・スチュワートが脚色した。撮影はリカルド・アロノヴィッチ、音楽はヴァンゲリス、美術はピーター・ジェイミソン、編集はフランソワーズ・ボノが各々担当。出演はジャック・レモン、シシー・スペイセク、メラニー・メイロン、ジョン・シェア、チャールズ・チオッフィなど。

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ミッシング(1982)コメント(4)

Ostagrrned
Ostagrrned
女性ばかりのグループが、インディアンを相手に戦うのはかなり不利ですね。
特にボスは凶暴な顔つきからしてかなり強そうです。
出来ればハッピーエンドにして欲しかった。
vjjfzz
vjjfzz
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総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 70

中南米でクーデターが起これば、国家規模の謀略が裏にあるであろうことは当然予測できる。アメリカ軍人がたくさんいて大使館員がよそよそしい態度を取っていれば、アメリカが陰にいるのは当然予測できる。それなのに国家に個人が挑むということは、シュワルツネッガーやスタローンが出演していない限り勝つはずがないというのも当然予測できる。
というわけで全てが予測通りに物語が進み、意外性がありませんでした。世の中は普通は不条理なものなのだとしみじみ思います。不幸にして国際的陰謀に巻き込まれれば、残念ながら国家の利益のためには人の命も人権もとても安いものであるということです。真実が明らかになることも、国家からみれば小さな個々の正義がとおることもないでしょう。

最後のすぐにヴァンゲリスとわかる音楽は、エンディングに合っていたと思います。
noxurh
noxurh
社会派映画を多く手掛けるコスタ=ガブラス監督のアメリカ映画。主演のジャック・レモンと演技派シシー・スぺイセクのシリアス演技を観るべき作品で見応えはあるが、欲を言えば映画としての艶が欲しい。
szcvzl
szcvzl
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「君たちを告訴するぞ!」という最後のジャック・レモンの言葉。アメリカの民主主義を賛美するかのような締めくくりだが、一方でアメリカ民主主義のために犠牲となる市民の憤りをも訴えて民主主義の矛盾をも突いた社会派映画!

1970年に自由選挙による社会主義政権を獲得したチリ。これを不服とした富裕層や軍部は反発し暗殺事件が横行。そして1973年には軍部クーデターが勃発する(“9.11”とはアメリカ同時多発テロ事件を意味することがほとんどだが南米ではこのクーデターを指すことが多いとか)。映画で描かれているように、クーは静かに進行し、平和的に行われたかのようだが、戒厳令と大量虐殺も行われたのだろう・・・チャールズの妻ベス(スペイセク)が外出禁止時間に街を歩いてると、道端にころがってる死体を発見するシーンがぞっとする。

父親演じるジャック・レモンの息子は死んだのかもしれないと焦燥感。こんなチリにまで来て何をやってんだ!と嫁を罵るような気持ちもわかる。左翼思想にかぶれやがって・・・などと感じていたんだろうけど、結局は真実をさぐろうとするジャーナリズム精神が彼らに宿り始めるところも面白い。

今ではCIAの関与したクーデターだったことも公然と書かれているようだけど、アメリカ民主主義というのは国際警察たる帝国主義をも同居させているんだということだな。