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マタンゴコメント(11)
お馴染みの怪獣モノやSFモノではなく、「美女と液体人間」「ガス人間第1号」などに代表される“変身人間”モノ。
その一連の作品の中でもズバ抜けた異色作であり、映画史に名高い怪奇カルトの傑作。
「トラフィック」「オーシャンズ11」のスティーヴン・ソダーバーグは、幼少時に見たトラウマからずっとキノコが食べられなかったそうな。
病院に収容されている一人の青年が、悪夢の体験を語り出す…。
若い男女7人でヨットで太平洋を航海中、嵐に遭い、流れ着いた無人島。
カビとキノコの異様な島で、人が居たような痕跡も。
難破船。
人が一人一人消えていった事を記した日記。
不気味なキノコの標本。
やがて食糧も尽き、7人はキノコを…
奇っ怪!恐怖!
キノコを食べ、人がキノコ人間と化す!
人間でも動物でもない、第三の生物、キノコ人間=マタンゴ。
その造型はB級モンスターチックだが、マタンゴと化している途中の姿はマジでおぞましい。
何処かの国の放射能実験の影響とされる問題のキノコ。
食すと、神経がイカれ、人間性を失い、サイケデリックな幻覚も見る。
まるでそれは、今芸能界に氾濫している“アレ”そのもの。
そして勿論言うまでもなく、何より恐ろしいのは、ドス黒い人間模様。
和やかで楽しい雰囲気から一転、漂流中はピリピリムード。
漂着してからはさらに渦を巻く。
島という限定空間。追い詰められた極限状態。襲い苦しめる飢餓。欲とエゴの剥き出し。…
マタンゴは、醜い人間の本性に他ならない。
作品によってドラマ部分が弱い東宝特撮だが、本作は秀逸。
薄気味悪く、陰湿で、アダルトな雰囲気も漂わせ、本多監督の演出もキャリアベスト級。
サポート的な円谷特撮も高クオリティー。
人間社会や道楽ボンボンたちへの皮肉・風刺もたっぷり。
東宝特撮常連たちが怪演・狂演を披露。中でも、水野久美の冷笑は妖しく戦慄!
ラストもまたショッキング。
バルタ…いや、マタンゴの不気味な笑い声が耳にこびりつく。
もう何度も見てるつもりだが、何度見ても強烈&クレイジー&キチ○イ!
半世紀以上も前にこれほどの作品を作った東宝特撮の力量にKOされる。
「変身人間シリーズ」番外編。
DVDで2回目の鑑賞。
「ハワイの若大将」と同時上映だったのは有名な話。相反する2作品ですが、どっちかをメインに観に来た人たちはどういう気分になったでしょう…。ギャップが激し過ぎる気がします(笑)
何はともあれ、特撮ホラーの傑作中の傑作でしょう! もはや問答無用です。やっぱり特撮作品は東宝が最強だなとつくづく感じました。全く他の追随を許しませんねぇ…。
数多くの著名人にも本作のファンだという方がいらっしゃいます。本作の底知れぬ魅力に惹き込まれてしまうのは、やむを得ないことのように思いました。
嵐で遭難し、南海の孤島に漂着した7人の若い男女が遭遇する、およそこの世のものとは思えない恐怖の体験…。そこから見えて来る人間の本性とエゴ、マタンゴの恐ろしさが織り成す物語に惹き付けられました。まさに、現代の幻想譚!
その孤島はキノコとカビに覆われていて、唯一海岸に打ち上げられていた難破船には食料は残されているものの生存者はおらず、航海日誌には「キノコを食べるな」という不気味な警告文が記されていました。次第に食料も乏しくなり、飢餓の苦しみに苛まれ、疑心暗鬼と我欲に支配された末に、醜いエゴが爆発していきます。
そして、ひとりまたひとりと禁断のキノコに手を出していきます。キノコを食べた者は幻覚症状のために気分が高揚し、常に唇に笑みをたたえ、肌艶も良くなりますが、次第に無気力になっていき、その容姿も醜く変貌し、目的も無くさまよい歩くだけの“亡者”のようなキノコ人間に変身してしまいます…。キノコ人間がめちゃくちゃ怖い…。ただただ怖い…。声はバルタン星人…(笑)
完全に変身してしまうまでは、皮膚がボコボコしてまるで爛れているのような気味の悪い姿。しかし人間性はその時点で喪失していて、ただ歩いているだけという印象でした。それが雨の日にぴちゃぴちゃとした足音をさせながら、船の中に忍び行って来ました…。特殊メイクが凄まじい限り…。演じている天本英世がこれまた上手いもんだから、画面に惹き付けられました。しかし、どうやって船から追い出したんでしょう…?
島の奥に広がるキノコ地獄もとにかく恐怖しかありません…。あれだけたくさんのキノコ人間に取り囲まれたら気が狂いそう…。目を背けたくなるのについつい見てしまう…怖いもの見たさで観入ってしまうだなんて、いつも思いますが不思議な感じ(笑)
極限状況下で繰り広げられる人間ドラマはとても観応えがありました。必死にもがく人間たちの行動は少々滑稽ながらも、生々しさを伴ってとても真に迫って来ました。理性と本能の鬩ぎ合いが壮絶極まりない…。妖艶な魅力を放つ水野久美が秀逸でした…。
生き残るためにエゴの塊になっていた人々が、果てしない人間的な欲望の発露の先に到達した場所が、終わりの無い虚無的なものだなんて、とても皮肉な話だなと思いました。確かに、流されてしまうのは容易い。全てを打ち捨ててしまうのも容易い。しかし、そこを耐え抜くことができるのも、人間の持つ強さではないのかな、と…。
唯一生還した久保明の最後の独白が意味深長で、都会生活がもたらす負の面を考えさせられました。彼もやがては狂っていくのでしょうかねぇ…(泣)
マタンゴを食べたらマタンゴになるんだぞ~
食ってはいけない禁断のキノコと空腹に耐えられず、人間同士がいがみ合う混乱描かれて、リメイクされても十分な内容ではないだろうか。
ラスト独白する主人公にキノコが……で終わるシーンは後を引く。
古い作品で、特撮を安っぽいと捉える人にはお勧めしないが、一度観てもらいたい作品と思う。
ゲーム「ドラゴンクエスト・シリーズ」をプレイして来たぼくにとっては、
ぼく「ああ~~っっ!!
この映画が、マタンゴ(ゲーム「ドラゴンクエスト・シリーズ」のモンスター)の元ネタや~~!!」
と大きなサプライズがありました。
~Wikipedia~_ワライタケ
菌類学者の川村清一が古い文献にみられる笑茸を探しており、1917年(大正6年)の石川県における玉田十太郎とその妻が、栗の木の下で採取したキノコを汁に入れて食べたところ、妻が裸で踊るやら、三味線を弾きだしたやらということであり、 Panaeolus papilionaceus だと同定しワライタケと命名した。その3年前の『サイエンス』にはアメリカ、メイン州における男女の中毒例の記載があり、ピアノを弾いたり飛んだり跳ねたりおかしくてたまらず、部屋の花束が自分を巻いているようだというような幻覚が起きたという。この時点では、他にも同様の作用を起こすキノコがあるのではと考えており、ほどなくして1922年、(別の種である)オオワライタケ Gymnopilus junonius を確認した。
この映画に登場するキノコのオバケ、マタンゴのモデル(元ネタ)はワライタケなのでしょう。
無人島で、
7人の男女(男5人:女2人)が食料難に陥(おちい)ってしまい、残された食料を巡って人間関係が悪化して行く。
ベッピンさんの麻美を巡って、男どもの欲求不満が大きくなって行く。
食べるとオバケになるキノコを、食べざるを得なくなってしまった飢餓状態がきちんと描(えが)けていなかったのは×(ペケ)。ぼくにはまだ余裕があるように見えました。
ベッピンさんの麻美のヌード・シーン、セックス・シーンが欲しかったです。
男5人の性格や身分に合わせて、外面的な特徴をもっと付けたほうが解りやすくなったかな~(面白くなったかな~)。