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ブリング・ミー・ホーム 尋ね人コメント(4)
しかし、
クズ、ケダモノばかりの登場人物に不快度と怒りマックスだが、あまりにも突っ込みどころが多すぎる。
脚本が雑過ぎ。
悲しい映画だから、もし、自分の子供に起こったらと思う映画だから、身を切られる思いで真剣にひとつひとつの物語に見入ってしまう。
オープニング・クレジットも終わり、17秒間の暗転の後に一人の泥だらけの女性の後ろ姿を追うように映画が始まる。
When it got so hard, rising yoon-su, I wanted him gone for a week,
so I could be alone. I had that thought once. It feels like I abandoned
him. Because of me... I hate myself for that. Can we ever go back?
When he come back, can we go back to normal?
子供のいる親よりも健康的って同僚の看護師から言われてしまう主人公のジョンヨン... 台詞では別に子育てについて暫く、一人になりたいと言っているのではなく、四六時中、24時間、365日、頭の中でいつも行方不明の息子のことを考え続けていることを止めることに対して彼女自身が自分を責めていて、やり場のない病んだ精神が台詞の中でうかがえる。さらに解決という光が届かない、当てがなく、底が見えない心の闇に自分自身を追い込んでもいる。
He looks like mansun fishing spot's helper boy?
No way, kids his age all look similar. Forget the kid and go on a
patrol, you idiot.
ここに出てくる人間たちが酷すぎて、よく耳にする人間の皮を被ったケダモノのそのもの。誰かが言っていたけど’ハラワタの煮えくり返る’映画とはこの事かもしれない。
彼女に気遣って一見心配そうにふるまっていた奴らも実は自分の子供の教育費を工面するために彼女に優しくするってどこまでこの脚本家は彼女を心理的にも肉体的にも痛めつけたら気が済むのか、本当に底が見えてこない。しかもそいつらは、報奨金をかすめ取ってもいる。シナリオでは切り捨てられたようにその後かすめ取った奴らのことは、"Reward Agreement" の1枚の紙きれで終わりにしている。
What if someone says they saw min-su?
No one gets in other people business nowadays. It's a nuisance,
so they'll look the other way.
That'd be fortunate. Could min-su be her child?
No, no way.
We kept him for a few years, he can't be hers.
Life is like that. Tell everyone to keep their mouths shut. Okay.
ジョンヨンを囲んで食事をする場面、その場所にいる全員が彼女の息子の居場所を知っているのにしらを切りながら食事し、あたかも同情すようなそぶりを見せながら... 追い打ちをかけるとはこの事か。何と言っても悪徳警官を演じたユ・ジェミョンという俳優さん... 名演技過ぎて、悪徳警官過ぎて、怒りを通り越して大噴火しそうにもなり、心の行き場を無くすようなすごい人... よくもまあこんな見ていて不快感極まりない脚本を書けたと思える。
You call yourselves human?
児童虐待... とにかく太っちょの男が子供の頭をはたいたり、殴ったりと嫌なシーンをマジで見せていて、いくら何でもと思っているところに幼児性愛を思わせる場面も... とにかく子供の命を軽視するシナリオとなっている。それは略取誘拐の対象が幼児性愛の部分が多く占めるのも分かるし、それを避けて通れないのも分かるけれども... シリアスなドラマの仕方のない特徴と言えるかもしれないが、それを納得した上で気持ちが何時までも晴れない昇華しきれないでいる... しかもラストの描き方、落としどころは、カタルシスのある場面と同時に許せない場面にもとれる内容となっている。犠牲者の子供さんは、映画の一つの駒に過ぎないという事なのか?
女優イ・ヨンエの14年ぶりの熱演がたとえ見れる映画としても... 個人的には、この映画は命の大切さや母親や親としての子供への愛の深さを描いているわりには、他の子供の命の軽視をしている場面は到底受け入れられない代物となっている。 失礼。
ホント韓国って、観る者をダウナーな気分にさせる映画を作るのが上手い。
何よりもあの家族の存在感たるや。まさに『悪魔のいけにえ』のソーヤー一家に通じる不気味さ。
そんな魑魅魍魎な一家に立ち向かう母親の姿は、もう一つの“母なる証明”だ。