ネイビーシールズ ラスト・ソルジャー
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03月08日 劇場で
METライブビューイング2023-24 ビゼー《カルメン》
プロット
アメリカ
03月08日 劇場で
ゴールド・ボーイ
プロット
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03月08日 劇場で
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03月08日 劇場で
ビニールハウス
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03月15日 劇場で
ペナルティループ
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日本
03月22日 劇場で
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ガタカコメント(20)
生れた時からDNAで寿命や死因まで割り出され、優劣が決まってしまう近未来。前時代であれば、肌の色で差別するに等しい。
劣性判定でも、目標に向けて生きるイーサン・ホーク。クールな名演。そんな彼にはDNAブローカーが紹介した最高級遺伝子をもつジュード・ロウが付いた。彼は、イーサン・ホークの成功で自分の価値を証明したかったのかも。
出演者がみんな冷静にクールで暗くなりがちだが、ユマ・サーマンが彩る。「キル・ビル」の激しさはなかったが芯の強い適役。この映画では彼女の行く末も気になる。
主人公が本当のDNAを隠す涙ぐましい努力と節制。体毛を全部そぎ落とし燃やしてしまうオープニングがその象徴。それでも、最終的には自分のDNAで目標をクリアしようとした。ザンダー・バークレイの技師の粋な計らい(このシーンは感激)もあり目標達成。自分のDNA確率を乗り越え、本当の彼自身の鍛錬が結実した瞬間だ。
遺伝子操作により生まれた適正者、自然に生まれた不適正者には優劣があきらかで不適正者にははじめから就く事が出来ない職業というのもある。主人公ヴィンセントは不適正者だが、ブローカーから適正者のDNAを買い生体偽装をして宇宙飛行士を目指す。いろいろゴタゴタもあるが、本人の努力で宇宙飛行士の能力を勝ちとる。
身分なんて関係ないぜ。社会と戦うとかじゃなくて自分自身との戦い。
ジェローム・ユージーン・モロー
IQ★★★★★
運動能力★★★★★
視力★★★★★
名前のセクシーさ★★★★★
顔面偏差値★★★★★★★★★★★★★★★(測定不能)
いや、ジュード様が王子様すぎて。なにこのきれいな瞳。横顔。声も好き。ブリティッシュ・イングリッシュも好き。全部好き。ハゲても好き。これだけ好きなのに今さら隠れケツアゴだって気づいたけど、好き。
そして、全ての24ヲタの涙をかっさらっていったジョージ・メイソンさんことザンダー・バークレーさん、これまたいい役で出演されてます。
細胞レベルで適正者(エリート)か不適正者か選ばれ、寿命や病気になる確率もわかってしまう近未来。
不適正者として生まれたヴィンセント(イーサン)が、適正者しかなれない宇宙飛行士になるため、適正者かつ王子様のジェローム(ジュード様)の血液で入社試験という名の血液検査をクリア。
適正者ジェロームと偽り、入社するけど、その会社で殺人事件が起き、不適正者が犯人と推定され、、、という話。
小さい頃から適正者の弟より何もかも劣った自分を認めつつ、夢を諦めないヴィンセント。
細胞レベルでは叶わなくても、努力で人一倍頑張るヴィンセントに、自らは描けなかった、夢に生きる人生を託したジェローム。
このジェロームの献身的な支えが切ない。毎日採血して、採尿して、皮膚片や髪の毛を採取して、運動の心拍数も提供。ヴィンセントにスポットが当たりがちだと思うけど、ジェロームのルーティーンも並大抵のことではない。
SFであり近未来という舞台でありながら、衣装がクラシカルだし、コンピュータの画面の画素数も粗く、車も宙を飛ばないしタッチパネルもないし自動運転じゃない、その他技術も近未来というより2020年からしても結構前に感じる(もちろん公開されたのは1998年なのですが)。
それはきっと、「自分の人生を生きろ」、「運命は自分の手で拓け」、「不可能なんてない、出来ないと決めつけるから出来ないだけ」という普遍的なメッセージが、いくら先端技術が繁栄した近未来でも受け継がれるように、というメッセージなのではないかな、と勝手に推測。
壁にぶち当たったり、ライバルとの差を見せつけられたりして、落ち込んでも、目指す「上」があるからこそ努力するんですね。
遺伝子によるカーストが成立し、科学的に差別が行われるある意味でディストピアな未来。そんな社会で差別される側に生まれた主人公が、協力者を得て努力を行うこで夢を叶える物語。そう長くはないお話だが、そのメッセージ性や台詞一つ一つに込められた重さのようなものを感じられる。
現代社会でも偏見や差別は横行している。だけどそれに負けるか抗うかは本人次第である。主人公はたまたまの偶然に協力者を得たが、その偶然をチャンスとして活かす努力が行えるか否かもまた、本人次第なのだ。