サム・ニール

ニュージーランドの軍人だった父の任務地、英・北アイルランドで生まれ、53年にニュージーランドへ移る。大学卒業後、政府が設立した「ニュージーランド・ナショナル・フィル・ユニット」で映画監督として活動し、77年に俳優デビュー。オーストラリアに拠点を移して「わが青春の輝き」（79）に出演する。同作を観た英俳優ジェームズ・メイソンのサポートもあり、「オーメン　最後の闘争」（81）でアメリカに進出して英米の映画・TVで活躍する。スティーブン・スピルバーグ監督作最大のヒット作「ジュラシック・パーク」と、ジェーン・カンピオン監督のオスカーノミネート作「ピアノ・レッスン」（ともに93）はニールの代表作となる。その他の出演作に「レッド・オクトーバーを追え！」（90）、「モンタナの風に抱かれて」（98）、「アンドリューNDR114」（99）、「ジュラシック・パークIII」（01）など。