ブランコ・トモビッチの検索結果、合計29(0.002986秒かかります)。

xsxjrbのレビュー:お葬式

3 years ago
ー 中学生時代から、伊丹十三氏のエッセイを愛読していた。 特に「ヨーロッパ退屈日記」「女たちよ!」「再び女たちよ!」の三冊は、今でも時折目を通す。大袈裟ではなく、百回以上は読んでいる。即ち、再読に耐えうる程、面白いのである。 その伊丹十三氏が映画を製作したと聞いた私の両親は、”その内容を深く知る事もなく”中学生の私と共に、映画館に足を運んだ・・。ー ■今作...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む TVアニメ版とは一切の繋がりのない、原作第三部を忠実に描いた作品。レオの息子ルネ(柊)が誕生するシーンから。 いかにも極悪そうなハム・エッグ(立川談志)。顔は手塚作品でお馴染みだ。アフリカのバンジェスのムーン山で採れると言われる、核エネルギーに代わる“月光石”を持っていたため、彼を案内人にして調査隊が向かう。現地で選ばれ...
2 years ago
ジェームスフランコは北カルフォルニアの『パロアルト』という町のパロアルト高校に通ったから、ここがかなり背景になっていると思ってみていた。でも撮影は南カルフォルニアだと書いてあったがどうなんだろうと思った。それに、彼は2000年より前に高校生だったはずだが、どんな映画になっているんだろうと思った。 しかし、時代はジェネレーションZ。 我々の頭の中を2021年...

Tnusahdarnpdpeyのレビュー:哀愁

3 years ago
47年振りの再見、懐かしく感慨深い映画の一本。 双葉十三郎氏の”僕の採点表”では、1930年に舞台化されたロバート・E・シャーウッドの『Waterloo Bridge』の三度の映画化で一番の出来と評価されている。興味深いことに、日本公開が1949年の戦後であったのに対して、太平洋戦争開戦以前の1940年の上海で”驚くほどの当たりをとったそうである”と記録され...

Nkpsiooihkのレビュー:抱擁のかけら

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 元映画監督で、現脚本家の主人公が語る。 「私の名前はハリー・ケイン」 …「おいおい!オーソン・ウェルズかい」 いきなりてらいも無く語られたらお手上げで有る。 しかもトニーノ・ヴェッラの名前は出るわ。ジャンヌ・モローの“声が聞きたい”と言って『死刑台のエレベーター』の話題が出たりと、映画ファンがニヤリとする場面が多い。 だが...
1 year ago
背格好に比して不気味なくらい筋骨隆々とした少年がハンマーで岩を打擲する。カン、カン、という規則的な音だけが空虚に響き続ける。あるいは海底の鉱物をかき集める少年。おそらく頭部に取り付けられているカメラは少年の手慣れた掘削作業と息継ぎの音を延々と拾い続ける。あるいは畑仕事に精を出す少女。魚を釣ったりナスを刈り取ったりする彼女の動作はシステマチックに洗練されている...

qlitxpのレビュー:生きる(1952)

3 years ago
正に神作品 日本映画の枠を超えて世界の映画の中でも屈指の名作だと思います 黒澤監督作品の常連俳優と言えば三船敏郎と志村喬 その志村喬の恐ろしいまでの鬼気迫る演技が全編に満ちています 胃癌による余命宣告による死を意識した事によるマインドセットの転換という劇中の設定になっています しかし本作のテーマは死を意識したという前提では決してありません 渡辺課長はミ...

Gimkoxnspshのレビュー:生きる LIVING

1 year ago
本作は数ある黒澤明監督の傑作の中でも、指折りの一本である「生きる」の英国版リメーク。黒澤と橋本忍、小国英雄の脚本をノーベル賞作家のカズオ・イシグロが脚色、日本ではなじみがないが国際映画祭では常連のオリバー・ハーマナスが監督しました。 そびえる高峰に挑んだわけですが。頂にたどり着いたかはともかく、その精神は間違いなく受け継がれていると思います。生きることなく、...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 実在する興行師P.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)の半生をモチーフにした映画。105分。彼が成功を勝ち取ってからの苦悩がメインなので前半は成功を掴むまでサクサク進む。 成功を掴んだあたり(リンド(欧州の大人気女性歌手)の初米国公演)から暗雲が立ち込めるのだが、実はこれと言った苦悩の核がない(欲を出し過ぎたというのが一...