哀愁 プロット

「響け凱歌」で共演した「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リーと「椿姫(1937)」のロバート・テイラーが顔を合せての主演映画で1941年作品。ロバート・E・シャーワッド作の舞台劇『ウォータルー橋』の2度目の映画化(1度目は「ウォタルウ橋」'31)で「征服」のS・N・ベールマン、「キューリー夫人」のハンス・ラモー及び「心の旅路」のジョージ・フローシェルが協力脚色し「心の旅路」「キューリー夫人」のマーヴィン・ルロイが監督した。撮影は「ガス燈」「心の旅路」のジョゼフ・ルッテンバーグが指揮し、音楽は「育ち行く年」のハーバート・ストサートが作曲している。「剃刀の刃」のルシル・ワトソン、「勝鬨」のヴァージニア・フィールド、「征服」のマリア・オースペンスカヤ、「キューリー夫人」のC・オーブリー・スミス等が共演。

哀愁 俳優

哀愁 Related

ザ・エクスチェンジオンラインで映画を見る
ザ・エクスチェンジ
プロット  ウクライナ
03月29日 劇場で
正しいアイコラの作り方オンラインで映画を見る
正しいアイコラの作り方
プロット  日本
02月10日 劇場で
94歳のゲイオンラインで映画を見る
94歳のゲイ
プロット  日本
04月20日 劇場で
貴公子オンラインで映画を見る
貴公子
プロット  韓国
04月12日 劇場で
霧の淵オンラインで映画を見る
霧の淵
プロット  日本
04月19日 劇場で
変な家オンラインで映画を見る
変な家
プロット  日本
03月15日 劇場で
12日の殺人オンラインで映画を見る
12日の殺人
プロット  フランス
03月15日 劇場で
フジヤマコットントンオンラインで映画を見る
フジヤマコットントン
プロット  日本
02月10日 劇場で
シモキタブレイザーオンラインで映画を見る
シモキタブレイザー
プロット  日本
02月16日 劇場で
ボンゴマン ジミー・クリフオンラインで映画を見る
ボンゴマン ジミー・クリフ
プロット  西ドイツ・ジャマイカ合作
03月22日 劇場で

哀愁コメント(12)

Eoreftingno
Eoreftingno
「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リーは南北戦争の戦時下で強く生きていく女性を演じ、「哀愁」の彼女は最期に自殺する悩めるバレエ・ダンサーの役を演じている。どちらも彼女自身で素晴らしい演技力だ。また若く美しい・・ネタバレは避けるが、舞台は第一次世界大戦下のロンドンで、結婚を決意した青年将校とバレエ団をクビになった美しいダンサーの恋愛物語。結末は悲しいが邦題の「哀愁」は上手に付けられたタイトルだ。原題は「ウォータルー橋」というらしい・・1940年のアメリカ映画。
Smsosspohn
Smsosspohn
ネタバレ! クリックして本文を読む
マイラ、それは落ちすぎ…
Ssdvfrleicescuu
Ssdvfrleicescuu
淀川長治に世界一と言わしめた一地方都市の
映画館「グリーンハウス」の元支配人、
佐藤久一の大のお気に入りの映画だった
と知って再鑑賞。

ストーリーはシンプルで
奇をてらったところは無いどころか、
何故か絶えない負のベクトルの連続は、
結論に結び付けるための強引とも言える
な展開ではある。

急な出征に際し、彼の「見送りはいい、
戻ったら結婚式を挙げよう」の一言が
あったらダンサーを首になる等、
全ての暗転劇は無かっただろうと
思いながらも、
彼女の次の仕事が見つからないことも、
彼に困窮を伝えないのも、
戦死のエラー記事による彼の母との行き違い
も、そもそもがこのドラマを成立させるため
の要素に過ぎず、それをリアリティ欠如との
指摘も野暮と言うべきかも知れない。

そして私は、彼と結ばれることへの
彼女の心の葛藤に共に引きずり込まれた。

ただ、
今の時代だったらこんな結末には
導かないだろうとの時代性は感じる作品だ。

今の時代だったら、例えば
「わたしは、ダニエル・ブレイク」
のように、ヒロインが娼婦に身を堕とした
としても、それは個人の責任性とは異なり、
社会の矛盾がもたらしたものとしての描写に
ウエイトが置かれる。

「わたしは…」が社会変革による非常時
における悲劇だとしたら、
「哀愁」は戦争という非常時における悲劇
と言えるかも知れないが、
この映画のヒロインの出した結論は
あくまでも彼女個人の思索の結果だ。

再鑑賞に当たっては、
肝心な点を忘れていて、
彼女の自死の切っ掛けは、
良くあるパターンである過去を知る人物との
再会と考えて観ていた。
しかし、彼女の最後の選択が、
あくまでも自身の心の葛藤の結果であり、
その見事な描写が、
類似の作品には無い深い感動
をもたらしているようにも思える。

マーヴィン・ルロイ作品としては、
その後の「心の旅路」「若草物語」
「クォ・ヴァディス」の鑑賞のみだが、
恋愛物としては「心の旅路」の方が
ハッピーエンドの分だけ
後味の良さはある。
Tnusahdarnpdpey
Tnusahdarnpdpey
47年振りの再見、懐かしく感慨深い映画の一本。
双葉十三郎氏の”僕の採点表”では、1930年に舞台化されたロバート・E・シャーウッドの『Waterloo Bridge』の三度の映画化で一番の出来と評価されている。興味深いことに、日本公開が1949年の戦後であったのに対して、太平洋戦争開戦以前の1940年の上海で”驚くほどの当たりをとったそうである”と記録されている。不穏な時代を反映した題材の典型的な悲恋物語に、当時の国際都市上海の人々が魅了されたのであろう。

観直してまず感心したのが、現代のリアリティやリアリズムの映画様式ではない古典的な運命劇の語り口が、確り構成されていることだった。監督のマーヴィン・ルロイの演出は、特に技巧を見せびらかすテクニックを披露はしていない。丁寧で落ち着いたタッチで、常に安定した構図に人物を収め、主人公マイラ・レスターを引き立たせるアップカットを多用して悲劇のヒロインを前面に打ち出している。当時のスター優先の映画制作ではあるが、「風と共に去りぬ」で一躍脚光を浴びたヴィヴィアン・リーの透き通る美しさと豊かで明確な表情演技があっての作品価値に集約されている。特に婚約者ロイ・クローニンがフランスへ出兵してからの後半の急展開に見せるヴィヴィアン・リーの困惑と一時の喜び、そして罪悪感に苛まれる演技の素晴らしさ。いくつかの見せ場を並べて徐々に盛り上がりを作り、最後精神的に追い込まれたマイラの心情をこれ以上ない説得力で、観る者を説き伏せ納得させる。単なるお涙頂戴の甘いメロドラマと決めつけてはいけない。ヴィヴィアン・リーの自作一番のお気に入り作品とある。スカーレット・オハラとは真逆のマイラ・レスターに誠心誠意込めた演技の成果に本人が満足していることが全てであろう。印象的な場面を二つ挙げると、ロイの母マーガレットと初対面するシーン、そしてウォルタールー駅で偶然再会するシーン。音楽では『白鳥の湖』を基調とした情感のバリエーションと『蛍の光』のロマンティックな効果が生きている。お守りビリケンの扱いも物語の中に無理なく添えられている。

白鳥のマイラが黒鳥に代わった悲劇に、再び白鳥に戻れなかったマイラの純真さにこころ奪われる映画。イギリスの階級社会が軍隊にそのまま組織化されているところも時代を窺わせる。その王子役で大尉のロバート・テイラーは、その美男子振りに価値がある。当時29歳とは思えない渋さと貫禄にも驚く。50代の大佐役の方が自然に見える。いい演技を見せてくれたのが、母親マーガレット・クローニンを演じたルシル・ワトソン。マイラに寄り添う心優しい友人キティは役柄の良さが大きいが、ヴァージニア・フィールドも好感持てる演技。ロイの叔父の連隊長役のC・オーブリー・スミスの身長193センチの立派な体躯と威厳ある風貌も印象的。テイラーと並んでも見劣りがしない。唯一の嫌われ役バレエ指導者マダム・キーロウは、「邂逅」ではミシェルの優しい祖母役で良い役を演じている。

この作品は、映画を観始めて漸くその良さを自分なりの解釈で記録できる頃の想い出の映画だった。その年のテレビで見た名作のベストを記録すると・・・・
①シェーン②シベールの日曜日③ハスラー④理由なき反抗⑤哀愁⑥禁じられた遊び⑦仔鹿物語⑧ローマの休日⑨レベッカ⑩十二人の怒れる男⑪終着駅⑫俺たちに明日はない⑬ifもしも・・・⑭ダーリング⑮裸足のイサドラ⑯イージー・ライダー⑰個人教授⑱慕情⑲史上最大の作戦⑳巴里のアメリカ人㉑旅情㉒アンドロメダ㉓グレートレース㉔空中ブランコ㉕猿の惑星㉖ミクロの決死圏㉗荒野の七人㉘尼僧物語㉙手錠のままの脱獄㉚血と怒りの河
10代の未熟な鑑賞だったから、今全てを観直したら全然変わってしまうだろう。それでも、それも自分の経験として記録することは良いことだと思う。「哀愁」が5位とはね~~。自分でもびっくり。
Hsnosgkpxim
Hsnosgkpxim
ヴィヴィアン・リーは『風と共に去りぬ』よりこちらの方がずっと良い。美男・美女映画の究極。蝋燭が一本また一本と消えていく部屋で「蛍の光」に乗って二人が踊るシーンのロマンチックさよ!

共有する

関連映画

ローマの哀愁 オンラインで映画を見る ローマの哀愁
プロット  アメリカ
07月07日 1962 劇場で

マンハッタンの哀愁 オンラインで映画を見る マンハッタンの哀愁
プロット  フランス
03月05日 1966 劇場で

哀愁のエレーニ オンラインで映画を見る 哀愁のエレーニ
プロット  アメリカ
12月14日 1985 劇場で

哀愁の湖 オンラインで映画を見る 哀愁の湖
プロット  アメリカ
10月06日 1953 劇場で

哀愁の花びら オンラインで映画を見る 哀愁の花びら
プロット  アメリカ
08月01日 1968 劇場で

ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌 オンラインで映画を見る ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌
プロット  アメリカ
11月13日 2020 劇場で

ニューリリース