ブノワ・ポールブールドの検索結果、合計7(0.001592秒かかります)。

4 months ago
大半が調理シーンとそれを食べるシーンというユニークな映画だが、十分に楽しめた。ワンカットで丁寧に描かれる調理シーンに関心を持てるかどうかで、評価は左右されるだろう。ストーリーはシンプル。「ポトフ」という題名から誰もが予想する展開は、肩透かしをくうので減点。 光と影の屋内シーン、たまに挟まれる屋外シーンの美しさには魅了された(監督は「青いパパイヤの香り」のトラ...

pifiurのレビュー:王は踊る

3 years ago
ルイ14世と、王を愛した音楽家リュリの物語。 あの当時、バイオリンは首に挟まなかったんだな、とか ヴェルサイユ宮殿って、ものすごい沼地に建てたんだな、とか 面白い発見があった。 ストーリーは、メインの2人をはじめ、いろんな人のいろんな愛情がぐっちゃぐちゃに絡まって進む感じ。 それぞれが、一番好きな人に好きと言えて、素直に結ばれていれば、こんなドラマは生ま...
2 years ago
ブノワ・マジメル演じるテリアン中尉はフランスがアルジェリアの独立を認めず、ここをフランスと認識するのであれば、アルジェリア人もフランス人と同等に扱うべきだ、と 主張。 ある意味、理想主義者。 それが、現場を見て変化、混乱していく…。 テリアンが混乱していくシーンに手持ちカメラのような映像を使ったのは効果的。 どれだけ科学が進歩しようと、武器や通信機器が...
1 year ago
ネタバレ! クリックして本文を読む もちろん主演のブノワ・マジメルの演技も良かったんだけれども、とにかくこの主治医役のおじさんの画面からにじみ出る誠実さ・実直さ、自然すぎる語り口からの異常な説得力…など、とにかく名医感がハンパじゃなかったので、相当勉強したり本物の医者に取材したりしたんだろうな…なんて思いつつ鑑賞後にこの映画.comの紹介文を見たら、なんとこ...
1 year ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 病気はその人のせいではなくたまたま罹患しただけであること。 事実を隠さず嘘をつかずに治療(生)に向き合うこと。 患者に「死」を許可して穏やかに逝かせること。 ひと昔前のがん闘病は、病名や余命を患者本人に告げず、ただ「がんばれ」と無理強いしていたが、現在では医療の進歩で告知の方針が一般的となっている。 作中では院内で医師...
4 months ago
優れたダンス/ミュージカル映画が冒頭に素晴らしいパフォーマンスのシークエンスを配して観客の心をがっちりつかむのと同じように、「ポトフ 美食家と料理人」も始まって早々、美食家ドダン(ブノワ・マジメル)と料理人ウージェニー(ジュリエット・ビノシュ)がアシスタントのヴィオレットを指示しつつ手際よく食材をさばいて加熱し仕上げていく過程を、流れるようなカメラワークで躍...
5 months ago
これぞ映画です! 映画の持てる利点をフル活用、めくるめく映像体験を静逸に仕上げたトラン・アン・ユン監督は流石の名匠である事を証明した。彼のそぎ落とした流儀をわきまえた撮影監督のジョナタン・リケブールがまた圧巻です。 冒頭の30分に及ぶ調理のシーン。無理に無理を重ねたノーカットではないけれど、人物の動きに寄り添い複数の人物に次々と乗り換え追うカメラ。人物から...