ファブリツィオ・ジフーニの検索結果、合計4(0.001940秒かかります)。

swgjrhgのレビュー:革命前夜

3 years ago
60年代当時のイタリアがどんな空気に包まれていたのかが分からないと、ブルジョワ青年ファブリツィオの抱える苛立ちや憂鬱に共感するのは難しい。 しかし、彼の憂鬱は撮影当時弱冠22歳だったベルナルド・ベルトルッチの憂鬱そのものだったんだろう。 しかし、ファブリツィオは友人の死(自殺ともとれる事故死)や、若く美しい叔母ジーナとの関係を経て、懐疑的だった筈の同じブルジ...

azjlkdeのレビュー:コリーニ事件

3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 世紀が改まった頃のドイツ。 ホテル最上階の一室で経済界の大物ハンス・マイヤーが銃で殺害される。 犯人(フランコ・ネロ)は直ちに捕らえられ黙秘を続けている。 トルコ人で新米弁護士のカスパー・ライネン(エリアス・ムバレク)は予審に立ち会い、犯人の弁護を引き受ける。 資料には本名で記載されていたので気づかなかったが、殺害されたハ...

smydrrのレビュー:コリーニ事件

3 years ago
展開が非常に面白くて、様々な問題提起もある意欲的な作品である。台詞よりも表情で語らせる説明的でない演出もいいし、それに応える役者陣の演技も優れている。特にファブリツィオ・コリーニを演じたフランコ・ネロの存在感は凄い。新米弁護士が主役でともすれば法律談義の映画になってしまいそうなところを、この人の存在感で人間ドラマの範疇にとどまらせている。 ドイツではナチス...

oyvhsaのレビュー:コリーニ事件

3 years ago
ドイツで刑事事件裁判を扱う現役弁護士フェルディナント・フォン・シーラッハによる2011年に発表された、長編小説をベースとして、映画化した作品である。 シーラッハの作品は、実際に自分が扱った事件をベースとした作品を執筆していたが、今作はフィクション作品ではあるが、シーラッハの祖父の存在が影響した作品ともいえるだろう。 フィクションではあるが、実際に存在する...