君たちのことは忘れない
プロット
ソ連
06月09日 1990 劇場で
あなたは遠いところに
プロット
韓国
11月21日 2009 劇場で
俺は、君のためにこそ死ににいく
プロット
日本
05月12日 2007 劇場で
たくましき男たち
プロット
アメリカ
12月30日 1955 劇場で
ベロニカは死ぬことにした
プロット
日本
02月04日 2006 劇場で
忘れないと誓ったぼくがいた
プロット
日本
03月28日 2015 劇場で
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ぼくは君たちを憎まないことにしたコメント(20)
原作は未読のため、あくまで映画からのインプレのみです。
事前情報はパンフと公式程度での鑑賞。事件後に紆余曲折があってタイトルの境地に至るのかと想像していたら、葬儀も終わらぬうちにSNSにその心境を表明していた。でもって、ではその賛否双方の反響によって色々な騒動にまきこまれるのかと思ったらそれもなし。
主人公はライターのようで、おそらく奥さんの稼ぎが収入でおおきなウェイトを占めていたっぽいのだが、とくに妻の他界後も仕事をすることもなく息子と遊び、保育園に送り迎えし、でもママ友の食事のサポートの好意は足蹴(そのわりにまともにメシを作ってなかった気がする)にして、あとは奥さん恋しいでメソメソ酒浸って、妻の服をクンクン(犬かよ)。葬儀の段取りは家族まかせ(は、しょうがない)としても、墓地はモンマルトルがいいよお(値段高そう)とダダをこねる。
いくらテロ被害者とはいえ、身内にこんなのいたらどっかでグーパンチをだしそうです。
リアリティ感じたのは、妻がテロ現場のライブハウスまで乗っていったシトロエンを見つけるため、夜間にリモコンキーでアンサーバックを探すとこ。見つかったクルマは違反キップべったり、ってのはあるある感があった。(ああいうのって情況説明すると違反金免除されてたりするのかなあと思ってみてた)
息子(最初、娘かと思ってた)の子役は可愛くあの年齢でちゃんと演技できていたので子役に星1つと、序盤の、テロの発生を知ったあと、ライブにでかけている妻との連絡がつかない不安な情況の緊迫感はよかったのでトータル星2つ。
あと時間かな。
実際にあった話の映画化なわけで、ボンジョビ似の文学者はわりと早い段階でこの文書をUPしたのは彼らしい戦い方だった。
しかし時間が経つとどんどん喪失感にずたずたにされ、崩壊していく、、、まあそんなとこだよな。
やっぱりいきなりの喪失は辛いよな。
リアルな話なんで派手な落ちもなく、しみじみ終わる話です。
言葉では理解できても
当事者にとっては受け入れられない事実。
恨み、憎しみ、悲しみ、
負の言葉なら次々出てくるが、
それらを拒絶して
前を向き乗り越える言葉を紡ぐ。
自らの鎖に苦しめられながら、
幼い息子に真実を伝える姿は苦しい。
この子、すごい子ですねぇ。
テロが起きたバタクランに友人とライブを観に出かけた妻と連絡がつかず奔走し、そして家族が受けた電話のリアクションで知る安否…重い。
このテロ事件のことはもちろん知っていたけれど、この主人公やメッセージは知らずに観賞したけれど、ちゃんとは現実を受け止められてはいなかった主人公が自分を鼓舞する様に、自分に言い聞かせる様に発したメッセージですね。
そしてメディアへの露出はそれプラス逃避でしょうか。
メディアのインタビューはマスゴミ感があったけれど…。
小さな息子を抱えながらも、逃避し、受け入れ、向き合って行く、たった2週間でこの変化に対応していく強い主人公が、痛々しくも力強くて素晴らしかった。
シナリオも初めの盛り上がりはあるものの終盤になるに連れて尻すぼみ感はあるが、そこが逆にリアルなのかもと思わせてくれる。
「憎まないを」初めに言うとこうはなるよなって本ではあった。
セオリーとしては終盤に気付かされ、結果「憎まない」のほうが感動するのではと思う。