ほかげ

7.6/10
合計10件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   95分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   塚本晋也
劇場で   11月25日 2023
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ほかげ プロット

「野火」「斬、」の塚本晋也監督が、終戦直後の闇市を舞台に絶望と闇を抱えながら生きる人々の姿を描いたドラマ。焼け残った小さな居酒屋に1人で住む女は、体を売ることを斡旋され、絶望から抗うこともできずに日々をやり過ごしていた。そんなある日、空襲で家族を失った子どもが、女の暮らす居酒屋へ食べ物を盗みに入り込む。それ以来、子どもはそこに入り浸るようになり、女は子どもとの交流を通してほのかな光を見いだしていく。「生きてるだけで、愛。」の趣里が主人公の女を繊細かつ大胆に演じ、片腕が動かない謎の男役で森山未來、戦争孤児役で「ラーゲリより愛を込めて」の子役・塚尾桜雅、復員した若い兵士役で「スペシャルアクターズ」の河野宏紀が共演。2023年・第80回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に出品され、優れたアジア映画に贈られるNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した。

ほかげ 俳優

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ほかげコメント(20)

Tntkotaalh
Tntkotaalh
先日、「ゴジラ-1.0」を見たばかりで、つい、それぞれの「戦争の終わらせ方」を比較してしまった。
テレビや映画では、大変だけど活気ある時代として描かれがちだけれど、実際は「ほかげ」の方がより近いのかなあ、などと思いながら見た。
監督の思いをきちんと受け継ぐためにも、いろいろな人に見て欲しいと思った。
「野火」を見てトラウマになった人も、この「ほかげ」なら見れると思います。ぜひ、見てください。
Stnqoeshtuoir
Stnqoeshtuoir
強い瞳に全てもってかれました。

趣里さんも朝ドラの数倍の当たり役
森山さんの役は監督自分でやりたかったでしょうね

なにはともあれ、
あの子がいなかったら成り立たなかった映画であり、
見つけた時点でもう出来上がっていたかもしれず。
あの年齢で、何を思ってあの演技をしたのか、
オソロシア子役でした。
Snspgkxmiho
Snspgkxmiho
終戦後、瓦礫と化した町の片隅で居酒屋を営み、奥の座敷では体を売って生計を立てているヒロインの視点で、物語は進んでいく。店には腹を空かせた少年や、心に深い傷を負った復員兵や、闇市で強かに生きるテキ屋の男たちがやってくるが、外の状況はあまりよく分からない。

塚本晋也監督の演出は、小さな窓(居酒屋)から大きな世界(瓦礫の町の状況と人々の生活)を覗き見するようなミニマムな手法に徹している。その効果は、膨大な予算を注ぎ込んだどんな戦争ドラマよりも強力だ。居酒屋を舞台にした壮大な反戦ドラマ、というのが率直な感想だ。

もう1点、別の復員兵に関するシーンでは一瞬鳥肌が立つほど怖い思いをさせられる。戦争の残虐を人物の顔と格子窓の光で表現したキラーショットは、今思い出しても体が震える。なぜなら、そこにも監督の強い思いが込められているから。大枠から細部まで、メッセージ性がパワフルな作品だ。
Hxissgnpmko
Hxissgnpmko
ほかげ
神戸市内にある映画館「シネ・リーブル神戸」にて鑑賞 2023年12月6日
パンフレット入手
「ほかげ」とは何か?パンフレットから引用します。
-----------------------
「火と、その揺れに合わせて姿を変える影。
その影の中に生きる人々を見つめ、耳をすませます。

終戦と銘うって準備撮影をすすめた『ほかげ』

世界の動きが怪しくなってきた今、どうしても作らずにはおられなかった。
祈りの映画になります。」
塚本晋也
(ほかげパンフレット12ページ目より)
-------------------------
「闇市」を描きたいというのが映画監督の思い

終戦後、残暑厳しい時か 女は暑い暑いと言っていた
電気、ガスなどインフラが復旧していないのでしょう。

女は半焼けになった小さな居酒屋で一人暮らし。体を売ったりしてその日暮らしをしていた。
空襲で家族を失った子は、闇市で果物などを盗んで暮らしていたが、女の居酒屋で入りびたりするようになりなる。
若い兵士が客として居酒屋へ行くが、入りびたりするようになる。三人はまるで家族のような状態になる。
若い兵士はおかしい状態となり去ってしまい、ふたりはお互い親密になっていくが、こどもは闇市にいる男と旅に出てしまう。

こどもはいろいろと経験をし、女のもとに戻ってくるのだが、拳銃を所持していたことがわかり、女はこどもから拳銃を取り上げ、缶のような容器にいれて保管する

また旅に出てはこどもが戻ってくる。
女はこどもを「坊や」と呼ぶようになる
そんなある日、拳銃は子供からやさしそうな男に渡ってしまう。
正体は元兵士だったようで戦争の時に、強い恨み、怨念を抱いていたのだろう。
男は拳銃を復讐のために使うことになった。
兵士の名前を叫び、銃を一発ずつ放つ。最後のトドメの一発は放たず、殺さない状態にしておく

こどもは女の居酒屋に戻るが、感染症なのか会えないことに。女は坊や、坊やと優しくもかなしく語りかける。
こどもはもう会えないことを確信した。別れの時となった 女は坊や、坊やと・・・

闇市にこどもの姿、無断で皿洗いをやっているが怒られてしまう。理解されたようで子供はわずかな収入を得ている。
そのあとこどもは闇市の中へとすすんでいき、姿が見えなくなる。
映画は終了・・・このレビュー書いてたら涙

女優の趣里 迫真の演技力に感激します。

坊や、坊や・・・
Dvlyewroal
Dvlyewroal
非常に丁寧な作り、でも我々おじさん世代にとっては刺激が少ないと感じました。
戦後ってこんなにマイルドなの?
決して戦争を正しく描いているわけではないですが、「はだしのゲン」や「ゆきゆきて神軍」を観てきたものからするとめちゃめちゃ優しい世界でした。
でも、趣里の演技は素晴らしく。趣里を愛でるだけでも観る価値あり。作り込みも丁寧で、限られた予算の中で塚本監督らしいこだわりは理解できました。
森山未來さんのエピソード後半は全く蛇足。
終盤の闇市のシーンのおから寿司の張り紙は水木しげる先生のオマージュかな?
全体的には観てよかったと思います。