インドネシア初の女性ヒーローといわれるスリ・アシィの活躍を描いたアクションエンタテインメント。1954年に誕生したコミックを原作に、舞台を現代に置き換えて描いた。ジャワ島のムラピ山が噴火し、車で逃げまどっていた若い夫婦が事故で亡くなる。生まれたばかりだった彼らの子どものアラナは孤児院に引き取られ、やがて正義感の強い少女へと育っていく。大人になったアラナは格闘家として活躍していたが、時折、激しい怒りに飲み込まれそうになることに悩んでいた。そんなある日、トラブルに巻き込まれたアラナは、彼女をずっと見守ってきたという謎の組織に助けられる。そこでアラナは自らに秘められた運命を知ることとなる。インドネシアのエンタテインメント企業のブンミラゲットが、マーベル・シネマティック・ユニバースにならい自社のコミック作品のヒーローを映画化した「ブンミラゲット・シネマティック・ユニバース」の一環として生み出した作品。メガホンをとったのは、インドネシアの女性監督ウピ。主演はインドネシアの人気俳優ペフィタ・ピアース。そのほか、「鏡は嘘をつかない」「復讐は私にまかせて」のレザ・ラハディアンら同国を代表する俳優たちが共演。
スリ・アシィコメント(16)
格闘家アラナが古代インドネシアの女神スリ・アシィの力を得て邪神と戦う。
孤児院の子どもアラナはケンカが強くて昔の安達祐実ちゃんに似てて可愛いから、スリ・アシィはヤメて、このままこの子の成長物語でも僕は全然良かったがが、里親に引き取られたところで子ども時代は終わり。残念。サイドストーリーでも有れば見たいと思った。
突然大人バージョンのアラナ。腕っぷしが強えーから格闘家として活躍中。八百長の申し出を断り難かったようだし、金ももらえるから3Rで八百長負けする予定がつい勝ってしまう。勝ってしまうのは予想通り。八百長の胴元が怒ってコーチの里親を意識不明の重体にしたから今度はアラナが怒って胴元に仕返し。この胴元が、貧乏人はこの世から抹殺すべきだとか言う立派なヤローで最悪。邪神のペンダント持ってたから、コイツがやっつけるべきラスボスだと思ってたらペンダントが偽物でコイツは小物だった。
アラナが小悪党の胴元を成敗してスッキリっていうドラマでも面白いと思ったが、格闘家バージョンはここで終了。
で、何か古代の儀式があってアラナに女神降臨、スリ・アシィになって悪の神たちと戦う。僕は、スリ・アシィにはインドネシア版キャプテン・マーベルか?っていうぐらいの強さを期待したがそれほど強くない。ピストルの弾はよけちゃうんだけど、ザコキャラ倒すのも結構苦労してて期待してたほど強くなくてちょっとガッカリ。
ザコキャラなんか何十人いようがマシンガン持っていようが一瞬で意識を奪って倒してしまうぐらいの超絶パワーを発揮してほしかった。
あと、1000人閉じ込めた場所がショボい鉄格子で笑えた。
現れた敵の古代の邪神みたいのもサノス級のトンデモパワーを期待してたが、まあソコソコの力でこちらもガッカリ。
話は変わるが、サノスが指パッチンの完全勝利でエンドロールが始まってしまった時の衝撃と興奮は今も忘れられない。空間と時間を自在に操れる能力に一体どうやって対抗するんだと次回作への期待は最高潮だった。僕はこの時点でキャラの半分ぐらいは忘れていたので、もう最近は ほとんど付いて行けてなくて、見ても割りとチンプンカンプン。
まあ、それはともかく次回作有るみたいなので楽しみ。作られるかどうかは何となく微妙っぽい。インドネシアでヒットすれば期待できる。これがインドネシアヒーロー第2弾というのも驚きだが、例によって第1弾を酒の神様が当然のように見てる。
マーベルに倣いインドネシアのコミックヒーローを「ブンミラゲット・シネマティック・ユニバース」としてシリーズ映画化し、成功の使命を課せられている事からか、インドネシアではメジャーな俳優達を勢揃いさせるなど力が入っていることが伝わる。
VFXも特段違和感ないレベルでそれなりに予算をかけていることがわかり、ジャトミコとのバトルシーンなんかは本当によくできており感心しつつ、一方いつ終わるのかと不安になったほど長かった。
養護施設のいじめられっ子が誰か、また途中から5人のしもべのうちの一人が誰なのか考えながら観ていたが、自分の予想は全て当たらなかったw。
主役の子含め皆んな日本人でも見たような顔立ちの役者さんが多かったのですんなりと受け入れることができた。
特にアラナ役の子は山本千尋そっくりだと思った。
ストーリーや見せ方においてはこれと言った目新しさは見られず、次弾以降あるとしたら劇場鑑賞するかは迷うレベル。
初めてインドネシアの映画を見た。
これ見る人が少ないのはもったいない。
時間が100分程度に収まって、ヒロインの服のデザインがカッコよければもっといい!!
基本の世界観は、アジアやインドによくありそうな善悪二神の戦い。
シリーズ第1作はパワー系ヒロイン。美女の皮を被ったマ・ドンソク、「とりあえず力で問題解決する」脳筋お姉さんの誕生と活躍が描かれる。
本業が総合格闘家?なんで戦闘スタイルはブラック・ウィドウさん+ワンダーウーマンさん(DCからもいただきです)の近接戦闘系で飛び道具は腰布?ぐらい。コスはちょっとブラックパンサーかな。
本家が失速甚だしいなか、二匹目のドジョウさんはどこまで頑張れるか? エンドクレジットのあとに二匹目のヒーローがチラ見せされてました。
ちょっと次作も観てみたいので、大甘で星3.5。配給会社さんよろしくお願いします。