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ポトフ 美食家と料理人コメント(20)
もう遥か昔のことじゃ、、、、。
話は料理研究家?と料理人の話。
大人の愛、プロの信頼関係、友情と少しの蘊蓄。
若い子や食に興味の無い人やエンタメ好きの人には物足りない映画だと思うが、わたしにはドンピシャ(死語)だった。
鬼のように美しい映像と流れるようなカメラワーク。押さえた演技とドラマチックにしない演出。
余計な説明のない脚本もよいのかも、、
なんかいいバランスだ!カッコいい!
素材のハーモニーって言ってたけど、この映画もガチャガチャしない良いバランスで大人の味だった。
音楽はほぼ無しで牡蠣の殻外してる所とか料理の音と料理人の息づかいが生々しく胃袋直撃です。
アーニャテーラージョイに似た才能の塊みたいな女の子ボニーシャニョーラボワールが出て来て希望を繋ぐ。
どっちも名前長いなぁ、、。
はい、目が離れてる子が好きですがなにか?
「静謐」という言葉を思い浮かべながら鑑賞。
光とフレームが、絵画みたいでした。
ひとつひとつのシーンに見惚れる感じ。
冒頭、畑から食材を取り、丁寧な下拵えから調理までの一連を約20分。
観ながら「腹が減った」となる、快感を伴う怒りと焦燥と欲望。
その調理作業の姿すら美しい。
予告だと「高貴な人をポトフでもてなす事にしたわよ!何!?ポトフなんて家庭料理じゃあないか。貴人に受けるのか?試行錯誤の結果宴席は大成功。停滞していた美食家と料理人の仲も深まり結婚に至る…」と言う物語を想像したのですが、全然違いました。貴人の話はメインではありません。何と言うか、人生と友情の話に感じました。
実際ドダンの仲間の紳士達は信じられないほどいい人ばかりです。ウージェニーを女と見下すことなくリスペクトしています。ウージェニーの焼き菓子に群がるところなんて可愛らしいかったです。美味しいものの前では、みんな素直になってしまうのでしょうか。終盤、打ちひしがれるドダンの為に何くれと無く尋ねて世話を焼いてくれるし、どうしたらこんな良い友人に恵まれるのかと羨ましくなりました。
悲しいことがあっても、生きなきゃいけない。ずっと悲しみに浸っていたくても、いつか自然と受け入れる日が来てしまう。辛いけど、そういうものなんですかね。それとも友達や知人がいてくれるから乗り越えられるのか。少し考えてしまいました。
この映画は料理が出来上がる過程がとても丁寧に描かれています。畑から野菜を吟味して収穫し、切って、焼いて、こして、また焼いて。スープやソースや肉のローストを作るのに幾つもの工程があり、それらをつぶさに見せてくれます。そしてそれらをホストの美食家が切り分けて、客が美味しそうに食べるところまで。多分見る人によってはいささか長くかんじるかもしれませんが、私は没入できました。YouTubeで時短料理ばかり検索してるけど、休日だけでもひと手間、ふた手間かけてみようか。そう思わされました。
それからジュリエット・ビノシュの洋梨のシロップ漬けのような肢体(本人ですよね?もし別のモデルさんとかだったら恥ずかしい。)美しかったです。ダイエット民の洋梨体型では無く、横たわった時の体の線です。
しかし、次々と登場するフランス料理の完成度は『デリシュ!』以上。東京でもフレンチレストランを経営する三つ星シェフ、ピエール・ガニェールが監修した舌平目のクリームソース、子牛のポワレ、アイスクリームが中に入ったノルウェー風オムレツは、映画の後味はどうであれ、視覚から食するに値するもの。このシーズンに打って付けの作品だ。