「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ
プロット
日本
02月02日 劇場で
野球ユーチューバー有矢
プロット
日本
02月02日 劇場で
瞳をとじて
プロット
スペイン
02月09日 劇場で
ジェントルマン
プロット
韓国
02月09日 劇場で
一月の声に歓びを刻め
プロット
日本
02月09日 劇場で
シモキタブレイザー
プロット
日本
02月16日 劇場で
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TALK TO ME トーク・トゥ・ミーコメント(20)
95分のyoutube映像、
ジェイコブズの「猿の手」の新解釈、
ホラー、サスペンス作品、
いろんな顔を持つ不思議な作品。
細かな表現が可能な、
訓練された?キャストと、
各シークエンスで、
タバコを投げつけたり、
キックしたり、
何度もリハーサルを繰り返したのであろう、
それぞれの関係をビルドアップさせる演出で、
緊張感のあるストーリーに仕上げている。
前半で、
起承転結の起を、
あるいは、
序破急の序を、
明確にはやらず、
音楽とノリで撮り飛ばし、、そうに見えて、
細かく関係を構築していくセンスはジャンル関係なし。
緻密なイメージを持って撮影、
大胆に95分に編集したのだろう。
音の配置も的確で怖さ倍増。
かって、
ジャンルムービーを解体、
アートムービーとして再構築していった、
ニュー・ライン・シネマ、
最近だとA24、
それらの再構築すらも凌駕しそうなチーム、
今後が楽しみ。
【蛇足】
ジェイドの携帯、
呼び出し音、
リングディング・・・
黒テンガロンハットのザコシが、
いちいち頭をよぎった。
霊に憑依される「90秒チャレンジ」が危険で快感という設定なのだが、これにハマって自我を失っていく子供たちの様子は、まるで法で指定されていないからとトリップする、脱法系ドラッグと同じような扱いでした。
そして、自死した母親のことを受け入れられない主人公が、ただただメンヘラ・重度のうつ病でしかなく。
周りの大人たちが子どもの心境に無理解で、優しく接しているつもりが、症状が悪化していくのを放置する中で、主人公はこの「憑依チャレンジ」の刺激にはまる展開。
バッドトリップの果てに、何をしでかすかは簡単に想像できるわけで。
思った通りの展開を見ながら、周りの大人が一番悪いよなこれは、とイライラしっぱなし。
他の子どもたちも同情の余地もない悪ふざけを繰り返すので、最後は「うん、ざまぁ」くらいの感覚しかなくなりました。
鬱の知識不足が招く悲劇という点では、年初に観た『The Son/息子』のホラー版みたいな印象。
スプラッタもゴアもない精神面の怪しさのみで、日本のいわゆるJホラーに近いしっとりした感覚に、動画のSNS拡散もまぶした変化球な仕上がり。
若い層にはいいのかもしれませんが、おっさん的には観て損したような。
観客を驚かしてくるシーン(お化け屋敷的な突然出てきてワァー!ってなるやつ)が苦手なので元々ホラー映画があまり好きではない。でも、本作は話の構図が面白そうなので鑑賞してみた。驚かしてくる苦手なシーンはなく安心して観ることができたのに意外と怖かった。ジワジワ来るやつ。友達の弟のシーンが色んな意味でポイントになっていたな。
ただ、主人公のミアの行動がちょっとメンヘラ的で周りを巻き込むわがままを発動していくのが苦手。ちょっともどかしくて苛ついてしまった。でも全体としては問題ない。後半、当初のルールが曖昧になっていくのは少し残念だったけど、話の展開がいいから適度に怖くて楽しむことができた。
序盤で登場するカンガルーに違和感があったけど、オーストラリアが舞台なんだよね。事前にそれを理解していく必要があった。これから観る人はそれを踏まえてご鑑賞ください。