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ダンサー イン Parisコメント(5)
「スパニッシュ・アパートメント」や「ロシアン・ドールズ」で知られるセドリック・クラピッシュ監督は、2010年にエトワールのオーレリ・デュポンのドキュメンタリーを手がけて以来、パリ・オペラ座から定期的に撮影を依頼されるようになり、ダンス作品の映像化はお手の物。そんなクラピッシュ監督がバルボーという逸材を得て、ある女性ダンサーの挫折と再起を追うストーリーの中にクラシックとコンテンポラリーそれぞれの魅力を効果的に組み入れた劇映画を完成させた。
冒頭のバルボー演じるエリーズが主役を踊る「ラ・バヤデール」の台詞を排した15分のシークエンスと、シェクターの既存作品をベースにした終盤の舞台のパートがいずれも、ダンサーの躍動のみならず演者の表情から照明に至るまでを緻密かつダイナミックな映像に収めており、劇映画のフォーマットでありながら本物の舞台芸術を目にした感動をもたらす。ただし、ショーアップされたダンスだけではなく、たとえば、ブルターニュの練習場兼宿泊施設で調理アシスタントとして働くことになったエリーズが、カジュアルな服装のまま友人2人と一緒に余興で踊ってみせるなごやかなシーンからも、踊ることの喜びが生き生きと伝わり、ダンスを見る楽しさと高揚感を共有できる。
マリオン・バルボーの踊る身体はもちろん素晴らしいが、理学療法士のもとでリハビリに取り組む場面での、素足の甲から指先までの鍛え抜かれたしなやかさにも見惚れてしまう。長年ダンサーたちと仕事をしてきたクラピッシュ監督だけに、一流ダンサーの特権的な身体が持つ美しさも収めたかったに違いない。
ひとつ難点を挙げるなら、バレエ一筋だった女性ダンサーがコンテンポラリーに出会い再起するという大筋が、近年のダンスと女性を題材にした「ポリーナ、私を踊る」(2017)や「裸足になって」(2022)といった映画とかなり似てしまったこと。物語自体にも新鮮な驚きがあればなお良かったのに、その点が惜しい。
というのも本作には、『魔女の宅急便』のダンサー版、とでもいった“親しみやすさ”が感じられたからです。
主人公の女性は、亡き母の薦めでバレリーナとしての人生を幼少期から迷いなく歩んできた、という設定。しかし、バレエ本番中の致命的な足首負傷によってクラシック・バレエに挫折。彼女は動揺・葛藤しながら、これまで順風満帆にみえていた自身に改めて向き合い、身体の「声」に耳を傾ける。そして、フィールドを変えてコンテンポラリー・ダンスの世界に第二の人生を見出し、再生していく…。
“魔女宅”の「魔法」に代わって、ここでは主人公にとっての「舞踊」の喪失と再生が、彼女を取り巻くあたたかな人間関係と共にしっとり爽やかに描かれており、心地よい後味を残してくれました。
大きな見どころのひとつは、要所要所に「演じられるダンサー」を起用・配置していること。なかでも主役のマリオン・バルボーは、世界の舞踊界の頂点に君臨するトップエリート集団であるパリ・オペラ座バレエ団に在籍。近年はコンテンポラリー作品に比重を置く中堅ダンサーですが、抜擢された当初は演技経験ゼロだったとか。そんな彼女から、プロの俳優たちに交じっても違和感ない「自然体の演技」を引き出したクラピッシュ監督の演出力はさすがです。
ダンス好きの私は、オープニングでいきなり彼女の腕の見事な筋肉やうっすら金色に染まる産毛までもとらえた映像を観て「これは本物!」と確信、一気に本作へと引き込まれました。
余談ですが、本作に登場する数々のダンスシーンについては、往年の花形ダンサーでパリ・オペラ座バレエ団の前芸術監督も務めたオレリー・デュポンの名が、エンドロールに「協力」としてクレジットされていたので、「お墨付き」といって間違いないでしょう。
また劇中、世界的コレオグラファー(振付師)のホフェッシュ・シェクターと、彼の代表作の一部を見られたことも、個人的には嬉しかったです。
私は中学時代、シェクター率いるダンス・カンパニーの初来日公演でこの舞台作品を観た覚えがあるのですが、今回の映画で、シェクターの師オハッド・ナハリンの初期作品やアラン・プラテル、ヴィム・ヴァンデケイビュスといったコンテンポラリーの巨匠たちからの振付の影響をばっちり再確認できました。
映画の内容に話を戻すと、ポリコレに目を配っている点が今どきの作品らしいなとも感じました。そして劇中、男たちのダメダメぶりが繰り返し描かれていたのも面白かったです。彼らも一応、仕事はちゃんとしてるのですが、こと恋愛や父子など人間関係においては…というね。
映画は、そんな彼らの誘いを女性がさりげなく拒む「シグナル」や「コトバ」、あるいは男たちの「引き際」といったものをごく自然に描き出しています。
そのなかでも、コメディ・リリーフを担う療法士の男(フランソワ・シヴィル)のエピソードは面白かったぁ。思わず何度も噴き出しました。
そしてラスト。古典バレエ『ラ・バヤデール』の名場面(舞姫ニキヤの幻影が幾重にも連なっていく「影の王国」の群舞)に、主人公が自身の来し方行く末を重ねる“幻想的な”シーンは、ひとつの青春が閉じたことに対するほろ苦さも滲ませ、通り一遍の「再生ストーリー」に終わらせていないところが胸にじんわり沁みました。
決まりきった型の中でいかに個性を魅せるかのバレエとは正反対のコンテンポラリーダンス。踊る度に自分を解放していく主人公をみて、動いてるのにまるで瞑想みたいだなと思った。踊りながら自分と向き合っていく感じ。
どこを切り取っても美しい背景の中、笑いあり涙ありで、どの登場人物もキャラが立ってて面白くて飽きない。
療養士の彼も、キッチンカー・カップルも面白過ぎたけど、マダムも好き!フランス映画に出てくるリッチなマダム達、なんでこんなカッコいいの?お金を有効に使う楽しみ方を知っていて、才能や弱者に惜しみなく愛とお金を注ぎ込めるの本当にカッコいい。
主人公の白いチュチュについての感想は、私もずっと思っていた。
けど、どうしてもバレエは少ない男子をいかに上手く使うかを考えたら、フラフラと女子から女子へと飛び回る浮気者に仕立て上げるしかないのかなとは思う。
ちなみに私が一番嫌いなバレエの王子様はジゼルのアルブレヒトです!!オマエの男気はどこへ行った!
何回見ても腹立つ!!笑
ダンスを通しての喪失からの再生のお話だけど、少し前に観た『裸足になって』と比べて観ても面白いかもしれません。
観たら元気になる映画だと思う。
是非とも第二の夢を追いかけている方や、バレエのドキュメンタリーが好きな方にもおすすめです。
と書くといかにも映画としては地味に思えるけど、あるひとりの人生としてはとても大切、本物のダンサーや舞台監督のみなさんを沢山ぶち込んでパリの街とブルターニュの自然の中に描くもんだから美しいのなんのって、とても素晴らしい映画
いやもう、バレエダンサーの肉体は人間の極限美だと思う
試写会だったのでおまけつき、世界的に著名なバレエダンサー上野水香さんのトークがまた物凄く興味深い
冒頭の凛としたバレエはラ・バヤデール、主人公をその影が取り巻く (つまり踊ってるの全部主人公) という作品、作中で初演を終えたダンサーたちが夜の帷が降りた街で気ままに踊るのもそれ、とか聞かされてビリビリきた、人の数だけ人生あり
来週末公開、ぜひ映画館の大画面で
エンドロールが素晴らしいから最後まで座ってるべき、エリーズの中に生まれた変化がスパッと表現されてる
映画 #ダンサーインParis (2022年)鑑賞
冒頭のクラシックバレエの優雅さから、ラストのコンテンポラリーダンスの躍動感が見事でした
笑いや恋愛、家族などの要素もあり、まさにフランス映画といった感じの映画でした
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました