せかいのおきく

7.6/10
合計10件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   89分
言語   日本語
地区   日本
書かれた   阪本順治
劇場で   04月28日 2023
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せかいのおきく プロット

「北のカナリアたち」「冬薔薇(ふゆそうび)」などの阪本順治監督が、黒木華を主演に迎えて送る青春時代劇。江戸時代末期、厳しい現実にくじけそうになりながらも心を通わせることを諦めない若者たちの姿を、墨絵のように美しいモノクロ映像で描き出す。武家育ちである22歳のおきくは、現在は寺子屋で子どもたちに読み書きを教えながら、父と2人で貧乏長屋に暮らしていた。ある雨の日、彼女は厠のひさしの下で雨宿りをしていた紙屑拾いの中次と下肥買いの矢亮と出会う。つらい人生を懸命に生きる3人は次第に心を通わせていくが、おきくはある悲惨な事件に巻き込まれ、喉を切られて声を失ってしまう。中次を寛一郎、矢亮を池松壮亮が演じ、佐藤浩市、眞木蔵人、石橋蓮司が共演。

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せかいのおきくコメント(8)

Ixkoghpsmsn
Ixkoghpsmsn
試写会で鑑賞しました。江戸の庶民の暮らしぶりを身近に感じられる映画でした。声には出せないだけに、余計におきくちゃんの表情が可愛らしくかんじられました。
Xgspmikonhs
Xgspmikonhs
完成披露試写会に参加させていただきました。

時代劇では見たことのない作品・・・
おきくが雨宿りで出会った中次、下肥買いの矢亮の青春のお話
ある辛い出来事で声を失ったおきく・・・
淡い恋心・・・、命の循環(絶対に必要な仕事)

舞台挨拶で黒木華さんが江戸時代は手話というものがないと言われ・・・今では当たり前のことが・・・あっそうだと再認識させられました。

阪本順治監督が3年前に10分、2年前に10分そして、1年前に60分?
90分の作品を3年間かけた作品
モノクロ作品ですが、何ヵ所かの場面ではカラーに

4月28日全国上映
是非、映画館で
tgkgdy
tgkgdy
非常に美しいモノクロ映像で描かれるのはクソの話し。笑
確かにこれ、カラーだとキツイですが。
Odessaの極音を駆使して表現されるクソをかき混ぜる音!すくい上げる音!!
モノクロなのにスクリーンから臭ってきそうでした。うげ〜。
そして、ふいにカラーになる瞬間。
モノクロで想像していた色味より鮮やかすぎて、突然現実に引き戻されるような
「これ、今のことだからな。」と急に距離を縮められた気がしました。

しかし、クソ関連の言葉の多いことよ。
人間が生きていく上で誰しも避けては通れない身近なものだから、自ずと言葉も多くなったのでしょうが、1秒でも早く無かったことにしてしまいたいものでもあります。笑
そんなクソに価値を見出して買ってくれる下肥買いが江戸時代にはいた。。。

《もったいない》それは、与えられた資源に感謝して最後の最後まで使い切る日本の精神。
ご存知の方も多いでしょうが、しっくりくる英訳が無く「オリガミ」や「カラオケ」と同様に「モッタイナイ」で通じるらしい。

日本の着物が全て四角いパーツで作られているのはリサイクルを前提にしているからで、その合理性には舌を巻きます。
ただ袖を通して帯で縛る単純な着方だから、成長期には肩上げや腰上げでリサイズも自由自在。
更にお古として兄弟へ渡り、アテやツギを加えながら着たおす。
着る人がいなくなると、別のものに仕立て直してまた着る。
ついに生地がヨレヨレになったら、手拭いになり、赤ちゃんのオムツになり、雑巾になり、下駄のハナオになり、焚き付けになり、灰になってもまだまだ利用される。
なんと長い一生。死んでからも役に立つとは。

江戸時代は循環型社会。
人間も循環サイクルの一つとして、やがて死んだ体は土へと還るのだ。

そんな循環型アイデアに満ち満ちた江戸時代の歪みは、身分制度だと感じました。
クソを巡る価値のすり替えには「いや。どう考えてもおかしいでしょ?」とツッコミ入れたくなります。
サービスの売り買いが逆転しとる。

そんな不条理でドス黒い社会に降る純白の雪。
障子ごしに足音を聞くおきくの、なんと美しいことよ。
名前を書くおきくの、なんと可愛いことよ。
伝えたい思いは身分の垣根をぶち壊し
人を愛する心が世界を変える。
青春ラブストーリーは無敵なのだ!

常連の石橋蓮司さんは言うまでもなく、
佐藤浩一、寛一郎親子の共演も素晴らしかった。

クソの臭いで始まりますが、ラストは爽やかな気持ちになれます。