イニシェリン島の精霊 プロット

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イニシェリン島の精霊 俳優

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イニシェリン島の精霊コメント(16)

Rdmoeertnen
Rdmoeertnen
映画はSFやハードアクション等の現実離れのストーリーを表現できる。この作品も私達の常識ではあり得ない様な内容が出て来るが、それは映像ではなく登場人物の思考だった。
起承転結を期待して観ていたが納得の行く結論には至らず不快で残念だった。
今回は試写会だったが、有料で観たならば帰り映画館に火を放ちたくなる気分である。
尚、僅かな点数を計上した理由はアイルランド(と思われる)素晴らしい景色を盛り込んでくれた為です。
※解説によると、友情のもつれはアイルランドの抱える内戦問題を示しているとの事だが知った事ではない。
Noimxghpsks
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一昔前、六本木WAVEにあったシネヴィヴァンあたりが上映館としてふさわしいタイプの作品。といえば、わかる人にはわかるだろう。理不尽なほど多様な、作家の世界観が前面にあるタイプの作品の数々が、六本木のスクリーンを染めた。マーティン・マクドナー脚本・監督の本作も、観る者がトラウマになりそうなメランコリックな怪作だ。
Ueltsceusstfsc
Ueltsceusstfsc
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親友から突然告げられた絶交宣言。意味分かんないよ〜と、固く閉ざした心のドアをハの字眉で無邪気にノックしまくるコリン・ファレル。
これ以上近づいたら指を切るぞと自分の指を人質にする親友。それでもノックしまくるコリン・ファレルに、最初の制裁が下される。

距離感誤る者には切断した指を。大事なものを傷つける奴には火炙りを。想いの掛け違いや感情のもつれが、対岸に響く内戦の砲声と絶妙に絡み合いながら、ジリジリと2人の関係を歪な次元に追い詰めていく。イニシェリン島の美しき自然と動物が孤独な魂に静かに寄り添う。

コルムが友人の全てであるパードリックは執拗に関係に執着する。パードリック以外に繋がりがあるコルムは柔軟にコミュニティに溶け込む。ここから得られる教訓は、属するコミュニティや投資先は複数あった方がいいということ。
(そんなことが主題な訳ではないことは100も承知だが)ここがダメでも、こっちはあるしな〜とか、そうゆう、関係資本や投資先のストックはマジ重要。上野千鶴子が言っていた、「半身で関わる」ってマジでこーゆーことだよなと思う。

あと、理由を言わない、聞かない、知らないままで保たれる均衡は確実に存在する。パードリックは無邪気過ぎる。

争いはグロいが、互いに何処かに情を残しながら完全に悪にはなり切れない両者のその余地が、せめてもの救い。互いに制裁内容を事前に予告してあげるだけ可愛げがあるとゆうか、微妙に優しい。

あとは、静かに意味ありげな劇伴が絶妙に良過ぎる。手掛けたのはコーエン兄弟作品でお馴染みカーター・バーウェル。絶妙に不穏で、悲哀もあり、物語の孤独な世界観にバッチリハマっていた。
Inxkhpsomgs
Inxkhpsomgs
いい年したオジサン二人の個人的なケンカを見せられているのに、
いっさい「つまらない」といった感情が沸いてこない不思議な作品。
不可解な部分も多く、クエスチョンマークを残したままで終わるがなんだかとんでもないモノを見せられた…鑑賞後の気分はそんな感じ。
ケンカの様子や結末は本編を観てもらえば分かるので割愛し、なぜ急にケンカが起きたのか、そして「精霊」の扱われ方に考察してみた。
(本編になるべく触れないようにしているけど、読むのは鑑賞後をオススメします)

考察するにはあたって、この時代のアイルランドの歴史を少し調べてみた。
舞台は1922年頃の架空の島・イニシェリン。架空ではあるが地理的な位置からアイルランドの首都ダブリンに近いアラン諸島の島を意識していると考えられる。
静かなイニシェリン島とは対極に本土では内戦が起こっている。
この内戦、どうやら完全な内輪揉めだったようだ。
アイルランドは古くから英国の統治下にあり、その歴史上、度々独立のための戦いが起きていた。
これらの戦いはカトリック(アイルランド)とプロテスタント(英国)の戦いとも言い換えられる。
内戦勃発の前年にも対英独立戦争が起きていた(もちろん失敗に終わる)。
ところが、今回関わってくる内戦はカトリックとプロテスタントの対立ではなく、
カトリックの中で英国と今後どう付き合っていくかについて、意見が分かれた結果、争いにまで発展したものである。

身内同士で勝手に争っている本土の様子は明確に描かれてはいない。しかし、夜になると爆撃の音が島にも聞こえ、
直接的な関わりはないけど、対岸で争っている様子が島にも伝わってくる状況である。
そのような状況下でコリン・ファレルが演じるパードリックとブレンダン・グリーソンが演じるコルムの静かなケンカが始まる。
実際には一方的にコルムが突然にパードリックを避け、金輪際、一切自分に関わるなと突き放す。
昨日までの親しき友に理由も分からず拒絶されたパードリックは、当然納得がいかない。
観てるこちらとしては「もう止めなよ…」と思いたくなるぐらい、避けられてもコルムに近づこうとする。

どうしてコルムはパードリックを突き放したのか。
私はコルムが内戦をきっかけに死を改めて認識し、死への対抗心が芽生えたのではないかと考える。
私たちも近年、パンデミックで日々死者数を告げられ、死を身近に感じるようになった人もいるのではないだろうか。
別にそれをきっかけに死が近づいたわけではない。死は常に私たちの隣にある。それにも関わらず、多くの人は死を日常から切り離し、
他人事と捉えて過ごしている。私たちの場合は、パンデミックで、コルムの場合は本土の内戦で、それまでは他人事だった死が自分事になったのだ。

死を身近に感じたとき、コルムには死んで忘れられることへの拒否感が生まれた。
それが彼のあらゆる行動の原動力となっているように思われる。
彼から発せられた弔いや謝罪の言葉、そして生への執着を感じられる行動、これらは全て死を実感し、それに憑りつかれた男の言動と思えば辻褄が合う。
そう考えるとパードリックは完全にコルムの暴走に振り回された感がある。
(パードリックの言動を見ていると、まぁちょっとそうしたくなるよな…と思う部分もある)
極端な言動に走るほどコルムは死に憑りつかれた、故にパードリックを突き放したのだ。

さて、この映画でもう一つ重要な要素が「精霊」である。
アイルランド地方に伝わる死を予告する精霊・バンシーが基になっている。
このバンシーという存在、ここまで考察した死というものの性質と真逆の存在である。

物語でもとある死が突然訪れる。いわゆる「死亡フラグ」は直前まで無い。
これも死が我々のすぐそばに常にあり、前触れもなく誰にでも降りかかる可能性のあるものとして示唆されているように感じられる。
対して、精霊は本来は突然訪れる死を告げる存在として語られる。
どうして死の性質と真逆の存在である精霊を映画に加えたのだろうか。
この精霊は物語において2つの役割を果たしていると考えられる。

1つは死を改めて認識すること。本土の内戦と精霊の存在の相乗効果で死の存在感を高めたのだ。

もう1つは死に対する人間の普遍的な恐怖心・拒否感を明示することである。
アカデミアには妖怪学という分野がある。なぜ妖怪という概念が存在するのかなど研究する分野だ。
そこでは人間は説明がつかない事象に対して恐怖を覚える性質を持ち、それらの事象を説明するために生まれたのが妖怪だとする説がある。
例えば、家がきしむ音。現代なら物理分野で説明がつくが、江戸時代には屋根裏に潜む無害な「やなり」という妖怪が動くから音がするとされた。
理由がなく家が音を立てるのは怖いが、やなりが音を立てていると考えればそう怖くはない。
つまり、精霊や妖怪など非科学的な存在の背景にはそれらがつかさどる事象に対する人の恐怖心などがあるのだ。
今回の場合、精霊がつかさどるのは死の訪れである。
精霊の存在そのものが人間の根底にある死への恐怖心・拒否感を象徴しているのだ。

以上を踏まえると、この映画はコルムに主軸を置いて、死という現象を強調し、それに憑りつかれた男と
その男に振り回された男の物語という1つの見方ができる。
Okmhnpssgix
Okmhnpssgix
島の誰もが皆の事を知っていると言う閉鎖された環境の中で起こりうるドキュメンタリーの様に感じました。

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