ブロークン・イングリッシュ
プロット
アメリカ・フランス・日本合作
12月13日 2008 劇場で
ブロークン(2008)
プロット
イギリス・フランス合作
11月15日 2008 劇場で
ブロークン・ジェネレーション
プロット
アメリカ
08月19日 2022 劇場で
マイ・ライフ、マイ・ファミリー
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
マイ・ボス マイ・ヒーロー
プロット
韓国
01月01日 1900 劇場で
マイ・ボディガード
プロット
アメリカ
12月18日 2004 劇場で
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マイ・ブロークン・マリココメント(7)
タイトル通りでここまで原作に忠実な映画は久々に見ました!
演技力も申し分なく、涙がぼろぼろ止まりませんでした、、!
マリコが死んだ。唯一の親友を奪われたように。85分に詰め込まれた疾走感と焦燥感がブワッとスクリーンから襲ってくる。大切な人を失った時に湧き上がる"悔しさ"が大きな原動力となり、拍車をかけていく。別に失ったこと自体が悔しいわけじゃない。抑えられもしない感情が湧く理由を探すような旅は、記憶を重ねていく度に心がジリジリと焼ける。
死生観を揺さぶってくる映画が好きなのだが、今作は特に生きる側の視点をふんだんに含んでいる。供養するだけじゃない、自分を照らしていく作業も同時に問われていく。シイノ自身出来た人じゃないことを分かっているから、その野蛮なヒロインさを感じさせる。マキオにもバックボーンの濃度が滲み出ており、その哀愁も堪らない。
今作の主演は永野芽郁さん。今までにない、タバコもふかす主人公にカッコよさと不器用さが溢れる。そして、奈緒さんがバシッと受け止めることで、友達の一言では片付け難い連帯の強さを随所で感じさせる。実際に手紙は奈緒さんが書いたらしく、それを永野芽郁さんだけが読んだ手紙もあるらしい。純たる強さが作品の核となり、死んだ人、生きる人それぞれに向けられた精算を問いかける。
また、幼少期のシイノを演じた佐々木告さんがホントに素晴らしい。「鉄オタ道子2万キロ」にゲストで出たときから気になっていた子役が、見事な演技でバックボーンを描いてくれる。カッコよくも幼く、群を抜いた演技力にたまげた。
タナダユキ監督自身も60分を切りそうと言っていた程、作品自体の疾走感とテンポが早くて見入る。だからこそ、もう少し観たかった気もする。凄く好きなテーマであり、監督の作品も好きだからこそ求めてしまう。早く話したい、凄く濃くてカッコいい作品だった。