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プロット
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日本
02月23日 劇場で
奇跡の子 夢野に舞う
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日本
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マリア 怒りの娘
プロット
ニカラグア・メキシコ・オランダ・ドイツ・フランス・ノルウェー・スペイン合作
02月24日 劇場で
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日本
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日本
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ホリック xxxHOLiCコメント(16)
ー 蜷川実花監督作品は寡作である事もあり、偶々、全作鑑賞している。
真紅を基調とした、艶美な世界観はこの芸術家と言っても良い監督にしか、出せないモノであると勝手に思っている。
今作は、その世界観が、
「へルタースケルター」(凄い映画であった。残念ながら主演された美しき女優さんは妖幻な世界に憑りつかれてしまったが・・。)
「Diner ダイナー」(キッチュな色彩を伴った意匠が印象的。)
に続き、全面的に衣装、意匠で表現され、観る側を強烈に吸引する。特に”ミセ”の女主人、侑子(柴咲コウ)の部屋の造作は魅惑的でさえある。
-
◆感想
・幼き時、自分をバスから守るため、雨中に母を失ってから、四月一日君尋(神木隆之介)は、魂が抜けたような生活を送っている。そして、彼にはその哀しみ故か、人心の闇が視える・・。
ー 四月一日には、生活感が全くない。父親も映されない。けれども、私はそれで良いと思う。何故なら今作品はダーク・ファンタジーであるからである。-
・四月一日は人心の闇(見栄により破滅した女性(趣里)が劇中では描かれる。)を視えないようにするために、”ミセ”の女主人、侑子を訪ねるが”対価交換”で大切なモノを差し出せ・・、と言われる。
ー この時点で、侑子はこの世のモノではない事が分かる。-
・四月一日は同級生の、由緒ある神社の息子、百目鬼(松村北斗)と、闇を抱えるひまわり(玉城ティナ)とふとしたきっかけで交流を始めるが、四月一日の能力を持つ”眼”に惹かれたこの世のモノではない女郎蜘蛛(吉岡里帆)に襲われ、毎日が、四月一日のラビリンスに陥る・・。
ー 女郎蜘蛛を演じた吉岡里帆さんの、ボンデージ風の衣装と、四月一日を絡めとる紅い紐が、物凄くエロティックでちょっとドキドキする・・・。
あれは、絶対に意図的だよね、蜷川監督!
ルカ・グァダーノ版、「サスペリア」でも、ダコタ・ジョンソンが紅い糸を身体に絡めながら前衛舞踏をしていた事を思い出す。-
・女郎蜘蛛と彼女を慕う男(磯村勇斗)と侑子の神社境内での対決シーンもVFX全開で、ナカナカに面白く・・。
■個人的な意見(原作を読んでいないので、勝手な意見です。)
・侑子は、”四月一日の亡くなった母親ではないか・・”、と思いながら後半は観ていた。彼に一緒に”家政婦”として住むように命じ、掃除をさせ、料理をおいしそうに食べる。
朝食に必ず出てくる甘めの出汁巻風卵焼きを始めとした和風料理が美味しそうであったなあ。
そして、女郎蜘蛛との対決の後、消えゆく侑子は四月一日に手を握られながら、彼の下の名を口にするのである。君尋(きみひろ・・)と・・。
哀切なる”対価交換”(自分の命と息子の命)を表したシーンであると思ったのである。
<今作は、ストーリー展開的には、イロイロとあるかもしれないが、唯一無二の妖幻艶美な蜷川実花ワールドを耽溺する作品である、と私は思ったのである。
橋本愛さんが、少しだけ出演されたのも、嬉しかったな・・。>
*主演*
神木隆之介
*感想*
原作は知っていますが、未読です。いつか実写化するのではないかと思っていましたが、監督が蜷川実花さん。キャストが神木隆之介さん、柴咲コウさん、吉岡里帆さんなどなど、豪華俳優陣ばかり。
蜷川実花さんの作品を見たのはほぼ初めてでしたが、映像美が凄すぎ!世界観が美しすぎて、魅了されました。
壱原侑子を演じた柴咲コウさんが色んな衣装が見れて、とにかく美しかった。あと、女郎蜘蛛を演じた吉岡里帆さんがめっちゃセクシーだったな~
世界観にちょっとついていけなかったけど、摩訶不思議な体験でした。(^^)
公開が発表になった頃から楽しみにしていました!
原作は読んでいない為、比較は出来ませんが、登場するキャラクター1つ1つへの監督のこだわりが伝わってきました。
四月一日君が、侑子さんと出会い、大切なものは何か。四月一日君の成長していく姿をみながら、自身にとっても大切なものは何か、改めて考えてみようと思います。
そして蜷川監督ならではの期待を裏切らない、色彩美、映像美。とくに藤棚を使ったセットは本当に美しく、藤が見頃の今の季節にぴったりの作品です。
大道具、華は、綺麗で映像美はわかったが