私、違っているかしら
プロット
日本
07月30日 1966 劇場で
海は狂っている
プロット
日本
06月09日 1959 劇場で
歌っているのはだれ?
プロット
ユーゴスラビア
09月29日 1984 劇場で
生きていてよかった
プロット
日本
07月06日 1956 劇場で
いつか、きっと
プロット
フランス
07月03日 2004 劇場で
うまくいってる?
プロット
フランス
04月05日 2003 劇場で
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私はいったい、何と闘っているのかコメント(19)
人生なんてそうそううまくいかない。やることが裏目に出ることだってしょっちゅうある。
世の中の社会人をはげましてくれる一作だと思う。大爆笑ではないけど、微笑ましく観れるのもよい。
年収500万の割には持ち家、子供3人養育って無理がありませんか?
あと、犯罪を見逃しちゃダメよ。それはアウト。
平凡な一日一日が宝物であることを再発見させられる。
最後のファーストサマーウイカの言葉はウケた。
安田顕は哀愁漂う男がハマり役。
小池栄子はやっぱりいい役者。
※オンライン試写会で鑑賞
ー 安田顕さんは、今作の伊澤春男のような、真面目だが冴えない心優しき、中年男を演じさせたら、ピカ一である。ー
◆感想
・伊澤春男(安田顕)は、スーパーの副店長で、何時も脳内で余計な妄想をしている心優しき中年男。子供の野球の試合最中に店長(伊集院光)から、呼び出しがあっても出かけて行って、トラブル処理をササっとする。
- 彼の心の声ダダ洩れのモノローグが絶妙に可笑しい。
そして、彼が真面目で善人である事も、一発で分かる。-
・そんな店長が脳出血で急死して・・。
- 再び、伊澤の脳内で炸裂する”店長!”と言う言葉。だが、現実は、そんなに甘くはなく・・。-
・本部から来た、仕事の出来ない新店長の尻ぬぐい(帳簿が合わない‥)をしているうちに、パートのおばさんが、良かれとやっていた内引き(お店の営業中に、店員がお店の商品やお金を盗む事)が、発覚し・・。
- 本来であれば、馘首であるが、伊澤は本部に連絡せずに、穏便に解決しようとするが、熱血漢で伊澤を慕っていた金子君(金子大地)は、それが許せなくて・・。
伊澤のお人良し過ぎる性格と、優柔不断な性格が分かるシーンである。
そして、伊澤の新店舗の店長の話は流れる。-
■劇中、伊澤が頻繁に通う食堂「おかわり」。
店を独りで切り盛りする高齢女性を白川和子さんが演じている。
喜びや失意を覚える度に、毎回、カツカレーを食べる伊澤の姿を見て呟く言葉
”そんだけ、食べれりゃ、大丈夫だ・・”が印象的であり、作品のアクセントにもなっている。
・序盤から、意味ありげな若き日の伊澤と、今は妻になっている律子(小池栄子)との、幾つかのシーンから想像は付いていたが・・。
後半は、伊澤の長女小梅(岡田結実)の結婚話が絡んで来る。ここも又、オモシロイ。
- 序盤から、伊澤の家族は仲良しだ。皆で生意気な息子亮太の野球の試合を見に行くし、小梅も二女の香奈子(菊池日菜子)も、伊澤を揶揄いながらも、どこか彼に優しい。勿論、妻も・・。
彼が、家族を大切にして、頑張っている姿を見て来たからであろう。-
・小梅が格好良い彼氏、梅垣君(SWAY)を連れて来るシーンでも、伊澤の“妄想”は止まらない。
- 会ってみたら、高身長、年収5000万、礼儀正しいダンサー。
それまで、”梅垣小梅で梅ばっかりになるじゃないか!”などと妄想していた伊澤の様々な目論見はあっさり、砕け散り・・。あー、オカシイ。-
・沖縄に住む妻の両親に、結婚の報告を兼ねて会いに行く娘二人。
だが、飛行機のチケットは妻の且つての恋人金城(伊藤ふみお)から届いていて・・。
伊澤もノコノコついていく事に・・。狙いは、金城に会う事だ。
- 探しても、沖縄には金城姓は沢山いて・・。
だが、ある日タクシーに乗ったら、運転手は探していた金城だった・・。再び、伊澤の脳内で炸裂する過去の妻との思い出、金城への想い。だが、彼はそれを口にしない・・。
ここは、もう少し、掘り下げて欲しかったかな・・。-
・店を変わる事になった伊澤には、送別会も開かれない。
だが、いつも伊澤にキビシク接していた高井(ファーストサマーウイカ)だけが、色紙を持って待っていた・・。
- その裏側に書かれていた言葉
”努力をしても、報われない奴はいる。ただ、成功した奴は必ず努力をしている” By長州力
オカシイシーンだが、真実でもある。
金子君も含めて、高井はこの言葉を伊澤に伝えたかったのであろう・・。-
<クスクス笑えて、少しホロリとする、不器用で、真面目で、心優しき、悩める中年男の心情を面白きモノローグを含めて描いた作品。
”誰かのために頑張れば、いつか良い事が起きる”と言う劇中の言葉も、身に沁みます。>