希望のかなた プロット

フィンランドの名匠アキ・カウリスマキが、前作「ル・アーヴルの靴みがき」に続いて難民問題をテーマに描き、2017年・第67回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したヒューマンドラマ。シリア人の青年カリードは内戦が激化する故郷を追われ、生き別れた妹を捜すうちにヘルシンキに流れ着く。内戦で全てを失ったカリードにとって、妹を捜し出すことだけが唯一の望みだった。ヨーロッパ全体を悩ませる難民危機の影響か、無情にも難民申請を却下され、いわれのない差別や暴力にさらされるカリードだったが、レストランを営むビクストロムに助けられ、彼の店で働くことに。ビクストロムもまた、行き詰った過去を捨てて人生をやり直そうとしていた。ビクストロム役に「過去のない男」のサカリ・クオスマネン。

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希望のかなたコメント(20)

Eeadalccufnr
Eeadalccufnr
ネタバレ! クリックして本文を読む
シリアからの難民問題は、すごくタイムリーな話題だ。それなのに、今まで日本でのほほんと暮らしてきた自分は、彼らの苦難をどこか他人事として話題にしてきたところがある。言い訳をするなら、日本ではあまりに難民の情報が少ないことを挙げさせてもらう。でも、ネットで調べればいくらでもわかることを、どうして調べようとしなかったのだろう。なんだか、今まで何も知らずに難民問題を語っていた自分が恥ずかしくなった。
映画全体がとても静かで、古い邦画を思わせる。登場人物もみんな表情があまり変化せず、じんわりとした雰囲気を楽しむことができた。
結末がわからないまま放り出されたような終わり方なのは、難民たちの運命が現在進行形で放り出されたままであることを暗示しているかのようだと思った。
Pgsiosxnhmk
Pgsiosxnhmk
カウリスマキの新作は、前作に続いて難民問題というシビアな題材を取り上げているが、いつもの彼流のユーモアセンスと人情劇で、温かな気持ちで観られる秀作になっている。

不法滞在となったシリア人青年を、無条件で自分のレストランに雇い入れる主人公。警察の手入れの時も、従業員たちも何も言わずに協力して彼を匿う。なぜ彼らがそこまで親切なのかの説明はひとつもない。ただ、そうすることが人間として当然、と言わんばかりに。

唐突にレストランを日本食に改造するシーンは爆笑を誘う。本筋のストーリーに必要なさそうにも思えるが、無駄のある笑いも心地よく感じさせるし、監督の日本愛を感じる。

わびさび感じる寂寥感に独特のテンポのユーモアも健在。シビアな欧州の難民問題に、笑いと人情で立ち向かう監督の姿勢がとても素敵だ。
Oksmphgixns
Oksmphgixns
不機嫌な顔した男女が90分演じるだけの映画なのになぜこんなに素晴らしいと思うのか。
言葉にできてしまうなら映画にしないという作り手の姿勢も感じてしまう。
あまりに映画的で、映画でしか見たことのない表現でしか作られてない映画だった。

不機嫌な表情とカラフルな背景、衣装だけで締まった、それでいてなぜかコミカルな映画を作ってしまう。
凄いな。
Snhgpskimxo
Snhgpskimxo
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カウリスマキ作品はいつ観ても安定の癒しを得られたのだが、本作は少しばかり薄暗い要素が増えたように感じた。
石炭の山から姿を表す主人公カリードの登場場面や、わさびの使い方を一体どこで学んだんだと吹き出してしまった寿司店への方向転換など、随所にいつものユーモアは感じられた。
だが、最先端の教育制度などで知られるフィンランドにあっても、人種間の諍いや偏見は避けられない問題になっているのだということをまざまざと見せつけられるエピソードの数々に、監督自身が笑うに笑えない状況なんだよ、という秋波を感じた。
それでも人間は基本的に善であると一縷の望みを託したであろう、脇を固める人物たちの無償の優しさは、カウリスマキ作品の根っこに常に根ざしている。
難民収容施設で親しくなったイスラエル人の友人は、いつか裏切るんじゃないかと思いながらハラハラしていたのだが、それこそ自分の偏見を最後に思い知らされて恥じ入った。
絶望的な状況にトドメを刺されたように見えるラストシーンでも、カリードの目は希望に満ちたかなたを見つめていた。彼にとって、そして、祖国を追われ、今も悲惨な生活を余儀なくされている人々にとって、希望とは何か考えさせられる作品だった。
Potcaelurfs
Potcaelurfs
カウリスマキの芸風が大好き…
なんでか知らないけど大好き
悲哀の比重が高い割には気軽身軽で
どこか他人事でシニカルに受け流すところ

でも今回は割と真面目に真剣に難民の流れが描かれていてとても勉強になった
相変わらずの色合いと役者陣に満足🙂

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