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希望のちから プロット アメリカ 01月01日 1900 劇場で
希望の星 プロット アメリカ 01月01日 1900 劇場で
希望の樹 プロット ソ連 08月04日 2018 劇場で
希望の街 プロット アメリカ 11月13日 1992 劇場で
希望 プロット トルコ・スイス合作 04月24日 1985 劇場で
光年のかなた プロット フランス・スイス合作 01月22日 1985 劇場で
希望のかなたコメント(20)
ニヤニヤしながら見はじめました。
こういう地に足のついた映像を撮る監督は、やっぱりいいなとおもいます。
まだまだ作品を撮り続けて欲しい。
善意の人情もので、寿司シーンなどは(なぜか)気恥ずかしさを感じてしまいましたが、それもご愛嬌ということで。
変わらぬ小津リスペクトもあり、十分楽しみました。
移民というテーマは気になってはいるものの、奥の方でくすぶっていて、自分の中ではうまく機能してくれていません。
そのうち変化があるといいなと思うのですが。
⇧(貨物船)
🇩🇪ドイツ⇨🇵🇱ポーランド
ス ⇧
ロ🇸🇮⇦ 🇭🇺ハンガリー
ヴ ⇩⇧(妹とはぐれる)
ェ 🇷🇸セルビア
ニ ⇧
ア 🇲🇰マケドニア
⇧
ギリシャ🇬🇷⇦🇹🇷トルコ(船でギリシャへ)
⇧
🇸🇾シリア(アレッポ)
【カーリド】
カーリドはフィンランドに、
『知り合いのいないシリア人』
です。
彼はいくつもの国を放浪して、
フィンランドへとやって来ました。
『観光目的でもなければ』
『自分探しの目的でもない』
『生きるために放浪してきた』
そんな彼にとって、
『自身を厄介者扱いする国』は
『みな同じ国のように見えた』でしょう。
彼にとって"国境"は
『ただの境界線』でしかなく、
『ただ跨ぐために敷かれた線』でした。
しかし
『国は全て同じ』ように見えても、
『人はそれぞれ違う』のです。
【ヴィクストロム】
ギャンブルでボロ勝ちした、
中高年ヴィクストロム。
彼はそのお金を元手にして、
しがない料理店を買い取る。
その料理店に迷い込んだシリア人を、
ヴィクストロムは匿うことに。
【カリードとカーリドの難民隠し】
離れ離れになった妹を見つけるため、
カーリドは名前を変えて
ヴィクストロムの料理店で働きながら、
友人の力を借りて妹の捜索にあたります。
ある日、
カーリドは妹の情報を得るため、
人目を避けながら友人と密会します。
そして友人はカーリドに、
『情報を求めている最中だ』
と告げてカーリドを励まします。
その言葉を聞いて納得したカーリドは、
その場を後にしました。
その瞬間僕は、
『友人はカーリドを裏切るのでは?』
と一瞬疑いましたが、
極めて無粋な考え方でした。
なぜなら友人は
カーリドが立ち去った後すぐに、
通行人がカーリドを目撃していないか
周囲を見回したからです。
この演出にはカウリスマキ監督の、
『この映画に裏読みは不要だよ』
というメッセージが込められている
ように感じました。
【ギャンブル】
ギャンブルをするなら、
人の可能性に賭けてみたいものです。
僕は今日まで、
そうやって生かされてきました。
『絶望のむこうは』
『希望のかなたでした』
初カウリスマキ。表情変えずにクスリと笑える場面を入れてくるタイプなのかね。表情変えないから、ツンデレぽく見える。