ハン・ゴンジュ 17歳の涙

6.7/10
合計15件のレビュー
ジャンル   プロット
ランタイム   113分
言語   韓国語
地区   韓国
書かれた   イ・スジン
劇場で   02月10日 2015
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ハン・ゴンジュ 17歳の涙 プロット

2004年に韓国で起きた「密陽女子中学生集団性暴行事件」を題材に描き、ロッテルダム国際映画祭最高賞など数々の映画賞を受賞したドラマ。普通の女子高生ハン・ゴンジュは、ある事件に巻き込まれたことをきっかけに転校を余儀なくされる。絶望の淵に立たされながらも、新しい友だちとの触れあいや大好きな歌を通して少しずつ笑顔を取り戻していくゴンジュだったが、前の学校の親たちが彼女の前に現われたことで状況が一変する。主演は「サニー
永遠の仲間たち」「母なる証明」のチョン・ウヒ。2015年1~2月にヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2015」上映作品。

ハン・ゴンジュ 17歳の涙 俳優

ハン・ゴンジュ 17歳の涙 写真

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ハン・ゴンジュ 17歳の涙コメント(8)

wsfeizk
wsfeizk
ネタバレ! クリックして本文を読む
本作は「密陽女子中学生集団暴行事件」という痛ましい題材を扱っている。
この事件で被害者達は身体的な傷や心の傷だけでなく大きな社会的重圧をも負わされてしまったのに対し、
加害者達は1度逮捕や送検をされたものの、誰1人有罪判決を受けることなく、前科もない状態で、韓国社会の中で普通の日常を送っている(Wikipedia参照)。

そのため、この事件の被害者の視点で描かれた本作は悲劇にしかなり得ない。そう描かなければ、実際の被害者に寄り添った語りにはならないためである。

本作のラストにおいて、ハン・ゴンジュが劇中で志す「水をめぐるある行動」の本当の目的が明らかになる。この場面だけで私の心はぐっと締め付けられ、この悲劇の物語の顛末に感情が揺さぶられた。

しかし、この作品の真の魅力はその直後、エンドロールの直前に「ハン・ゴンジュ!ハン・ゴンジュ!」という掛け声とともに描かれる映像にあると私は思う。

「この悲劇の物語の幕引きはこうあってくれ」という作者の思い、そしてハン・ゴンジュ自身が望む希望がそこには描かれている。
そしてそれは、彼女があと少しでも日常を取り戻せていれば、あと少しでも練習ができていればあり得たかもしれない未来でもある。
このラストに私は涙を禁じ得ない。
Teehlnitclxe
Teehlnitclxe
韓国の国は、日本と違って、まず売春公認国で有るのを

頭に入れて、女性問題を考えなければならない。

殺人にしても、性犯罪にしても、韓国は、中国より酷いかもしれない。

何時も、何かと事件なり事故が起きれば、示談から始まる事。

警察も、これを当たり前だと思って上司の命令で話も終わらせる。

国家そのものが、闇に放り込む社会構造なので、弱い者と貧困者

は、何時も泣き寝入りから立ち直れない。

平気で、濡れ衣させられても構わない構造になっているので

他国の者が意見を書いたり、批判しても、カースト制みたいなものだから、国が法律を変えない限り事件物は、救えない国だわ。

映画に、出て来る主人公は、良く演じきっていると思う。

幼い子供から、平気で、ここの国は、グロイドラマでも台詞でも

平気で演じるので、映画的には、リアル過ぎて残酷な場面は確かに

多いのは確かである。

そして、韓国と言う男性優位の国であることを知らない人が見たら

全く面白くもないはず。

エロ映画を求めて見ようとならば、全く検討違いである。

韓国の闇を良く描いた映画に仕上がっていると思う。

ただし、結果も出ないままに終わるのは、この国らしい結末だわ。
Mpsixhkgnso
Mpsixhkgnso
近頃韓国について知る人が増えた。以前は日本人は韓国社会を知らないから、こんなエグイ社会派の映画を日本人が理解することなんて出来るはずない。

でも日韓関係が険悪化して、みんなが韓国社会の異常さや厳しさを話題にして知るようになったし、パラサイトがアカデミー賞をとったりして、格差のひどい社会だって言われたりして随分わかりやすくなったんではないかと思う。

例えば以前この映画を見た人なんかはなんでこんなもの作るんだ、見ていて胸糞悪い話で救いがないし、ひどすぎる。誰か親身になって助けてやれよ、とか言っていたが、そんなことを気楽に韓国人が出来るくらいなら、こんな映画を作る必要無い。

こんなに敵が多くて、外聞が悪くて親も見放すくらいに不運で、居場所もなくて、しかも若い女性を、ひとり二人や十人くらいの人が助けようとしたって、韓国社会では一緒に潰されかねない。よほど力のある人ならできるかもしれないけれど、そんな人は見栄っ張りだし利益のないことはしようとしない。日本人が見たら信じられない親たちとか、平気で相手を追い詰めたりとか、韓国人が見たら結構あるあるなんだと思う。

若い女の子がちょっとしたことで恥をかいたからもう生きてけないって死ぬとか珍しくもない。あんなに親しくしようとしてた友達だって怖くて逃げることしかできないのは当然なのかもしれない。

慰安婦のバアさんをかわいそうだと熱心に助けるのは、それで利益を得る市民団体に力があるから、協力することに不利益がなくて、晴れがましいことだとされてるからで、そうでないなら見向きもされないんじゃないだろうか。韓国だっていい人はいるし、むしろ情に厚くて面倒見がいいって言うけど、面倒な大勢の敵を相手にしてまでとかそんな人がいないのは、不買運動みててもわかる。

この監督のメッセージはだからタイトルについて考えるとほとんど出てる気がする。この子の名前はハンゴンジュで、漢字で書くと韓公主、韓国の王女ってことになる。この救いのない子が、こんな生きづらい生活してるのにきれいな歌声で歌って、どんなに生きたいと思ってるかって、どんなに理不尽な目に会っても生きようとしてるかって、そんな映画を作る。こんなことが現実に起こってるんだってことをとことんリアルに知らせる。

この映画を見た多くの人が苦しくなって、こんな社会を心底恥ずかしいと思って、それでも何としても生きてほしいと思う。そうしたら、せめてこの映画の中でなら、河に飛び込んでも泳いで生き残れるかもしれない。それは幻だけど、観た人たちのたくさんの心がそう願うんならこの子は生きれるんだよって話になる。

多くの勇者が守りたいと願う王女様になったとしたら、こんな国でもきっと生きていけるはず、とかね。

なんか現実よりさらに悲しくて虚しくなっちゃう事かもしれないけれど、、そーいう現実よりはずっとあったかい監督とか製作者たちの気持ちのほうを見てほしい映画だよ。

韓国の社会派映画ってみんな残酷でリアルで激しいけど、この映画はそこがちょっと違ってると思う。無理して作ったみたいだし。ホントに丁寧で良くできた映画だと思う。