戦場を駆ける男
プロット
アメリカ
03月21日 1952 劇場で
地球を駆ける男
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説
プロット
日本
12月23日 2000 劇場で
フィッシュチャイルド ある湖の伝説
プロット
アルゼンチン・フランス・スペイン合作
01月01日 1900 劇場で
ゾンビ伝説
プロット
アメリカ
01月01日 1900 劇場で
1917 命をかけた伝令
プロット
イギリス・アメリカ合作
02月14日 2020 劇場で
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ジミー、野を駆ける伝説コメント(15)
背景に映るアイルランドの緑の美しさが、人間の小ささ、愚かしさをあぶり出しているように思う。
しかし、ジミーと周りの人たちを見れば、人間のよい面も見えてくる。
人間の長い歴史からすると小さな出来事なのだろう。しかし、私たちの日常は、後生の人からするとちっぽけなのかもしれないが、今を生きる私たちにとっては重要な日々なのだ❗
特筆すべきは労働者の集会所の描写。
当時の文化的弾圧/制限の中で、労働者達が自身の自由を信じて行動し自由を謳歌する。
集会所の再建から始まり、読書会、ボクシング、歌、ダンス。
序盤「何もすることが無い」と鬱屈した若者達が村の熟年層と共に知識を、技術を体得する。
特にダンスシーンの活気、躍動感。
差し込まれる教会説法場面の退屈さも相まって非常に楽しい場面になっていました。
人物の描写も丁寧。
主人公であるジミー・グラルトンや彼を支持する同年代の仲間達が丁寧に描かれると同時に。
彼を慕う若者達の描写も丁寧で、きちんと性格が把握できる作りに。
集会所の中で多くの人間が踊る中、特定の人物を効果的にクローズアップ。
彼等の行動を通して性格を把握させる作りには好感が持てました。
労働者達の活動を規制/弾圧しようとする勢力の傲慢さも印象的。
ジミー達と対峙するのは主にキリスト教聖職者。
自らの教区で教会主催では無い活動が行われることを良しとせず、あらゆる方法で妨害を画策する。
口では美辞麗句を述べるものの行動の源泉は憎悪。
キリストの教義は全く関係なく自らの統制下に無いものを憎悪する醜い姿が炙り出されていました。
本作で描かれる労働者の自由は現在からみれば規制の対象にすべきではないものばかり。
…フッと我に返れば現在の日本も風営法で深夜ダンス営業が禁止。
社会の風紀を乱す、周辺住民に迷惑をかける等の課題があるのは分かりますが。
自身は踊らないので実害は無いですが踊る自由を簡単に手放して良いのか、一度手放すと取り返せなくなるのでは、という危機感を改めて感じました。
自由のために団結して闘う人々を丁寧に描いた本作。
余談ですが、キリスト教聖職者側に見覚えのある方。
BBCドラマ「SHERLOCK」でジム・モリアーティを演じるアンドリュー・スコットが。
端役なのですが「SHERLOCK」の影響で全てを裏で操る首謀者に見えてくる。
その観点で見ると…全ての発言に裏があるような。。
決して派手な作品で無いですが確かに面白い作品だと思います。
オススメです。
しかし、映画はそんなに難しいものではない。
ジミーは仲間たちとスポーツや美術、音楽、ダンスを楽しめる集会所を作った事から村を追い出されてしまう。そんな彼が10年ぶりに緑の草原の故郷、リートリムに戻るところから映画は始まる。そろそろ白髪も散らばるジミーだが、待っていたのは年老いた母と恋人、そして昔の仲間たち。彼は仲間たちの強い希望に促され、再び集会所を開く。しかし、古い秩序を主張する人々の暴力は止まらない。遂に、集会所は焼かれ、彼はまた故郷を追い出され、アメリカに送られていく。
今朝、恐ろしいイスラムのテロの犠牲となったなんとも悲しい日本人の死を知った。しかし、この映画は伝えているのはどちらが正しいか否かではない、追い詰めているものは何かだ。恐怖も貧困もない、秩序ある世界を生み出すものは、暴力や権力ではなく、どこにでもある、日々安らかな「スポーツや美術、音楽、ダンス」ということなのではないだろうか。
教会の権威ってこんな閉鎖的なものだったんですね。自由を得ることがこんなに大変な時代があったなんて。
普通の要求を求めているだけなのに危険思想のレッテル貼られ国外追放なんて。
母の強い意志と神父が放つラストの一言が救いか。