スウェーデンの世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの半生を映画化したドラマ。スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞で監督賞、主演女優賞など4部門を受賞し、人口950万人の同国で50万人以上を動員した。スウェーデンの小さな田舎町で、両親や5歳の娘と暮らすシングルマザーのモニカ。電話交換手の仕事をしながらジャズクラブで歌手活動も行なう彼女は、厳格な父親から「母親失格」の烙印を押されながらも、歌手としての成功を夢見て励んでいた。とある評論家に誘われ、ジャズの聖地ニューヨークでステージに立つという大きなチャンスに恵まれたモニカだったが、ニューヨークでのライブは大失敗に終わってしまう。「自分にしか歌えない歌」を追い求めるモニカは、英語ではなくスウェーデン語でジャズを歌うことを思いつく。物語を彩るジャズの名曲の数々はもちろん、北欧デザインの全盛期である1950~60年代を再現したインテリアやファッションにも注目。
ストックホルムでワルツをコメント(20)
素敵な話すぎる感じもしたけど、素敵な音楽とともにそんな夢心地な時間があってもいいじゃないと思いました。
実話なんですね。
うらやましい人生。
この方知らなかったけど、主演女優さんそっくり。
2015.02.28.リヴェンジで再見。
少なからず全て女性に見受けられる性質の極北を見せられ、若干グロッキーになる一本。
映画や音楽、絵画等全ての芸術は、残った作品が全て!
作者の人間性は問題に上がるもんじゃ無い。
のは分かっていても、コレはシンドかった…
音楽は選曲、使い方共に良かった。
けれどやっぱり「幼稚で我儘な、オンナノコ」気質の主人公に最後まで共感出来ず。
演技が良いだけに、余計に疲労感が溜まった。
作品としては良、個人的には勘弁願いたい作品。
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寝ました、産まれて初めて…の一本。
早起きと長旅と、若干のアルコールにより、
開始10分程、主人公がアメリカに渡り、「(黒人と)楽屋は一緒でいい!」と啖呵を切ったところで、睡魔の誘いにどうにも抗えず…
観てないので評価は無し、自分が情けなく…
映画作品にも本当に申し訳ないので、必ずやリベンジします!
売れっ子歌手になるために家族も愛も犠牲にして身勝手に突き進むモニカ。歌手の一代成功記って天狗になり酒におぼれて回りに迷惑かけてという、一連の流れとあまり変わりないけどこのお話は少し緩めです。
娘もけなげに味方をし、モニカの生き方にずっと否定的な父親も最後には声に出して認めてくれる、というのがうれしいお話でしょうか。
スウェーデンが誇る世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの
半生を映画化した作品。ジャズに詳しくない私は知らなかったが、
流れるジャズ音楽を聴いた途端、幾度もスウィングしたくなるほど
素晴らしい音楽が今作最大の特徴。本国で大ヒットしたのも頷ける。
実在のモニカを演じるのは、これも歌姫であるE・マグナソンという
女性歌手で(ご本人とソックリ)綺麗なうえに歌がめっぽう巧い!(美)
というわけで音楽面は難なくクリアの作品だが、ご本人の生活態度、
特にモニカの類稀なる上昇志向とその人間性には唖然とさせられる。
私は某日本人歌手を連想してしまったが、もちろん松田聖子である。
アイドル時代から第一線を守り今では大スターの風格すら手に入れた
彼女だが、その生き方の独善性には様々な噂を立てられた。そして、
その矢面に立たされたのは娘の沙也加である。成長した彼女が母親に
ついて語ったドキュメントでその冷静な態度に驚いたが、今作の娘も
母親に振り回されながら冷静な視点で見守るという微妙な立場だった。
頂点に立つ為には手段を選ばない(特に男性面で)娘と、頑固な父親の
葛藤対決シーンもどこかで見たような展開だったが、自身の夢を当に
諦めた父親が成功しようとしている娘をあそこまで貶める必要もない
だろうに…と、この部分ではただ父親に認められたいが為に公妃まで
上り詰めるしかなかったG・ケリーを彷彿とさせられた。子の人生は
親の有り様によって決まることが多く、反面教師になるのも血筋の技。
モニカの人生は吉凶混合だが、その歌声と音楽性は本当に素晴らしい。
(名立たるアーティストが次々と登場。鑑賞後は、さぁ「歩いて帰ろう」)
詳しくはありませんがジャズのテンポや雰囲気が好きで、開演前はお洒落な感じの映画かなー程度の気持ちでした。
心模様が繊細に表現されていて、父と娘のすれ違いと繋がりを感じて涙が溢れました。
映画館ではこんなに泣いたことありません。態とらしく無く丁寧に描かれていたからだと思います。