おみおくりの作法 プロット

孤独死した人を弔う仕事をする民生係の男が、故人の人生を紐解き、新たな人々との出会いから、生きることとは何かを見つめ直していく姿を描いたイギリス製ヒューマンドラマ。「フル・モンティ」「パルーカヴィル」などのプロデューサーとして知られるウベルト・パゾリーニが監督・脚本を手がけ、「ワールズ・エンド
酔っぱらいが世界を救う!」「戦火の馬」のエディ・マーサンが主演。人気ドラマ「ダウントン・アビー」のジョアンヌ・フロガットらが共演した。ロンドンに暮らすジョン・メイは、孤独死した人を弔う民生係として働いてきが、人員整理で解雇を言い渡され、自宅の真向かいに住むビリーの弔いが最後の案件になる。これまでも誠実に故人と向き合い、弔いをしてきたジョンだったが、最後の仕事にはいつも以上に熱心になり、故人を知る人を訪ね、葬儀に招く旅を経て、心の中に変化が生じていく。

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おみおくりの作法コメント(20)

Kxhgosspmin
Kxhgosspmin
しっとりとした地味ーな映画でした。しかし映像には凄くこだわりを感じました。色彩などこだわってないようでこだわっているのでは。
ほんのり笑えて泣ける良作だと思います。
zznazo
zznazo
ネタバレ! クリックして本文を読む
真面目に誠実に仕事をやってきたのに、おそらく公務員みたいな役職なのに、突然の解雇通告。ここも合点がいかないが、結局は報われない人生なのだ。しかし主人公的には最後の日は幸せを感じていただろう。
最後にファンタジーの世界に突然入り込むが、これを信じられるなら、もっと前に救ってくれよと思う。だって彼は見返りもない作業に一生懸命取り組んできたのだから。彼には特に幸せになって欲しかったのに結末が残酷。
Onrgfindts
Onrgfindts
孤独死。監督が日本のニュースでこの言葉を知って、感銘して制作された映画。監督ご自身が”孤独死”の予備軍だそうだ。
メイのコレクションの孤独死した人々の写真。本当に孤独死された方々のものだそうだ。
(新聞インタビューから)

自分のことを誰が理解しようとしてくれているのだろう?時折、叫びだしたくなるような思いに駆られる。
それは、たくさんの人に、家族に囲まれていようと、時折心の中をよぎる思い。
せめて、ジョンメイのように、理解しようとしてくれる人がいればと涙が頬を伝う。

そして、まさか、それはないだろうという展開。
人のためにと心を砕くことに疲れた心に衝撃の展開。
それでも、そこからまた思わぬ展開のラストに、こんなことがあるのなら、もう少し人のために頑張ってもいいかなと背中を押してくれる。

映像の一つ一つが、額に入れて飾りたいほど、魅力的。
ビリーを追っていく中で、少しずつ今までやらなかったことに踏み出すメイ。
色使いも、カメラワークも、ある時点を境に変わっていく。
丁寧に計算し尽くされた映画。

そして、エディ氏の虜になる。電話の応答の一人芝居。抑えた演技の中の情緒の豊かさ。笑わせようとしていないのに、その佇まいにくすっとくる絶妙な演技。目が離せなくなる。

静物画のような淡々とした映画。
だのに、みぞおちをえぐられる。
心の宝物にしたくなるような映画。
Unlqeatieots
Unlqeatieots
物静かな映画で雰囲気はかなり好きだった。
ジョンは何故ビリーにあそこまで深く関わったのか。
ビリーは簡単にいうと荒くれ者でそこまで惹かれる理由もないような。
荒くれ者なのに周りの人達から人望があった、そういう不思議な魅力に惹かれたのかもしれない。
もしくは自分とは全く違う人生の男に興味をもったのか、単に最後の仕事だからと気合いを入れて頑張っただけなのか。
墓まで譲るあたりただ仕事で頑張っただけとは考えにくい。
しかしまあ最後の最後にあんな事になるとはなんともやり切れないというか酷というか。
ラストシーンをあぁしたかったからジョンをあぁしたとしか思えないけど他にもっとやりようがあったんじゃないかと思う。
あのあと普通に彼女とうまくいき、天命を全うし、あのラストシーンでも良かったのに。
このラストシーンも好きだけどジョンには幸せになってほしかった。
ただ、最後の最後に今までしてきた事が報われた場面はすごくよかった。
死人に想いはないと上司に言われたけど、そんな事ないんじゃないかと思わせてくれた。
故人の皆ジョンには感謝していた。
そういう意味では、ジョンは幸せになれたと思う。
AinoeceArlcmctl
AinoeceArlcmctl
「私は孤独です」

最後までそう理解しているからこその安心感がある。

非常に淡々としたストーリーで、好みは分かれると思う。
可もなく不可もなく。しかしそれが良い。

英語版のタイトルを忘れてしまったが、日本語タイトルの方が陳腐な印象を受けたように思う。
(「Still life」でした。)

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