アウシュヴィッツ・レポート プロット

アウシュビッツ強制収容所を脱走した2人の若いスロバキア系ユダヤ人のレポートによって、12万人のユダヤ人の命が救われた実話を映画化した人間ドラマ。第2次世界大戦中の1944年、ユダヤ人が収監されたアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所で、過酷な労働を強いられて殺害される人々の遺体記録係をしているスロバキア人のアルフレートは、ナチスドイツによる、その残虐な行為の証拠を持ち出し、有力者に届けるために脱走を企てる。協力した仲間たちは「正直に話せば全員宿舎に戻れるんだぞ」と執拗に拷問されるが、アルフレートたちはホロコーストの真実を世界に伝えるため国境を目指す。奇跡的に救出された2人は、赤十字職員にアウシュビッツの実態を告白し、レポートとして提出するが……。脱走する2人を「オフィーリア
奪われた王国」のノエル・ツツォル、新人のペテル・オンドレイチカが演じるほか、2人を救済する赤十字職員役を「ハムナプトラ」シリーズのジョン・ハナーが演じる。第93回アカデミー国際長編映画賞のノミネート作品選考に際し、スロバキアの代表作品に選出された。

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アウシュヴィッツ・レポートコメント(20)

Vayeahelthh
Vayeahelthh
本作は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツが主にユダヤ人を集め、強制労働と「絶滅政策(ホロコースト)」を行なっていた「アウシュヴィッツ強制収容所」での実話をベースに作られた映画です。
いくら戦時中とはいえ、このような150万人規模(1日に3000人規模)の虐殺が行なわれていれば、さすがに大きな問題となるはずです。
ところが、中立的な人道支援を行なう赤十字社などにも真相が掴めないようになっていたのです。
そこで、「アウシュヴィッツ強制収容所」を空爆で吹き飛ばすことによって、このような残虐行為を止めようという根本的な解決策を模索する動きが出てきます。
とは言え、情報統制もしっかりとなされて鉄壁なガードがある「アウシュヴィッツ」から、どうやって外部に真相を伝えたらいいのでしょうか?
そこで、2人の青年が命がけの脱走をはかり、何とか「アウシュヴィッツ」の実情を伝えようとするのです。
このように本作は、2020年のアカデミー賞で話題となった「1917 命をかけた伝令」に似た構造もあります。
また、当然1994年のアカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞など7部門受賞した「シンドラーのリスト」とも共通するものがあります。
94分の作品ですが、50分くらいまでは過酷な「アウシュヴィッツ」での現実が描写され続けます。
50分以降に逃走劇が始まり、生死をかけ三半規管が麻痺したような状態を描くため、カメラワークがかなり斬新な動き方をして臨場感を巧く引き出しています。
そして、彼らの運命はどうなるのでしょうか。
この、いわゆる「アウシュヴィッツ・レポート」によって、何を変え、何を変えられなかったのでしょうか?
ユネスコの世界遺産委員会は再び過ちが起こらないようにと「アウシュヴィッツ」を1979年に世界遺産リストに登録し、今も施設の一部は残っています。

2019年にアカデミー賞で脚色賞を受賞したスパイク・リー監督作「ブラック・クランズマン」では、ラストに現実のニュースをシンクロさせることで一気に作品のクオリティーを上げることに成功していました。
そして、本作はエンドロールの際に、世界各国の政治家を中心に、権力者らのリアルな「発言」を入れ込んでいます。
私たちは本作から何を考えるべきか。決して軽くない映画です。
なお、本作はアカデミー賞の選考に際し、スロバキアの代表作品に選出された映画ですが、「スロバキア・チェコ・ドイツ合作」と、ドイツからも出資されている作品であることに少しの安堵を覚えます。
Kxoignmpssh
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アウシュヴィッツ収容所のおぞましさは今でこそ世界中の誰もが知っているが、そもそもの詳細な実態は命がけでこの場所から脱出した者たちによって外へと伝えられた。本作はいわゆる収容所モノではあるが、重点が置かれるのは”生き延びる”ことではなく、むしろ”伝える”ということ。1分1秒が惜しい。このわずかな時間にどれだけの命が奪われていることか。息も絶え絶えに山道をゆく主人公らを駆り立てるのは、そういった人々を救いたい、救わねばという使命感だ。やがてその思いが客観的事実に基づくレポートとなるわけだが、テーブルを挟んで地獄の実情を受け止める人々の表情が印象深い。特にそのやりとりを長回しで描くくだりは両者の感情のうねりがシビアに伝わってきて、極めて忘れがたいものに仕上がっている。主人公がスロバキア人であり、本作がスロバキア映画であるのも、我々がこれまであまり目にすることのなかった興味深い視点と言えるだろう。
Onhipssgxmk
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アウシュビッツレポート

「サウルの息子」っぽい作り。観賞後、とても鬱々とした気分にさせられる、というのは最大限の賞賛。人の鬱屈状態を、まるでその人になり切ったかのごとく主観的に体験させるという、表現方法が秀逸。セリフがほとんどない。マッドマックス怒りのデスロードと同レベルぐらいにセリフがない。カメラが常に揺れている。カメラから見える景色は、ほとんどが主人公の主観。全体がハッキリと映し出されるようなカットはひとつもない。ピントが合ってない。夜のシーンが多く。空は常に曇っている。晴れの日は一度も映らない。

私は当然アウシュビッツの囚人ではない・・・がしかし、この映画の主人公の鬱屈した状態が、私がこれまで経験してきた鬱屈した状態に共鳴し、映画に入り込むことができた。

自分がもし絶望的な状況に陥ったらどうするのか?を考えてしまった。なってみないとわからん。

うーん。自分がほぼ100%死ぬと決まった時に、人は他人の幻想の中に生きることを望む、ということなのかもな。「何かを伝える」というのは、他人の幻想の中に自分の存在を残すということだ。
Gpmxosikhsn
Gpmxosikhsn
表題(↑)は、子供の頃に学校で読み聞かせして貰った衝撃のままに、帰宅後直ぐに母親に懇願して買って貰った児童図書。
児童図書とカテゴライズされてはいるが、挿絵も含めてかなり臓腑を抉られる感じなので、多少の心構えは必要だが、ホロコーストの話になるといつも人に薦めてる一冊である。良かったら是非。
そんなこんなで、歴史好きのままオジサンになったので、ホロコーストに関しても「悲惨」とか「差別」等々の一般的な感覚からは、少し俯瞰して見ることが出来る様になった気がする。正義は見る角度と時間で常に変化するってやつでして、最近はそう言った意味で角度の違う作品が続々と生まれてくるので、ありがたいことです。
この作品は一見ストレート(従来通り)に見受けられたりしますが、絶妙な違和感が最後の最後スタッフロールで爆発するという、何とも後味の(良い意味で)悪いものに仕上がっておりました。闇を覗くとき、闇もまたコチラを覗いている。って感じでしたね。お見事です。
Hngisxpsmko
Hngisxpsmko
収容所から脱出するまでの物語と思っていたのですが、その後の連合国側での展開が印象的でした。
やっと連合国側に脱出出来たのに、アウシュヴィッツの現状を説明しても、すぐ対応してくれないのには、何で?!と言いたかったです。
せっかく仲間たちが、収容所から脱出させてくれたのに・・。
ところで、劇中で収容所の名前をビルケナウと呼んでいましたが、アウシュヴィッツでは?と思い調べてみたところ、第二強制収容所があった場所の名前でした。
(Vガンダムに登場したモビルアーマーの名前は、これから取っていたのか)
今更ですが、こんな初歩的なことを知らずに、映画を観ていた自分が、情けなかったです。

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