虹をわたって
プロット
日本
09月29日 1972 劇場で
僕が愛したすべての君へ
プロット
日本
10月07日 2022 劇場で
スリルのすべて
プロット
アメリカ
10月26日 1963 劇場で
男が帰ってきた
プロット
レバノン
09月23日 2017 劇場で
すべてをあなたに(1996)
プロット
アメリカ
02月15日 1997 劇場で
すべて彼女のために
プロット
フランス
02月27日 2010 劇場で
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すべてが変わった日コメント(20)
主人公の老夫婦ジョージとマーガレットは、息子ジェームズとその妻ローナ、孫ジミーの6人家族として、郊外の牧場で幸せに暮らしていた。ところがある日、息子が急死。妻と孫は、家を離れて街で暮らすことに。さらに新しい伴侶と出会って再婚し、新しい夫(ドニー)の実家があるノースダコタに引っ越して行ってしまった。ある日、新しい夫が妻や孫に暴力をふるっているところを目撃してしまった老夫婦の妻は、孫を取り返すべく、ノースダコタへ乗り込むのだった...
こう書いていても、なんだか変な話だなあと思えるが、さらにドニーを含む3人の息子たちを高圧的に支配し続けている一家の女主人ブランシェ、先住民だという理由だけで小さい頃から差別を受けて今は人里離れてひとり暮らしている若者ピーター、とさまざまな人が入り乱れ、マーガレットとジョージの夫婦対ブランシェ率いるウィーボーイ一家の壮絶な対決へとなだれ込んでいくのだった。
やっぱり、「なんだ?この話」だなあ。
でも観られることは観られるんだよね。それもけっこうおもしろく。警官をはじめとしたノースダコタの人々の不穏な態度は、見事にこちらを圧迫してくるし、ピーターとの出会いはなんだか雄大な自然の中でおおらかな気持ちになるし。たぶん、各シーンでの効果音というか音楽の妙があるんだと思う。
楽しんでおいて言うのはどうかと思うが、もしも「ひとことで言うとどんな映画なの?」と聞かれたら、俺は「きしょい映画(気持ち悪い映画)」と答えるだろうなあ。
J24さんのレビュータイトル「各々のキャラに感情移入しにくい部分はあるが...」は傑作だと思う。ほんとに、誰にも感情移入しにくい。なんでそうなっちゃうの? というトンデモ映画だと思う。そしてピーターの位置がまたわからない。なんのためにピーターをストーリーの中に配置してきたんだろう? それがまた絶妙に「なんだ?この映画」感を高めてくれている。
いやあ、不思議な話だった。そして観終わった感覚は、ちっとも爽快でもハートウォーミングでもありません。かといって、不思議な世界を体験した的な充実感もない。いったい、なんだったんだ、この映画?
マーガレットは、何も言わずに引っ越してしまった義理の娘夫婦と孫を探す事を決意し、ケビン・コスナー演じる夫を暴走気味に引っ張っていく。だが、その先にはカルト教祖的に一族を支配する鬼女ブランシュが立ちはだかる。
マーガレットとブランシュの最初の鍔迫り合いは、見ているこっちがいたたまれなくなるくらい迫力満点。切れ味抜群の言葉の応酬だから、下手に近づくと火傷しちゃいそう。
最初の山場とクライマックスは、息を飲むくらい空気が張りつめるんだけど、それ以外のシーンがゆったりとした音楽も相まって眠気を誘う。
ケビン・コスナーとダイアン・レインを観たい僕にとっては、それなりに満足。そうじゃない人はどうなんだろう。
息子を失って3年、何となく哀しげで皮肉っぽい主人公夫婦。何がなんでも孫を引き取りたいマーガレットと、あまり乗り気でないジョージ。微妙に一致しない気持ちのまま、少ない手がかりでウィボーイ家を探すが・・・。
ストーリーは、終始曇り空な感じの陰鬱な雰囲気。非常に好みです。
のっけから義理の娘の2度目の結婚式。。
息子じゃない誰かと一緒になる。両親の心境はどのようなものか。
孫を取り戻す!って言っても、もっと穏やかな方法はなかったのかな~とも思いつつ、いささかディズニー映画のヴィランのようなブランチやその一家との緊張感はたまらない。
不穏な食卓・・・圧倒的不利な状況下でも言われっぱなしじゃないマーガレットに胸アツくなる!!
そしてローナとの関係性。彼女にとっちゃ残るも戻るも・・・とまでは言わないが、決してこの2人も良い嫁姑関係じゃなかった所も、物語を深くしていますね。
また、イマイチ信頼できない雰囲気、からのやっぱりヤバい奴だったビルや、弱気ながら心優しいピーターの存在感も抜群!!
ラストの山場からクライマックスの展開も、胸が狂おしくなること必須!!ジョージの決意よ・・・。
しかし何でしょう・・・
名優さんってのはどうしてこう、ちょっとした表情ひとつでも画を作ってしまえるのでしょうか。
演技とか全然詳しくないですが、本作の主人公2人はとにかく素晴らしいですね♪
それだけでなく、脇を固めるキャラクターも素晴らしかった本作は、間違いなく今年の中でも3本の指に入る名作になりそうです。
愛情深さは伝わりつつも、息子の死後何となく雰囲気の良くなかったふたりが、旅を通じだんだんと想いをひとつにさせていく様に涙が溢れた傑作だった。
1963年モンタナ、一人息子に子どもが生まれ、初孫と幸せに暮らしていた調教師のマーガレットと元保安官のジョージだったが、ある日息子が落馬して死んでしまう。残された嫁は3年後、孫を連れて再婚し、別居するが、たまたま新しい夫が嫁と孫に暴力をふるうのをマーガレットが目撃する。翌日、様子を見るために手作りケーキを持ってアパートに行くが、夫の実家ウィボーイ家に引っ越した後だった。日常的にDVを受けていると確信し、マーガレットは二人を連れ戻すことにする。仕方なくジョージも同行し、大自然の中を運転する。休憩していると一人暮らしをしているネイティブアメリカンの青年と出会う。ウィボーイ家のある町に着くと、まず夫のいとこという男に会い、その後、実家に招かれる。そこでは、ウィボーイ家の4代目という女主人がすべてを取り仕切っており、非常に身勝手で暴力的な支配をしいていた。そこに嫁と可愛い孫が帰ってくるが、遠方から会いに来たと言っているのに早々に寝かせてしまう。その夜は一旦引き下がるが、このままでは孫もウィボーイ家の人間のようになってしまう、と、翌日に嫁の勤め先のモールに行き、二人を引き取るから深夜2時にモーテルに来るように言う。
もう嫌な予感しかしないが、案の定、モーテルにはウィボーイ一家が襲いに来る。そこで家から持ってきていた銃をジョージが引くと、逆に「二度と引き金を引けないようにしてやる」と斧でジョージの指を切ってしまう。病院で手当てを受けた後に来た保安官は、地元の有力者ウィボーイ家の味方であり、孫を連れ戻そうという考えが誤りだと言われる。
怒りと悲しみに暮れ、再度大自然の中をマーガレットの運転で戻ってくるが、痛みに苦しむ夫を見て、彼女は行く道で出会ったネイティブアメリカンの青年を思い出し、彼の家に向かう。なぜ彼は一人で暮らしているのかといった身の上話をしつつ夜を過ごさせてもらう。すると、これまで孫たちを取り戻すことに消極的だったジョージは、夜のうちに抜け出し、車でウィボーイ家へ向かう。
確かに孫と血がつながっているのはマーガレットとジョージだが、正当性はあるのかどうか。
それ以外に、身寄りがないという嫁との交流、モンタナの大自然、馬の安楽死の時に耳元でささやいた言葉とジョージの最期にささやいた言葉、1960年代アメリカの保守的な社会、マーガレットが初対面の人に対する時の社交などが見どころだった。
土臭くてドロドロしてそうなのに、ケビン・コスナーとダイアン・レインが出演するという、そのギャップがどう生かされてるのか凄く楽しみにしてました。
○まず、コスナー。年取ってもかっこ良さは変わらず。体の線もそんなに崩れていなくて、ガッチリ頼れる男という感じ!→でも行動が(^◇^;) 奥さんの尻に引かれて言われるままに残念な結果に…。元保安官であれば、もう少しやりようがあったのでは?あれじゃ撃沈するのは当たり前かと。
○ダイアンレインも美しさと上品さはそのまま。→暴れ馬を調教する仕事をしているというだけあって、ジャジャ馬感を押し出している。が、上品さが邪魔してる。コスナーを振り回して、最後は悲しい結末にしてしまう行動に共感できないのと、その後のいまいち反省していない感じに違和感。
○謎の一族の圧が凄い。ある意味、善悪対照的なおばあちゃん対決とも言える本作。特に一族牛耳る怖〜いおばあちゃんの存在感が半端ない。→意図的なのか、一族の背景が全く説明されておらず、何故ここまで警察にも顔が効いてるのかわからずモヤモヤ。
○原住民の青年、DV夫婦の描き方が薄く勿体ない。特に義嫁と孫が夫からの暴力を受けて、それを救出するのが目的なのに、その場面は一度だけ。
とはいえ、もし自分の孫が同じような状況下に置かれていたら、どんな行動が取れるのか? このテーマを考えたことが無かったし、他の作品でも観たことがありませんでした。この春、初孫誕生したばかりで、身につまされました。