マタインディオス、聖なる村
プロット
ペルー
06月18日 2022 劇場で
濁った水
プロット
スペイン
11月30日 1990 劇場で
ぼくを葬(おく)る
プロット
フランス
04月22日 2006 劇場で
朝がくるとむなしくなる
プロット
日本
12月01日 2023 劇場で
絵の中のぼくの村
プロット
日本
07月13日 1996 劇場で
ひいくんのあるく町
プロット
日本
09月02日 2017 劇場で
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黒く濁る村コメント(7)
自宅にて鑑賞。韓国産で原題"이끼"。相変わらずのよく判らない邦題だが、Y.テホのweb配信された同題コミックが原作。161分と長めの尺だが、決して駆け足や中だるみ等を感じさせないゆったりとした作り。その一例として、タイトルコール迄16分も掛るが、この間にH.ジュノ演じる“ユ・モッキョン”のカリスマ性やそもそもとなる30年前をしっかりと描いている。意地汚い者の純粋さ、敬虔な者の醜さ、純真な者の強かさ等、人間臭い深い心情が前面に押し出された物語だが、混乱せず共感出来る範囲内で巧く纏めている。65/100点。
・ストーリー自体は概ね想定内と云えるが、ラストの表情のアップで或る仕掛けに気付かされ、鑑賞者自身の置かれた立ち位置で、後味が変化するかもしれない。作り手はストーリーテリングや感情の誘導の手腕に長けていると感じた。ただ驚く程の意外性が無い分、やや小粒な印象が残ってしまう。
・よく考えれば、本作の骨組みはステロタイプな先入観に支えられており、あくまでその上で成立している事に気付かされる。その意味で、どの程度絵空事と思えるか、どこ迄がリアルに感じ取れるかにより、評価が分かれるのではないだろうか。
・後半、P.ヘイルの“ユ・ヘグク”の母親がツイストに絡んでくるのかと思ったが、母親については一切触れられなかった。そして何故、20年も父親と疎遠だったのかも説明が無く、謎である。
・演者達──特に男性キャストは鬘とメイクを駆使して、青年期から老いに差し掛かる現在迄を自身が演じている。
・“キム・ドクチョン”がそれ迄の心の内を吐露する独白のシーン──演じるY.ヘジンの長科白で延々と感情をぶつける熱演が凄く佳かった。鍵となる謎多き“イ・ヨンジ”のユソンも少女期から現在迄の演じ分けは流石。そして何と云っても“チョン・ヨンドク”のJ.ジェヨン、彼の存在感溢れる演技が無ければ本作は霞んでしまい、成り立たなかったであろう。
・鑑賞日:2017年9月10日(日)
父の死を調べ始めた主人公は命を狙われ・・・。
スリラーだが、ちょっと長いので肩が凝る。
※鑑賞直後のメモから
主人公が堺雅人並みに一見なよっと!しているから、観ていてかなりハラハラしてしまう。
後半のダークな雰囲気がこの作品の持ち味。
2010年12月8日 シアターN渋谷/シアター1
が、ミステリーとしてはよくまとめてあったと思います。
「八つ墓村」を思い出すつくりの村に、怪しげな村民たち。
過去のある事件と、現在進行形の出来事。
親子関係、師弟関係、いろんな意味での兄弟関係。
韓国人の信仰心について深く知らないので、外から眺めている気分でしたが
飽きずにじっくり観られました。
この作品ですごいのはミステリーにつきもののアリバイだとか密室だとかいったトリックらしいトリックがでてこないところ。
はぐらし方がかなり上手くて、映像であることをきちんと利用して答えを提示しているのが好感触。
70歳を過ぎた村長を演じた俳優さんの実年齢は35歳!
老けメイクに違和感がありましたが、演技はよかった。
余談ですが、
途中で、役者さんのアップが小刻みに揺れるシーンがあり、
「TRICK」のパクリか!
と思ったら、役者さんが実際に震えていたんですね。