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母なる大地 プロット イタリア 01月01日 1900 劇場で
ある女の存在証明 プロット イタリア 06月07日 1986 劇場で
人間の証明 プロット 日本 10月08日 1977 劇場で
身分証明書 プロット ポーランド 01月01日 1900 劇場で
英雄の証明 プロット イラン・フランス合作 04月01日 2022 劇場で
静かなるドン 黎明篇 プロット ソ連 08月09日 1958 劇場で
母なる証明コメント(20)
まず音楽の使い方が素晴らしかったように思う。印象的で、感情表現を一層高めるその効果は絶大だった。
映像も素晴らしくて、なんであんなくすんだ物事・事柄があんなにもキレイに表現できるのかと─ちょっとした驚愕。しかも、ただ安定した映像を連ねるだけでなく、カメラをかなりアクションさせた映像というのもふんだんに盛り込まれていて、それによって絵のメリハリ出ていたように思ったし、内容・映像・音楽、完璧な絡み合いで相当見入ってしまった。
障がいを持った息子を溺愛しすぎな母が物語が進むにつれ不気味さがどんどん際立ってくる。
息子も障がい者には見えないくらい顔立ちが整っている。
この親子は第一印象と映画を見終わった後では180度印象が変わったといっても過言ではない。
息子が殺人犯として逮捕され、(この映画でも警察の捜査はいい加減😫)無実を信じる母親は独自に犯人を探し始める。怪しい人物を見つけるが、、、
母親のとった行動は人として間違っている。でも、母親として正直に生きればあのような行動になってしまう可能性も、、、決して正しくない、間違った母親の愛情を描きたかったのだろうか。正しくはなくても愛は確実にある。
別の人物が無実なのに逮捕され、申し訳なく思い号泣しても、何事もないように以前と変わらない、息子との生活を送っている。ずっと闇を抱えて生きていく。
不思議だったのは、バスツアーの様子。韓国のおばさま達はバスツアーであんな風に踊り出すことはよくある事なのか?それともパロディ?
何度も何度も、この人が犯人?と思わせる展開にドキドキしながらも、ワクワクして鑑賞。
母からの無性の愛の強さ。
一歩間違うと、自分自身が罪人に。
殺されたアジョンの携帯にもっとやばい人間がうつってて(警察関係者とか、権力者とか)るのかと思いきや、そうではなくて、ガックシ。
真犯人のジョンパルがでてきた時に、トジュン(ウォンビン)の母が流した涙とはどんな意味があったのか。
我が子の無実が証明された安堵感からか。それとも、自分の侵した罪への罪悪感からなのか。
日本ではこういう系を作るのは難しそうですね。
見ていてうざったくなるのは母親の素晴らしい演技力なのかなと。
踊っているという意味ではダンサーインザダークと呼べるのかな。
愛情が愛情ではない、毒親が流行?の最中だからこそ見る価値があるかもと思いました。