ザ・スピリット プロット

「シン・シティ」のフランク・ミラーが初の単独監督に挑み、革新的なビジュアルで描いたアクション。スカーレット・ヨハンソン、エバ・メンデスら豪華な女優陣が脇を固める。殉死した元警官デニー・コルトは死の淵から蘇り、スピリットとなって深夜の街で犯罪と戦っていた。やがて宿敵のオクトパスと“ヘラクレスの血”をめぐる争いの中で、彼の壮絶な過去が明かされていく。原作はアメコミ界の大御所ウィル・アイズナーのコミック。

ザ・スピリット 俳優

ザ・スピリット 写真

ザ・スピリット Related

悪魔がはらわたでいけにえで私オンラインで映画を見る
悪魔がはらわたでいけにえで私
プロット  日本
02月23日 劇場で
ARGYLLE アーガイルオンラインで映画を見る
ARGYLLE アーガイル
プロット  イギリス・アメリカ合作
03月01日 劇場で
ソウルフル・ワールドオンラインで映画を見る
ソウルフル・ワールド
プロット  アメリカ
04月12日 劇場で
WILLオンラインで映画を見る
WILL
プロット  日本
02月16日 劇場で
かづゑ的オンラインで映画を見る
かづゑ的
プロット  日本
03月02日 劇場で
キック・ミー 怒りのカンザスオンラインで映画を見る
キック・ミー 怒りのカンザス
プロット  アメリカ
03月15日 劇場で
明けまして、おめでたい人オンラインで映画を見る
明けまして、おめでたい人
プロット  日本
03月01日 劇場で
リトル・エッラオンラインで映画を見る
リトル・エッラ
プロット  スウェーデン・ノルウェー合作
04月05日 劇場で
METライブビューイング2023-24 ビゼー《カルメン》オンラインで映画を見る
METライブビューイング2023-24 ビゼー《カルメン》
プロット  アメリカ
03月08日 劇場で

ザ・スピリットコメント(13)

Torgleaats
Torgleaats
赤色だけは残し、白黒二値にコントラストを強調し、スローモーションでヒーローの颯爽とした動きを強調するオープニングは、すごくスタイリッシュで本編を期待させるものでした。
「シン・シティ」「300」と進めてきたフランク・ミラー監督のモノクロームな世界観は、本作でパートカラームービーとして進化したものといえるでしょう。

この映像でもって、ガブリエル・マクトの渋い声とともに、『ダークナイト』のような世界観を展開すれば、絶対に名作となったことでしょう。
街のスピリットとして、街を愛し、平和を守る気持ちは、バットマンにも劣らないし、一回死んでいる不死身の存在として、バットマン以上の活躍が可能であったはずでした。
けれども敵役がお馬鹿キャラを揃えたため、スタイリッシュでシリアスな映像とは、多にミスマッチなものになってしまいました。
ボス格のオクトパスは、けばけばしい出で立ちに、濃い性格のキャラ。ちょうどバットマンの旧シリーズにイメージが繋がります。そして、オクトパスのクローン技術によって作られた手下たちはどれもそっくりで一様におバカなんです。
そしてオクトパスもなぜか不死身で、スピリットとどんなに死闘を繰り広げても、いつもの碁敵が相対しているかのように決着がつきません。勝負のつかないバトルシーンなんて面白くないなと思いました。

オクトパスとスピリットがなぜ不死身となったのかそのいきさつは、物語の進行とともに明かされます。それはそれで何とか納得できる筋が用意されているのでいいのですが、問題はスピリットの女好き。一度は死んで成仏しているはずなのに、このゾンビみたいなヤツは、まだ生臭で、美女と見るや口説いてしまうのです。死んでも直らない女癖というのは、まさにスピリットものことを指すでしょう。

生前の婚約者であって、今でも相思相愛の外科医エレンの目の前で、昔の恋人であり今は宝石泥棒になったサンドを抱擁し、キスするところを見せつけるなんてどんな神経をしているのでしょう?石田純一でもびっくりするようなヤツなのです。ヒーローが「ナンパ師」なんて、ヒーロー映画としては存在が軽すぎやしませんか。エレンの父親かつ元上司のドーラン刑事がスピリットを、エレンの父親として娘に近づくなと目の敵にするのも解ります。
そんな彼を大きな愛で包み込んでいて、文句も言わず私だけが彼を治せるのと治療するエレンのけなげさが引き立っておりました。

そんなわけで、スピリットに絡む美女の演出にも力が入っております。ドーラン刑事の部下の女刑事とか、敵役のオクトパスの部下、そして早くこっちに来てと手招きしている死に神すら、スピリットに魅了されていて、そのコスチュームも、大きく胸元が開けていたりして、官能的なもの。モノクロな本作に華を添えていました。

それでもスピリットが、本気で惚れているレディとは、実は彼を育んだ街、セントラル・シティなんだという設定には共感できましたね。
続編もできそうな展開で終わったため、次はもっと街を愛するところをもっと見せてほしいと思います。相棒の子猫にもご注目を(かわいい脇役)。
dkertrz
dkertrz
ご存じ、シンシティや300のフランクミラーが
独自の映像美で見せるアクション物。
って紹介ですけど、確かにこの映像は彼にしかできない
独特の素晴らしさなんですけど。
主人公に背景ってうかマイナーすぎて(日本では)
今ひとつ、暗い主人公の背景を持つバットマン等に
比べたらやはり広く知れ渡っていないので
感情移入が出来ない。

ストーリーもヘラクレスの血とかすごーくマイナー。
何かつぼ外れすぎていて映像だけで2時間はつらいよなあ。
面白かったのはコミカルな敵チーム。
サミュエル・L・ジャクソンのぶっ飛んだ悪役の
コスプレやなりきり感が最高。
これだけでも楽しめます。

いずれにせよ主人公、女好きで、死なないし
妙に感情的でテンション高かったり、
女々しかったり、メンタル心配です(笑)
Okmhpxgnsis
Okmhpxgnsis
映像に凝りすぎてたきがするけど。
女優さんは綺麗だった。。
話はアメコミ的展開。脚本というかもうアメコミそのまんまな感じ。
若かりし頃の主人公とヒロインが可愛かった。
主人公のマスクの男性がブルースウィルスに見えたというか聞こえた。声が似てるのか骨格が似てるのか?
Ogpsnsxhmik
Ogpsnsxhmik
一度死んだ筈なのに、
不死身の身体を手に入れたスピリット(ガブリエル・マクト)、
自分の存在証明をかけ、宿敵オクトパス(サミュエル・ジャクソン)に
向っていき、その戦いの過程で自分の過去を思い出していくという、
一応のお話はあるのですが、
ストーリーをロジカルに把握する左脳で観るタイプの人間には、
少し辛い展開です。
原作はアメコミ界の大御所ウィル・アイズナーのコミックと
ありますから、アメリカンなライト感覚で楽しむ
作品なのでしょうね。あるいは、ビジュアルを右脳で
感覚的に楽しむ作品だと思います。
その為に数人の美女を用意してくれています、
私にわかった美女はサラ・ポールソン、
彼女は慎み深い淑女役を演じていました。
悪くて美しくてエロイ女は、エバ・メンデスです。
スカーレット・ヨハンソンはお遊びで出たような
コケテッシュな感じの役どころでした。

この作品を観て、
私は左脳で観るタイプの人間だという事を再認識できました。
Iienrdftefde
Iienrdftefde
ネタバレ! クリックして本文を読む
ウィル・アイズナーの原作なんて、もちろん読んでない^^;
フランク・ミラー。という理由だけで観に行ったのだが、
その前に数々のレビューで、惨澹な作品らしいと分かった。
で、実際に観てみたら、確かにその通り!(爆)
まるで睡眠導入剤をスクリーンから頒布させているような、
さらに飲んでいた鼻炎薬が効き始めた?私もウツウツと…

いや。これは何というか…。
面白い・つまらないは、多分ヒトそれぞれなんだろう作品。
こういうのにハマるヒトもいて、おかしくはないと思う。
美人も多く出ているしねぇ。意味なく主人公と絡むしねぇ。
時折盛り込まれたギャグの小ささや寒さにもめげず、
サミュエルは嬉々揚々とオクトパスを演じちゃってるから、
口のはさみようもない。って感じ?
しかし最近のサミュエル、ノーマルな役がこなくなった^^;

F・ミラー独特の斬新な映像美。赤を基調とした躍動感。
これで主人公がもっと強くてカッコ良かったら(顔以外で)
れっきとしたヒーローもんになりそうな気もするんだけど…
冒頭から「この街」が彼女だ。なんて言っちゃうくらいなら、
その不死身な身体をもっと使え!的な身体能力の低さと、
目に余る陽気な佇まいが緊張感を見事に掻き消している。
G・マクトもE・メンデスも、それなりにビジュアル的に美♪
ではあるので、スカヨハと合わせてそっち系で楽しむとか。
1時間40分弱を乗り切る方法が、多分いろいろあると思う。

…どうでもいい話なのだが(いや、よくもないか)
私の観たシネコンでは、入口のポスターが間違ってて(爆)
なんと「ROOKIES」になっていた。でもって、そのあと続々と
お爺さん達が入ってきたので、これ、マズいんじゃない?と
心配していたのだが、ちゃんと観ていた人が何人かはいた。
エ?いるんだ?ファンが。(しかも高齢者だ!)に驚きつつ、
あんがい美と健康にいい作品なのかもしれない。と思って、
「長寿と繁栄を!」とバルカン的挨拶を心で唱えてしまった。

(まったくスピリットに欠ける感想なのでマスク付けときます)